学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
子どもたちの笑顔を引き出し
気持ちに寄り添う保育士をめざして
埼玉県川口市 勤務(保育士)
髙垣 真悠さん
教育学部 こども教育学科 幼児教育コース 4年生(2023年取材時)
浦和学院高等学校 出身
1年次のフィールドスタディで、保育士への夢が確かなものに
母が、保育士をサポートする「保育士補助」として働いていることから、私にとって保育士は幼い頃から身近な職業でした。いつしか「将来、保育士になりたい」という気持ちが芽生え、高校生になってもその思いを変わらず持ち続けていました。
淑徳大学に入学した一番の決め手は、1年次から教育現場での実習に参加できることです。私も実際に、「フィールドスタディー」という授業で幼稚園を訪問。1クラス26人の子どもに対して、一人の先生が担当されていたのですが、一人ひとりへの声がけや対応が的確でとても驚きました。また、複数のクラスを体験したところ、先生によって声のかけ方が違うことにも気づき、保育の奥深さを実感。「将来、保育士になりたい」という気持ちが、より確かなものになりました。
「今の頑張りは今後の財産になる」という先生の言葉が心の支えに
私が成長できたのは、先生方のお力添えがあったからこそだと感じています。とくに印象に残っているのは、ピアノの授業です。ピアノが苦手で、練習しても本番で緊張してミスをしてしまうことが多かった私に、「すぐにできることだけが、素晴らしいことではないんだよ」「今、練習を頑張ることは、必ず今後の財産になるはず。それはあなただけの価値だから、自信をもってね」などと励ましてくださり、この言葉を支えに最後まで努力し続けることができました。
卒業論文は、「おもちゃの特性と保育への取り入れ方の検討」をテーマに選びました。子どもたちの笑顔や保育士としての自分の姿を想像しながら、執筆に取り組みました。
卒業後は市の保育士に! 将来は、子育て応援政策にも携わりたい
子ども教育学科の学びは、「答えがひとつではない」ところに面白さがあると思います。自分だけでは答えを導き出せなかったとしても、先生方や仲間からアドバイスをもらうことで視野が広がり、さまざまな選択肢を発見できます。
また、淑徳生まれの「パネルシアター」や「ペープサート(紙の表裏で表情が変化する人形)」の制作など、淑徳大学ならではの学びが多数。ボランティア活動を通して実践力を磨く機会もふんだんにあり、保育者・教育者に必要な知識とスキルを、体験を通して培うことができるのも大きな魅力です。
こういった充実した学びを経て、卒業後は、市の保育士として地域に貢献することになりました。目標は、子どもたちの気持ちに寄り添い、たくさんの笑顔を引き出す保育士になること。そしてゆくゆくは、子どもたちへのサポートのみならず、保護者の方々が子育てしやすい環境づくりにも携わりたいと考えています。
前の記事
センパイ!
一覧
次の記事