学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
子どもの成長を第一に考え、小さな変化を見逃さない特別支援学校教諭に
内定先 千葉県特別支援教諭
掛本 望夢さん
総合福祉学部 教育福祉学科 学校教育コース 4年生(2022年取材時)
千葉県立若松高等学校 出身
特別支援学級の教育現場を経験し障がい児教育に関心を持った
小学校教諭をめざそうと思ったのは、小学校6年生の時の担任の先生がきっかけです。学校に馴染めなかった私に親身になってくれた先生のようになりたいと思い、教員免許が取得できる大学を探していました。淑徳大学は、発達支援や障がい児教育など、支援が必要な子どもたちへの教育についても学べる点に魅力を感じ、入学を決めました。
入学後、特に印象に残っているのは「教職体験研究」という授業で、小学校を見学したこと。小学校教諭の職務を知ることができただけでなく、特別支援学級にも関わる機会がありました。休み時間に特別支援学級に通う子どもたちと交流し、子どもたちの純真さに心を動かされました。障がい児支援の実態に触れたこの経験がきっかけとなり、特別支援学校教諭の仕事に興味を抱くようになりました。
研修で得た学びや気づきが特別支援学校教諭をめざすきっかけに
3年次には「ちば!教職たまごプロジェクト研修」に参加。千葉県下の特別支援学校で研修を行い、障がいを持つ子どもへの接し方を学びました。たとえば、発語がない子どもや知的障がいを持つ子が何を求めているのか理解するには、表情や仕草を注意深く観察しなければいけません。小さな変化を見逃さない洞察力が大切なのだと、座学では学べない気づきを得ることができました。この研修を通して、障がいのある子どもたちを支えたいという気持ちが強くなり、特別支援学校で働きたいと思うようになりました。
教育実習は、小学校教諭と特別支援学校教諭の2つの免許を取得するため、小学校と特別支援学校の両方で実習を行いました。特別支援学校の実習では、改めて教育の難しさを実感。個別指導で担当した児童が、授業中に集中力が途切れてしまう様子を見て、教え方や授業にもっと工夫が必要なのだと感じました。思い通りに行かないことも多くありましたが、その分自分の足りないところにも気づくことができた有意義な実習だったと感じています。
経験豊富な先生方のサポートを受け教員になるという夢を叶えた
そして迎えた教員採用選考試験は、これまでの学びを武器に全力で挑みました。淑徳大学は、教職対策講座が充実しており、サポート体制が手厚いのが魅力です。過去に教育委員会で働いていた方や、教員採用試験で面接官を務めたことのある方など、経験豊富な先生方から傾向と対策をしっかり学ぶことができたのは大きな力となりました。
卒業後は、実習や研修で得た知識を生かして、千葉県の特別支援学校で教員として働きます。目標は、私が教員になろうと考えるきっかけとなった尊敬する先生のように、子どもの成長を第一に考えて行動できる教員になること。また、子どもたちと接するうちに自分自身が学ぶことも多いはずです。学ぶ姿勢を常に持ち、一緒に成長を喜び合えるような教員になりたいと思います。
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