2014年7月アーカイブ

7月27日(日)に行われた第三回オープンキャンパス放送表現コースについてお伝えします。今回のタイトルは「憧れの声優になってみよう!」

 

北は岩手・宮城などの東北、関東からは栃木・群馬、首都圏の埼玉・千葉・神奈川それに東京。さらに東海から静岡・愛知、さらに九州・宮崎など、全国から総勢54名の学生に父母29名合計83名が5-4講義室に集合しました。

 

今回の体験授業は、文学座の俳優・声優の清水明彦さんが分かり易く実演を交えながら「表現者の心構え・声優の仕事への取組み」を披露しました。

さあ、いよいよ洋画のアテレコ・声優に挑戦です。

家族団欒のシーンがスクリーンに出てきました。登場している三人娘が一人、また一人と消えていきます。母親は霊能者で彼女の会話がメーンでストーリーが展開します。会場から娘役の三人、両親役の二人をジャンケンで選出、画面を見ながら挑戦してもらいました。家族の状況についてみんなで共通の理解をします。それから「声の距離感」について清水さんから説明を受けました。「誰に、何を、何故、どんな思いで話すのか。声の量は?家族の位置関係と感情の起伏はどう?」中々、奥が深い!

1回のリハーサルで直ぐに本番です。緊張しながらも「代表選手たち」は想像力を発揮し、思い切って役に挑戦しました。

 

この日は同じく文学座の演出家で本学表現学科特命教授の望月純吉先生が参加し、状況理解の大切さを説き演技を付けてくれました。

     

60分の体験授業を終えて清水さんが言っていました。「学生の目が輝きだしていくのが分かり、ある種の手応えを感じた。私自身、学生たちから何か大切なものを頂いたような気がする。こちらこそいい機会をもらって感謝します。」

 

他人の前で自分をさらけだすなんて、恥ずかしくて出来ないと考えがちですが、新しい自分を作り出すには「その恥ずかしさ」を乗り越えなくてなりません。みんなで、この難題を乗り越えていきましょう。さて次回の体験授業は8月24日「憧れのナレーターになってみよう!」です。多くの参加者を待っています。

 

放送表現コース教授/松永二三男

今回は、先日行われた歴史学科のオープンキャンパス体験授業について、少しご紹介します。

お題は、「戦国大名伊達氏とは?―『塵芥集』を読み解く―」です。


「塵芥集」とは、戦国時代に伊達氏が制定した分国法(家法)で、

約170もの条文が集められた法令集です。

 

なかには、「なぜ、伊達氏はこのような法を作ったのだろう?」と不思議に思える条文もあります。

 

今回は、そのような条文の1つ、川利用についての法令に注目。

 「川に流して問題になったモノとは?」

 「川で行って問題になった行動とは?」

いくつかの謎を解き明かしながら、

戦国大名とは何か? 伊達氏とはどのような大名か?

といった課題にも迫っていきました。

 

体験授業に参加した方からは、

  いろいろな視点から、当時の様子を読み解いていくのがとても面白かった。

  今川氏や朝倉氏の分国法はどうなのか、興味が湧いてきました。

このような声を頂きました。

 

次回のオープンキャンパス体験授業は、8月24日(日)です。

どうぞお楽しみに。

 


7月27日(日)に開催したオープンキャンパスでの文芸表現コースの体験授業をレポートします。

当日は、たいへんな暑さの中、全国から多くの高校生が集まってくれました。

今回の授業のテーマは、「ドラマ」を考える ~人の心を動かす物語とは?~ です。

授業の冒頭では、これまでに見た映画・ドラマで「印象に残っているシーン」を思い浮かべ

その状況設定、キャラクター、見たときの自分の気持ちを書き出してもらいました。

(映画やドラマで思い浮かばない場合は、小説でもOKとしました。)

 

各自が選んだ作品を全体で共有したところ、

おなじみの作品から知る人ぞ知る作品まで、実に幅広い作品が挙がりました。

以下、挙がった作品を紹介しましょう。

 

