学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
患者さん一人ひとりとしっかり向き合い
幅広く活躍できる看護師になりたい
内定先 千葉大学医学部附属病院
鈴木 玲央さん
看護栄養学部 看護学科 4年生(2023年取材時)
千葉県立君津高等学校 出身
多くの医療施設と連携し、看護を学ぶ最適な環境だと感じた
看護師の母の影響もあり、子どもの頃から医療従事者になることはおぼろげながら意識していました。「看護師になりたい」と本格的に思ったのは、母と参加した淑徳大学のオープンキャンパスでした。私がまず目を見張ったのは、リアリティあふれる実習室です。また、キャンパスに隣接する3つの病院をはじめ、多くの医療施設と連携していることから、「看護師になるための勉強をするには、これ以上ない環境だ」と感じました。
先生方や先輩たちとの距離も近く、とてもオープンで温かい校風であることも、淑徳大学の良さです。入学後に真っ先に感じたのも、全ての先生が「心のこもった授業」をしてくださることでした。知識だけではなく、実体験を通して感じたことや、看護に対する熱い想いを伝えてくださるので、一つひとつの言葉が心に残ります。
言葉にできない感情を先生が代弁してくれて、涙を流したことも
2年次の前期に行われた「健康生活支援論」で、「自殺予防」がテーマとなった授業がありました。ちょうどコロナ禍で、授業や実習形態の変更に誰もが苦しんだ時期でした。その頃、私と同じく看護師を志している近しい人が、その苦しみから逃れるために自殺未遂を起こしてしまったことがありました。私は言葉にすることができない複雑な感情に襲われましたが、この授業で先生が伝えてくださった言葉に深く共感しました。
「自殺は決して悪いことではありません。考え方を変えてみると、その人にとってはベストの手段だったかもしれません。けれども、人の命を人が殺めることは、防ぎたいと私は考えています」。先生が私の心を代弁してくださったかのように感じて、自分でも気づかないうちに涙を流していました。
現在、私が取り組んでいる卒業研究のテーマは「自殺予防」です。将来、このテーマを発展させた研究にも取り組みたいという目標も生まれました。
アドミッションスタッフの統括など、今しかできないことに挑戦!
4年次になり、学業が少し落ち着いてきため、LA(ラーニングアシスタント)として、1年生の授業をサポートする活動を始めています。また、先輩方や学科長に声をかけていただき、アドミッションスタッフの統括も務めています。
統括として意識したのは、まずは自分の足を動かして、自分の意思を行動で示すことです。たとえば、オープンキャンパス当日は、キャンパス内を巡回するために15㎞も歩くことはよくあります。その甲斐あって、アンケートやスタッフの反応からも「今年のオープンキャンパスは成功した!」と自信を持って言うことができます。
看護学科は課題や実習が多く、勉強一色のイメージがあるかもしれません。しかしその一方で、「大学生である今しかできないこと」もたくさんあります。これから入学するみなさんは、その両方にチャレンジしてほしいと思います。
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