学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
全ての感覚を研ぎ澄まし
子どもたちにより良い看護を提供したい
千葉県こども病院 HCU 勤務
川上 陽子さん
看護栄養学部 看護学科 2019年卒
千葉県立松戸六実高等学校 出身
五感を駆使した看護を意識し子どもたちを支える看護師として活躍
私は現在、看護師として小児専門病院のHCU(高度治療室)に勤めています。看護の対象となるのは、新生児から青年期までの幅広い発達段階の患者さん。そのなかでも心臓血管外科手術後や人工呼吸器を必要とするお子さまをはじめとした、急変リスクの高いさまざまな科の患者さんを担当しています。
業務では、淑徳大学で学んだ「五感を使った看護」を意識して対応にあたっています。臨床では、診て、触れて初めて分かることも多いです。そのため、自分の持っているすべての感覚を駆使して子どもたちの観察やケアを検討しています。難しさを感じる日々ではありますが、これからも当院の理念である「その子らしく、その子のために」に基づいて、子どもの最善の利益を考えた看護を続けてきます。
利他共生の理念を胸に看護だけでなく他分野の学びにも触れた
私が看護師になりたいと考えるようになったのは、高校生の頃。看護を学べる大学を探したところ、出会ったのが淑徳大学でした。建学の精神である「利他共生」が、まさに自分が看護の道を志した理由と合致すると感じ、進学を決めました。
授業では、基礎的な看護技術をしっかりと身につけることができました。たとえば、ベッドのシーツ交換。実技試験には、なぜ制限時間があるのだろうと不思議に思っていました。しかし、実際に勤務をしてみると少しの体位変換でも辛いと感じる方や、1日分の体力を振り絞ってシーツを取り換えている方がいるのだと気づき、だからこそ素早い対応が大切なのだと理解することができたのです。こうした大学時代に行った実践的な看護の授業は、療養環境の整備やケアをする上で大いに役立っていると感じています。
また、看護の勉強だけでなく、仏教の授業や社会福祉学科との共同授業で、看護以外の専門職の先生、他分野を学ぶ仲間たちと意見交換できたことも新鮮でした。さまざまな分野の知識を得ながら、共に苦難を乗り越えた仲間たちと過ごした4年間は今でも大切な思い出です。
建学の精神
仲間や教員のサポートもあり看護学生として充実の4年間を過ごした
看護師をめざす人にとって、看護学生として過ごした日々は人生の思い出として色濃く残ります。国家試験の対策や実習など、やるべきことも多く大変だと感じることもあると思います。しかし淑徳大学は、学習面はもちろんメンタル面でも手厚くサポートしてくれる先生ばかり。さらに、今後の人生でも大切にしたいかけがえのない友人たちとも出会うことができました。
みなさんも安心して学びに打ち込める淑徳大学で、素敵な仲間と出会い実りある大学生活になることを祈っています。
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