  ヒット映画からは 「借りぐらしのアリエッティ」「ハリー・ポッター」

                        「ゴジラVSキングキドラ」「アルマゲドン」、

 人気テレビドラマからは「HERO」「花子とアン」「軍師官兵衛」「八重の桜」。

 今年上映の話題作も挙がりました。(今日は映画好きの高校生が多かったようですね)

 桜庭一樹さんの直木賞受賞作で映画化された「私の男」、

 歴史エンターテイメント「超!高速  参勤交代」、

 ベン・スティラー主演・監督の話題作「LIFE!」。

 このほか、根強いファンの多い中島哲也監督の「パコと魔法の絵本」、

 貴志祐介さん原作で蜷川幸雄さんがメガホンをとった「青の炎」、

 北川悦吏子さん脚本の青春ドラマ「オレンジデイズ」、

 このほか、国際アンデルセン賞を受賞された上橋菜穂子さんの人気作「精霊の守り人」、

 野崎まどさんのライトノベル「なにかのご縁」・・・など。

表現学科を志望している高校生だけあって、普段からいろんな作品に触れている様子が見えます。

 

さて。こうして様々な作品が挙がったところで、

「では、なぜそのシーンが印象的なのか?」という問いかけをしながら、

今回のテーマ「ドラマ」の核心について、話を進めていきました。

ここではその中の「カタルシス」についてご紹介します。

 

皆さんは、映画やドラマを見て心が大きく揺さぶられたあと、どんな感じがしますか?

たとえば、悲しくてせつない物語にひとしきり涙を流したあと、なんだか「すっきりした~!」と感じませんか?

あるいは、主人公に次々と障害が立ちはだかる映画をハラハラ、ドキドキしながら見たときクライマックスの高揚感のあと、

なんとも爽快な気分になりませんか?

「カタルシス」とは、そのような感情の浄化作用のことをさします。

心の中に溜まっていた混沌とした感情が、心を大きく揺り動かされたことをきっかけに

解き放たれて、気持ちがすっきりする感覚です。

演劇や文芸の世界でよく使われる用語のひとつです。

 

しかも、これはとても古くから示されている概念で、今から約2300年も昔に古代ギリシャ

の哲学者アリストテレスが「詩学」という著書に、人が悲劇を見る効用として記して

います。時代が変われど、人の心の動きには普遍的なものがあります。時を経ても色褪せない名作は、そんな人の心の普遍性を描き、現代人にもカタルシスを与えてくれます。

ドラマは、「観客」の存在を前提とする表現ですから、観客に楽しんでもらえるような、

人の心を動かす物語の設計や演出が必要です。                          

    

 

 

 

「アリストテレース 詩学  ホラーティウス 詩論」

                                              翻訳:松本 仁助 , 岡 道男 (岩波文庫)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/4/3360490.html

 

では、カタルシスが提供できるドラマさえ作れば良いのか? 

・・・もちろん、そんなことはありません。もうひとつ大事な視点があります。

小説やドラマなどの創作は、いわば「小さなフィクションの積み重ねの上に、“大きな真実”を語る」こと。

どんな“大きな真実”に着目するかは、作り手側の価値観や人間性によるものです。

それを探求するためにも、「なぜそのシーンが、自分にとって印象的なのか」を分析することは有意義です。

 

文芸表現コースでは、このように、自分がどういうものを描きたいのか、

つまり伝えたい“大きな真実”は何なのかを考える授業も予定しています。

 

最後に、私がこの授業の最後に紹介した映画も挙げておきます。

いずれも今年に見た映画で、私自身が「カタルシス」と「大きな真実」を感じた映画です。

 ●「かぐや姫の物語」高畑 勲 監督作品 http://kaguyahime-monogatari.jp/ (オフィシャルサイト)

 ●「チョコレートドーナツ」http://bitters.co.jp/choco/ (オフィシャルサイト)

 ●「マンデラ 自由への長い道」http://eiga.com/movie/79726/special/  (映画.COM)

 

                           (文芸表現コース担当:杉原麻美)              

 

*****************************

この夏のオープンキャンパスは、いよいよ次回で最終回です。

文芸表現コースの体験授業(11:10~) のテーマは・・・

●8月24日(日) 「喜怒哀楽」を表す~心模様をどう表現する?~

いずれも気軽に参加できるワークショップ形式で行いますので、ふるってご参加ください!

