センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

「先生のクラスで良かった」と思ってもらえるような
素敵な学級を子どもたちと共につくっていきたい

川越市立高階西小学校 勤務
谷口 莉緒さん
教育学部 こども教育学科 初等教育コース 2022年3月卒
埼玉県立朝霞高等学校 出身
谷口 莉緒さん01

子どもたちから信頼され、一緒に成長していくのが喜び

小学校教員として、今年で2年目。現在は、1年生の担任をしています。朝は子どもたちよりも早くに出勤し、その日の授業内容や欠席児童の確認をするなど、子どもたちを迎える準備をします。その後は、授業、休み時間、給食、掃除など、子どもたちと一緒に過ごします。また、下校指導をして子どもたちを送り出した後は、学年の先生がチームになって課題解決に努める「学年会」のほか、宿題やテストの確認、教材研究などの時間に充てています。
 
この仕事の醍醐味は、子どもたちの成長を感じる瞬間が随所にあることです。例えば、クラス全員で取り組んでいる「大縄跳び」もその一つ。取り組みを始めた当初は目標回数にはとても届かなかったのですが、全員で一生懸命練習を重ねたところ、見事に目標を達成。クラス全員で大きな達成感と喜びを分かち合いました。
 
また、年度末には子どもたちから、「来年も先生のクラスがいい」と言われ、とても感激しました。子どもたちからの信頼を実感でき、絆を深めながら一緒に成長していくことに大きな喜びを感じています。
谷口 莉緒さん02

現場学習と演習を軸にしたカリキュラムと、手厚い教員採用対策

学校教育コースは現場学習が豊富で、1年次から小学校に実習に行く機会があります。この経験が現職でも非常に役立っており、特に「事例研究」では応用力が磨かれました。この授業は、教育現場で起こり得るさまざまな問題について、具体的な対応を考えるグループワークです。仲間と意見を交わし、一つの意見にまとめて発表。さらに、その発表の内容について先生からもアドバイスをもらうという実践的な授業で、自分自身が教員になってからもなお、学んだことの意義をかみしめています。
 
また、教員採用試験対策が手厚いのも、淑徳大学の良いところです。面接や論文、集団討議を自分が納得するまで繰り返し練習することができるので、試験本番は自信を持って臨むことができました。

小学校教諭3年目。より高い指導力を身につけたい

教育学部のカリキュラムは幅広く、在学当時から「教員の業務量は多い」という覚悟は持っていました。そのため、就職後も教員に対するイメージはそれほど変わらず、気持ちの上でも慌てることなく業務に取り組むことができました。
 
しかし、最初から全ての業務を把握し切っていたわけではありません。なかでも、校務分掌と呼ばれる業務は、教員になって初めて体験したものでした。これは、教員の役割は担任クラスを受け持つだけでなく、学校運営全体にも全員が携わっていくというもの。最初は戸惑いましたが、よりよい教育環境を整えるためには大切なことだと考え、積極的に携わるようにしています。
 
2024年度は、教員になって3年目の年です。さらに指導力を磨き、子どもたちに対してより多くの成長を促したいと考えています。目標は、自分が担当した子どもたちから「先生のクラスで良かった」と思ってもらえるような素敵な学級をつくること。そのために、同じ学年を担当している先生方から学級経営や授業の方法を学び、実際の指導にもどんどん取り入れていきたいと思っています。
 
淑徳大学は、親身になって話を聞いてくださる先生や仲間がたくさんいます。勉強は楽しくも、時には苦しいこともあります。しかし、そんなときにも先生や仲間と共に乗り越えられる環境があるので、教員をめざしている方はぜひ淑徳大学で学び、夢を実現してほしいと思います。