2018年度パネルシアターキャラバンのご報告

先月の24日(日)から26日(火)の2泊3日間で、今年が9回目となる、淑徳大学地域支援ボランティアセンター主催のパネルシアターキャラバンが、東北各地を回りました。

今回は、教育学部の学生7名と総合福祉学部の学生1名が参加しました。以下、キャラバンを率いてくださった藤田先生からの報告です。

 

東日本大震災の発生から8年が経とうとし、被災地の復興が進む中、3.11を風化させない「できることを。いま。ここから」をスローガンに、パネルシアターを通して多くの笑顔が花開くように広がることを願いながら、宮城県石巻市を中心に活動を継続しています。

今年は、宮城県の山元町と石巻市を訪問しました。訪問場所は以下の3か所です。

 

山元町「防災センター『つばめの杜 ひだまりホール』」:視察

石巻市「情報交流館(中央館)」「大川小学校」「日和山公園」など:視察

石巻市「水押保育所」「こどもセンター『らいつ』」「飯野川保育所」:パネルシアター公演

 

山元町では、防災センター長を務めておられる淑徳大学卒業の岩佐勝先生から防災センター「ひだまりホール」の詳しい説明を伺いながら見学しました。

その防災センターには、東日本大震災時、岩佐先生の大須地区避難拠点でのご経験を踏まえた、深夜でも避難しやすいドアの工夫など、細やかな配慮が数多くなされていました。

パネルシアターは、40~50分の公演をそれぞれの訪問先で行い、いずれの公演でも明るく大きな笑顔が広がりました。

 

<学生の感想>

◆初めて自分の目で被災地を見て、津波の恐ろしさを改めて感じました。

そして8年経つ今でも津波の被害にあった建物が残っているのを見て、復興にはまだまだ多くの時間がかかり、自分には何ができるのかなととても考えさせられました。

パネルシアターは、夜の練習やバスでの歌練習の時からとても楽しむことができました!子どもたちのたくさんの笑顔を見ることができたので、今回参加してよかったなと思いました。


◆実際に被災地を見て周り、地震や津波の恐ろしさを強く感じました。

自分の住んでいる町が津波にのみ込まれていく様子を見た被災者の方々にとって、それがどれだけ辛く、怖いものだったのかと思うと胸が苦しくなります。

将来教員を目指す私に何が出来るかを考えると、3.11のことを後世に伝えることだと思います。

パネルシアターでは、どの公演でも自分が楽しむということを心がけ、公演に臨みました。

みんなで歌を歌ったり、一緒に踊ったりと、見に来てくれた子どもたちも楽しんでくれたと思います。

これからもたくさんパネルシアターをやりたいです!

 

◆震災から今年で8年が経つとはいえ、まだまだ復興しきれてはいない建物や道路、補強工事などから地震・津波などの自然災害の恐ろしさと深刻さを感じました。

また、大川小学校を訪れた際、どうしてこんなにも多くの児童が亡くなってしまったのか、心が締め付けられるような感覚とともに考えさせられました。

教員という立場になろうとしている身として、自分の判断一つひとつに責任を持つこと、そして東日本大震災の教訓をこれから生まれてくる未来の子供たちに伝えていかなければならないと考え、強く心の中で決意しました。
パネルシアターでは、何よりも子供たちや施設の先生方、地域の方々に楽しんでもらうという目標を自分の中で立て、この1年で積み上げてきた経験と技術を発揮できるよう精一杯努力しました。

また、普段一緒にパネルシアターをすることがないメンバーと参加することができ、いい刺激にもなりました。