詳細はコチラ! http://www.shukutoku.ac.jp/opencampus/tokyo/info/4tokyo20140824.html

*****************************

 

 

演劇発表会

昨年より16日遅く、平年よりも1日遅く関東甲信地区の梅雨が空けた日の

7月22日(火)と翌23日(水)、淑徳大学東京キャンパスの1階スタジオで表現学科1年生たちが全員参加の演劇発表を行いました。

 

あのイギリス・ルネサンス時代を代表する劇作家・詩人のシェイクスピアの戯曲「お気に召すまま」2幕7場で、辛口の批評家ジェイクイーズがやや斜に構えて言う台詞です。「すべてこの世は舞台。男も女もすべて役者にすぎない」

いつもの「自分をどう変えていくか」今日は見ものです。

 

両日、スタジオはほど良い緊張感に包まれ、実に手際よく手配された出し物が次々と演じられました。創作、名作、独演、グループ演技、二人芝居、童話劇、時代物などなど。3クラス24本の出し物がありました。

 

ある学生の独演です。シェイクスピアのあの名作「ロミオとジュリエット」を独演?そうなんです。一人で客席に向かって横に立ち、左向きならば金髪のかつらが客席に向いていてジュリエット。右向きならばそのまま男のロミオ。つまり向きを変えることで、一人二役を演じました。

しかも台詞は全部、頭に入っていて堂々と語りかけます。このシルエットに対し、客席からは「驚き、笑い、雑音、ひやかし」などが飛びます。しかし彼は負けることなく、最後まで役を演じ切りました。ものすごい緊張感から解き放たれた彼は、開放感を楽しみながら、目頭に熱いモノを感じているように私には見えました。その一瞬を捉えた私も満足感でいっぱいでした。

 

万事がこの連続です。「慣れない縛り・規則・しきたりなどの制約と緊張感」の中に身をおいて、全力で自分を変えていく。そのひたむきさの中に純粋な感動がありました。自然界のお天気さえ、大きく変わって行きます。とどまることはありません。梅雨空けの日の学生たちの演技に、「彼らは間違いなく、目の前の扉を少しこじ開けた」と私は感じました。

 

自分への挑戦を果たし、その結果「満足した者、不満足な者、面白かった者、つまらなかった者」いろいろあるでしょう。まだまだ一回目の発表会です。後期の演劇授業がさらに期待でそうです。みんな!お疲れ様でした! 

  

 

放送表現コース教授/松永二三男

 

7月18日(金)、人文学部表現学科の必修授業「表現文化入門」で、岸本葉子客員教授の授業が行われました。

 

エッセイストの岸本葉子さんは、『ちょっと早めの老い支度』『「そこそこ」で生きましょう』など、ひとり暮らしの女性の暮らしを何気なく綴るエッセイで知られています。40歳で虫垂がんを発症してからは、患者である自身を客観的に観察しながらユーモアあふれる筆致で描き、『がんから始まる』など闘病記に新たな境地を開きました。その他、和のある暮らし、食生活といった日常エッセイ、また旅紀行など哲学と美意識の光る暮らしぶりも、数多くのファンを集めています。

 

この30年で約80冊の本を著している岸本さん。学生時代から文筆家の道を目指していたのでしょうか?授業は、白寄まゆみ教授からのインタビュー形式で進みました。

 

大学時代はアルバイトをしながら、下宿代から生活費まで自らまかなっていたという岸本さん。就職にあたっては、当時フリーランスの文筆家という生き方など頭に浮かばず、会社員になるのが当然だと思っていたそうです。第一希望はテレビ局の制作でしたが、最後は生命保険会社に就職を決めました。卒業間際に、理不尽な思いもした就職体験談を1カ月で一気に300枚も書き上げて、それを出版社に持ち込んだそうです。ところが、その処女作が出ても原稿依頼は1件も来なくて、下宿の4畳半の部屋と会社との往復・・・。その後、会社を辞めてエッセイストとして歩み始めることになります。

 

文筆家を目指す学生もいるだけに、岸本さんのこれまでの軌跡に、みな聴き入っていました。

 

講義形式の3限を終えた後、エッセイを書き上げてきた学生が岸本さんから直接指導を受ける、少人数ゼミ形式の授業が行われました。

 

学生が自ら書いてきたエッセイを音読。「ひっかかるところは、文章のリズムがよくないところかもしれませんね」と岸本さん。時には、皆から笑いが起きる場面も。岸本さんからは、「前半は情報過多なので簡潔に。笑いの起きたところこそ最も大事にしたいところだから、描写を増やしましょう」と丁寧な指導を受けて、書き手は深く頷いていました。

 

エッセイ添削を受けた学生たちは、「少し自信がついた」「もっと書きたいという気持ちがわいてきた」といった感想を口にしながら、岸本さんに深く頭を下げて教室を後にしました。

 

   

 

 

 

 

 

 

皆さんこんにちは。歴史学科で歴史調査法を担当している遠藤と森田です。

 

過去の歴史を研究するためには、

古文書だけではなく考古資料も参照しなくてはなりません。

本学の歴史学科では幅広い視点と手法から歴史学を学ぶことができる

カリキュラムを作っています。

 

そこで私たちは、7月18日(金)、課外授業で東京都多摩市にある東京都埋蔵

文化財センターに行ってきました。

 

同センターは、東京都内の各地において、道路や建物を造る前に発掘調査を

行ってさまざまな考古学のデータを収集している研究機関です。

 

私たちは、同センターで職員の皆さんから、考古資料の収蔵状況

調査のやり方、発掘調査報告書や写真、図面の入手方法など、

考古学の調査の基本を具体的に学ぶことができました。

 

また、考古資料がどのような形で公開されているのか、展示室にも行きました。

 

学生たちは、眼を輝かせて、ナマの考古資料に見入っていました。

職員の皆さんはとても親切で、縄文時代の土器を触らせてくれたりしました。

通常では、なかなか教えてくれない研究手法まで親切に教えていただき、

学生からもたくさん熱心な質問が出ました。

 

短時間でしたが、職員の皆さんとのやり取りを通して、歴史を活かした職業の

仕事の内容についても理解できたと思います。連れて行ってよかったです。

 

 

 

 

 

 

1年次の配当科目として設定されている「歴史学入門」。

この講義では、日本史・東洋史の両コースに共通する

「歴史学」の基本的な考え方、研究方法、研究史の整理

などを学んでいます。担当は宇佐美正利教授。

 

 

今日はその内容の一部を紹介。「歴史新聞」をつくる

高校の地理歴史や中学の社会科科目でもこうした取り

組みをすることはありますが、ここは大学の歴史学科

 

どのような文献を読んで、それを「新聞」という形で表現

するのか、という点についてあらかじめ宇佐美先生から

丁寧な指導があります。そして課題の作成へ。

 

 

 

ここで紹介する3点の歴史新聞は、いずれも女子学生

の力作。女性ならではの絵の繊細さやレイアウト、トピック

の取り上げ方に工夫が見られます。

次はどの歴史上の人物が、新聞の一面を飾るのでしょうか。

楽しみです。

 

 

7月13日(日)に開催されたオープンキャンパスでの文芸表現コースの体験授業は、そんな問いかけからスタートしました。

講師は、作詞家・作家として活躍されている吉元由美先生。表現学科の客員教授として、大学で授業をしていただいています。

  

 

 

 

 

 

 

吉元先生は、松田聖子さんや杏里さんなどのヒット曲からアニメの主題歌やミュージカルの訳詞まで幅広く手がけられ、著書「こころ歳時記」など日本語に関する本も執筆されています。


先生の代表作といえば、平原綾香さんのミリオンセラー「Jupiter」。ホルスト作曲の「木星」のメロディに、壮大な宇宙観と命への慈しみに満ちた詞がぴったりと重なっています。歌詞を口ずさむと、不思議と心が落ち着いて自分の内なるエネルギーが湧いてくる感じがします。

発売からすでに10年が経つそうですが、今でもこの曲が世代を超えて多くの人に愛され続けているのは、そんな不思議なパワーにあふれた詞にも秘密がありそうです。

 

さて、この日の吉元先生の体験授業に戻りましょう。

 

冒頭の「言霊」の話から、続いて、その背景にある日本人の自然観の話に進んでいきました。

 

 

「日本では、古来より言葉には魂が宿るとして、言葉を大切にしてきた歴史があります。また、日本人は自然のあらゆるところに《八百万(やおよろず)の神》が宿ると考え、自然への畏敬の念をもっていました。こういった自然観を背景に、日本語では  自然の音を繊細に捉えた擬音語や擬声語が高度に発達したと言われています。」

 

 

 

そして、吉元先生が力説されたのは、日本人の繊細な感性によって育まれた日本語を、もっと大切にして欲しいということでした。

たとえば、

◇「いってらっしゃい」「おかえりなさい」「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」

  に込められている祈りや感謝の気持ちを理解し、きちんと挨拶をすること。

◇好きな人に思いを打ち明けるときに、「告る(こくる)」と略した言葉を使うのはやめる  など。

 

これらの話には、参加していた高校生だけでなく、後方のお母様方も大きくうなずかれていました。

 

こうして日本語についての認識をあらたにした後、体験授業の後半では「想像力拡大法」と名づけられたワークと、「香り」から連想するワークを行いました。

 

吉元先生の一連の授業からは、「感じる心」を育てる重要性が見えてきます。日頃から周囲をよく観察し、言葉を大切にしてこそ、人の心に響く言葉が紡げるようになるのでしょう。

 

「Jupiter」の歌詞が心に残る理由は、私たちのDNAに刻まれている日本人の自然観につながっていること、そして、歌で伝えたい「思い」がひとつひとつの言葉に魂を宿らせていることによるのだなと、あらためて感じた授業でした。   

                          (レポート  文芸表現コース担当:杉原麻美) 

 

*****************************

この夏のオープンキャンパスは、残り2回です。

文芸表現コースの体験授業(11:20~) のテーマは・・・

 

●7月27日(日) 「ドラマ」を考える ~人の心を動かす物語とは?~

●8月24日(日) 「喜怒哀楽」を表す~心模様をどう表現する?~

 

いずれも気軽に参加できるワークショップ形式で行いますので、ふるってご参加ください!

第二回オープンキャンパスの放送表現コース体験授業では、スタジオに24名の高校生と8人の父母を迎えて行いました。授業のテーマは、「1枚の写真から、想像力豊かにカメラの前で1分間話す」です。その写真は「笑顔あふれる2人の女子大生がテキストを片手に校舎を出ていく」といったものです。どんな物語を話してくれるのか、楽しみです。

 

時間の関係で代表者8人に前に出てきてもらい話をしてもらい、そのビデオを見て、「どこが良かったか、どこを直せば良いのか、結局何を言いたかったのか。」などを私が講評しました。

 

実は1分間という時間は長いのです。因みに「基本的なニュース1本の時間は1分」です。1分あれば「起承転結」が話せるのです。一番短く話を終えた人は25秒でした。一番長い人は1分。(あまり話が長いので1分経過したところで途中ですが、私がストップを入れました)。8人の平均タイムは40秒でした。「1分」という時間の感覚は、自分では分からないのですが、これも経験を続けていけば「体内時計」で大体1分という感覚が分かるようになってきます。

 

さて話のポイントはここです。まず、何を言いたいか明確にして話を終えなければなりません。ただ時間を埋める話では、人は聞いてくれないのです。そして話の前ふり、つまりイントロで「人の心を掴む」インパクトある言葉を用意できるかどうか。いきいきとはっきりと明るい声でゆっくり話せば、人は耳を傾け向けてくれます。何人かの生徒はそれが出来ていました。

 

また写真をもとに、「女子大生の表情、持っていたテキスト」といった話を膨らませ、詳細に描写したことがより説得力につながり、結論のある大変素晴らし話をしてくれた学生もいました。

 

色・数字・キーワードはとても重要です。また一方的に決めつけるのではなく、バランス良く物事をとらえ外連味なく素直に話すことが基本です。その為には、普段から世の中の流れ、社会の動きに敏感になっておく必要があります。さて次回は7月27日「憧れの声優になってみよう!」です。乞うご期待!

実際に授業で使った写真です。ワンシーンから作り出すストーリー。皆さんも挑戦してみてください。みんなの前で発表。ビデオカメラの前で発表。緊張しますが、いい経験です。 私が全体の講評をして楽しい(?)1時間の体験授業は終了です。

 

 

 

 

(放送表現コース担当教授、松永二三男)

淑徳大学では、特徴的な取り組みとして、毎週「クラスアワー」という

時間を設けています。この時間は、新入生を対象として、講義の受

け方や、基礎学力、プレゼンテーション能力の向上をはかるといっ

た取り組みに使われています。

 

歴史学科のクラスアワーでは、今回各自が読んできた新書を

プレゼンする「第1回 新書大賞」を実施。

それぞれが書店などでよく見かける「POP広告」を作成し、それを

もとに、グループ内プレゼンを経て、全体発表へという流れをとりました。

 

グループ代表に選ばれた人と一緒に、同じグループだった学生のみなさんにも前に出てきてもらい、ともにプレゼンを盛り上げます。

      

 

 

                                   

 

最後は学生の皆さんに投票をしてもらい、プレゼン部門とPOP広告部門に分けて最優秀賞を決定。

その作品がこちらです。

 

 

「第1回 新書大賞」を終えての感想

「紹介や選書理由が簡潔でわかりやすかった。読み込んでいることがとても伝わった」

「一番最初なのにスムーズに発表していた」

「応援の人たちもしっかり発表していた」

 

アウトプットを前提としたインプットは、ただインプットをするよりもはるかに知識の定着が期待できると言います。

これからも「クラスアワー」の時間を使って、様々な試みをしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は歴史学科で新たに始動した中国語サークルを紹介します。

人文学部歴史学科には日本史コースと東洋史コースが用意され

いますが、特に東洋史を学びたいと考えている学生にとって

は、中国語の学習が必須となってきます。

そこで学生有志が集まって中国語サークルを立ち上げました。




今日はその初回。中国への留学経験もあり、大学での中国語指導

の経験も豊富な三宅俊彦教授が指導にあたりました。






ますは「自分の名前を中国語で言ってみる」というところから開始。

これが本当に難しい…。耳で聞くのと実際に発音してみるのとでは

大違い。

三宅先生の指導にも熱が入ります。






学生の皆さんは真剣な眼差しでホワイトボードと三宅先生の

口元の動きを見つめています。





この日のサークルは約1時間で終了。真剣な時間を過ごしたため、

ちょっと疲れた様子でしたが、それでも自分の名前を中国語で

口ずさみ、練習しながら教室をあとにしていました。


こうした主体的な学びは、大学での研究のみならず、社会に出て

からも、きっと役に立ってくれるでしょう。

歴史学科1期生、がんばってます!









板橋区公文書館訪問

こんにちは。歴史学科で歴史調査法の授業を担当している

森田喜久男です。

この歴史調査法という科目は、文字通り歴史を調査する方法、もっと具体的に言えば、

昔の人が書き残したもので、過去の歴史を知る手がかりとなる史料の集め方、

参考文献の収集方法など研究のイロハを教える科目です。

 

教室で講義を聞くだけでは、実感がわかないこともあります。

そこで、課外授業では、人文学部のある板橋区の歴史に関する史料を

たくさん持っている板橋区公文書館へ行ってきました。

 

板橋区公文書館には、板橋区役所に関わる公文書や

板橋区史を編纂した時に集めた史料、写真や地図などが保管されており、

まさに板橋区の歴史の宝庫です。

 

民俗学や宗教史の大家、櫻井徳太郎先生の持っていた本も

一括して保管されています。

 

学生諸君は、最初に公文書館の概要について説明を受けた後、

閲覧室の利用の仕方から始まって、書庫に保管されている図書や地図、

写真帳などを見せてもらいました。

 

そして、大変ありがたいことに江戸時代の古文書そのものが、

学生諸君の目の前に広げられ、文字の解読だけではなく、

古文書の紙の材質まで専門員の皆さんに教えていただきました。

 

ナマの史料を前に、学生諸君は皆、眼を輝かせて見入っていました。

その姿を見て、連れてきて良かったと心から思いました。

 

本学の歴史学科は、まだ出来たばかりですが、所在地の板橋区は歴史の宝庫で、

公文書館の他にも郷土資料館や美術館があります。

 

こちらも実はすごく充実した内容なのです。歴史系の博物館と言えば、国立歴史民俗博物館や

江戸東京博物館、東京国立博物館が有名ですが、

地域の公文書館や博物館にも地域の歴史をさぐるネタがいっぱい眠っています。

 

しかもその多くはあまり知られておらず、そこにスポットをあてることで、

通説を覆すような新たな歴史的事実が浮かび上がるかも知れません。

 

これからも授業では積極的に学生諸君を歴史のフィールドに連れ出します。

 

歴史学科では、それぞれの教員が専門分野を活かし、1年次から

歴史文化サークルを主宰しています。

 

今日はそのなかから「考古学サークル」を紹介。

 

担当の三宅俊彦教授は東アジア地域をフィールドとして、出土銭

の研究に従事しています。

 

今日のサークルでは、考古学研究に必要となる「拓本」をとる作業

を体験。まずは「タンポ」づくりから。「タンポ」とは墨で出土銭をうつ

しとる際に必要な道具。こんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして次に「拓本」をとる作業へ。まずは三宅先生からその説明。

なにしろ初めての体験なので、最初は和気藹々(わきあいあい)

だった学生のみなさんも、徐々に真剣な眼差しへ。

 

 

 

 

 

 

 

黙々と作業に打ち込んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして完成。

参加した上窪心太君は「難しさのなかに楽しさがありました」と、完成した拓本

を見せながら話してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史学科ではフィールドワークを重視していますが、今回はその

2回目。

歴史文化サークルの有志が中心となって、6月27日に井伊直弼

暗殺の現場を歩いてきました。

まずは駅で待ち合わせ。ここではフィールドワークの前に、森田

教授から資料の配付とその説明。

ただ現地を訪れるのではなく、事前の学びを大切にしています。

 

 

 

史料を確認し、当日の学びを文字で確認したら、さっそく現場へ。

井伊直弼の屋敷跡まで駅から徒歩10分。今は「憲政記念館」と

なっている場所を経て、直弼が暗殺当日に屋敷を出た門へと移動。

直弼の屋敷と桜田門が意外と近くて驚きです。

こうしたこともフィールドワークならではの体験。

 

 

そしていよいよ桜田門へ。

当時は雪の中、この現場が血に染まりました。

1860年の桜田門外の変から、10年を経ずに倒幕から新政府樹立へと

歴史は大きく変動します。

文字史料だけではなく、実際の現場へ。

歴史学科の現場主義がここにあります。

 

 

 

 

 

 

 

「今日の授業は、表参道だからね」

「表参道って、どんなところ?」

6月24日(金)、朝から学生はちょっとウキウキ気分。「表現文化入門」(1年必修講義)の「編集表現」学外授業が、東京・表参道にある宣伝会議本社で行われるのです。同社副社長であり、淑徳大の客員教授でもある田中里沙先生の初授業です。

 

表参道の地下鉄駅出口から、1分もかからないビルの入口に昼食後に集合。1階にはコム・デ・ギャルソンのブティックが入っており、早くもスタイリッシュな空気に包まれます。到着後、まずはオフィス内を見学させて頂きました。出版社には珍しく、座席自由のフリーアドレス制で、カラフルな椅子が並ぶ何ともお洒落な雰囲気です。「出版社って、雑然と資料が積み上がっていて、そこで徹夜したりするんでしょ」と思っていた学生は、驚いた表情でした。

 東京・表参道にある宣伝会議の本社セミナールームで授業が行われた雑誌や書籍の出版、さらにはイベントや教育事業と、宣伝会議の事業は幅広い

 

見学が終わったところで、いよいよ田中先生の講義です。今年60周年を迎える「宣伝会議」に始まり、「編集会議」「人間会議」「環境会議」「ブレーン」と出版物を解説。「読者がどう読むか、どういう感覚で読むかを考えるのが鉄則です」と田中先生。1本の漫画は、山手線の駅と駅の間で読み切れる分量に考えられているという一例を聞き、学生たちは「受け手の立場に立って考える大切さが分かった」と大きく頷いていました。

 

講義の後は、宣伝会議の若手社員4人が登場し、Q&Aセッションが開かれました。「文芸サークルで編集担当をしていますが、書き手とどう向き合えばいいか悩んでいます」「自分のやりたくないテーマの仕事のときは、どうモチベーションを上げるのですか」。学生から次々飛び出す質問に、実に丁寧に答えてくれました。入社1年目、3年目、11年目の若手から中堅の編集者だけに、学生たちは少し身近なロールモデルと感じたようです。

 「学生時代にやっておいたほうがいいこと」「仕事のやりがい」など、社員4人が率直に語ってくれた「仕事のことを生き生きと話される田中先生は素敵だった」という女子学生。早くも目標を見出したようだ

 

出版社で仕事現場の空気に触れながら、働く姿をイメージし、編集の本質に触れる――、学生にとってはおおいに刺激を受ける授業となりました。

(表現学科教授 野村浩子)

はじめまして。表現学科の「編集表現コース」を担当する野村浩子です。ブログデビューにつき、まずは自己紹介から。私は日本経済新聞のグループ会社で、雑誌の編集者・記者を四半世紀つとめ、この春から淑徳大学の専任教員となりました。働く女性向けの月刊誌『日経WOMAN』の編集に10年ほど携り、その後、日本経済新聞で「女性と仕事」などをテーマに記事執筆を手がけました。「働くこと」について、何千人もの人にインタビューをしてきた経験をもとに、学生とともに考え、そして面白いメディアを創っていきたいと考えています。

 

さて、堅苦しい話はさておき。6月22日、いよいよ第1回のオープンキャンパスを迎えました。私は朝10時から表現学科について学科長として説明。その後、演劇や創作表現の授業、また渡辺徹先生や石井ふく子先生など多彩な教授陣による授業を紹介しました。演劇では、学生が二人一組で演じる現代版ロミオとジュリエットや、「喜怒哀楽」から一つの感情を選んで演じる即興劇の動画を見てもらいました。

 

続いて、「編集表現」の模擬授業を行いました。今日は「自分マガジンをつくろう~あなたもコピーライターに」がテーマです。もしも自分を紹介する冊子をつくるとしたら、どんなキャッチコピーをつけるか――。高校生にコピーライターに挑戦してもらいます。まずは、プロのコピーを学んで、「コピー脳」を育むことから。

編集表現コースの模擬授業では、数々の名コピーを紹介「アレ?」と思うコピーには理由はある。「その理由とは・・・」、30年近くの編集者経験をもとに解説。

 

「ぶらぼうにうまい」(オレンジジュースの宣伝コピー)

 

「プリンはひとを、可愛くする。」(プリンの宣伝コピー)

 

 

 

何だか面白いコピーですね。でも、ちょっとアレ?っと思いませんか。そう、「ぶらぼう」ではなくて「べらぼう」のはず。「プリンは~可愛くする」って、いつの間にかプリンを人に例えています。そんなアレ?という意外性が、引っ掛かりを生んで眼にとまり、心に響き、そして新鮮な印象を与えるのです。このあたりから、高校生がだんだん身を乗り出してきました。 

歴史に残る広告の名コピーからも、学ぶところ大です。

「不思議、大好き。」

「ゆれる、まなざし」

「君のひとみは10000ボルト」

80年代、90年代の名コピーに、今度は同席したご父兄の顔が明るくなりました。コピー解説をするうちに、ついつい「君のひとみは10000万ボルト♪ 地上におりた最後の天使――」と、CMソングまで披露してしまいました(ただし歌は下手、カラオケも苦手です)。

さて、コピー脳になったところで、いよいよ高校生自らコピーライティングに挑みます。「自分の強みはなに?」「自分を例えるなら?」、自己分析シートに記入をした後、自分自身にキャッチコピーをつけます。生徒はしばし、うなっていましたが、授業を終えるころには素晴らしいコピーが次々誕生(写真下)。その時間、わずか15分! みんな才能ありますねえ、感心しました。    

「自分自身にキャッチコピーをつけるなら?」。受講生は短時間で、素晴らしいコピーを生み出した.          

最後にコピーセンスを磨く3つのヒントを伝授(これは秘密です)。受講生は「今日から実践します!」と笑顔で教室を後にしました。