2016年12月アーカイブ

介護ロボット実体験授業(結城ゼミ)

介護ロボット実体験授業(結城ゼミ)

 

文責:結城康博

 

 20161220日(火)5及び62コマにおいて、結城34年生ゼミ(計26名)を対象に、「介護ロボット体験授業」が実施される。介護ロボットは、現在、国の介護政策でも大きなウエイトを占めており、福祉学生にとっても重要な視点である。

 そのため、今回、「(株)大和ハウス介護ロボット推進室」のご協力の下、「介護ロボットの可能性と課題」についてというテーマで、大和ハウスのスタッフの方々から講義と実体験の機会を得ることができた。

 結城ゼミ

介護ロボットの講義を受けるゼミ生(26名)

 

 つづいて、来年4月に介護士として内定を受けている4年生を中心に、介護ロボットスーツ(HAL)の実体験を行った。体験した学生の感想には、「立ち上がる時、引っ張られる感じで負荷が軽減される」「高齢者ヘルパーなどは、たいへん『楽』に介護ができるのでは!」「みているだけでは、わからない体験であった!ただ、少し、高価な感じがする!」といった意見が述べられた。

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介護ロボットスーツを装着しての負荷を比べる学生


結城ゼミ

介護ロボットスーツを装着してトランスの実体験

 

 それから、アニマルセラピーをヒントに開発された、「パロ」も体験した。高齢者の癒しをテーマに開発された介護ロボットである。学生らはたいへん技術力の高さに驚かされていた。

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パロを体験する学生たち

 

また、排尿機器についての講義も受ける。夜間、おむつ交換などの負担を軽減することが目的とされ、尿を自動的に吸い取る器機が開発されている。たいへん、老老介護にメリットだという意見であった。

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排尿機器の説明

最後に、ゼミ生261名ずつ「介護ロボットの可能性と期待」について意見を述べあった。学生らは「将来、介護現場で介護ロボットが普及して、人材不足解決の1つになることを期待したい」という意見であった。また、「将来、介護の路にすすみ、介護ロボットの開発が楽しみである」という声も寄せられた。

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たいへん勉強になったと述べる学生たち

問題から逃げるのは基本的に良くない。

問題の状態が変わってなければストレスの原因は変わらないから。



――思ったよりここの心理の学生さん心理に情熱を注いでいる人が少ない気がするので僕は結構びっくりしてる…面白いなって思うんですけどね!

――でも確かにみんな文系から入ってきちゃったりする子が多い。

――そうなんだよね。

 

うんうん。

 

――だからいざ講義を受けてみてギャップというか。

――まあ確かに理系的な話はある。

――驚いちゃってる部分があるので、そこからみんな躓いちゃってるかなっていうのはあります。

 

うん。そうだよね。やっぱり分析的なところがあるからね。客観的分析とかね。

 

――あと生物の話も多いじゃないですか。

――ああ~~。

――脳の構造とかそういうのって文系の人からすると「別にな」って部分があるんじゃないですかね。

――びっくりしました!脳のことまでやるんだって。神経のこととか。

 

僕も生化学者と一緒に仕事したことあるから。ネズミの脳を破壊したり、薬物注入したりして、迷路を走らせて成績はどうなるかっていう…

 

――うわ、結構…

 

一同:…ははは

 

――怖い研究してるんですね。

――いや~~。

 

脳に薬物を注入するとね、成績が上がったりすることがある。

 

――え、薬物をやると成績が上がる?

 

短い時間だけどね。

 

――あ~~。

 

またすぐにダメになる、ふふ。

 

――あはは

 

心理学そういうふうに理系の人とも一緒にできるみたいなところが僕は面白いなって思うんだけどね。でも確かにね、あるところでダメだって思っちゃうと結構苦痛なところが多いかもしれないよね。

 

――うん。

 

脳の仕組みねえ…。神経心理とか面白いと思うんだけど。

 

――入ったときびっくりしたよね。

――ギャップありましたね。

――これをやるのかって。最終的には面白くなったんですけど。

 

僕はそういうのをやるもんだって思って入ったよ。

 

――やっぱり違うんですね。最初の入りが。

 

うん。僕が学生の頃は臨床心理ほとんどなかったから。ないっていうか心理学の主流から完全に外れたものだったので、それであんまり言わなかったよね。あんまり言っちゃいけない雰囲気が漂ってたし。

 

――やっぱり理系の方が多かったんですかね。当時。

 

う~ん。

 

――両方好きな人が入るんですかね。

 

いや、今考えると、心理学自体が自然科学になろうと無理していたところはあると思うんだよね。実験実習は白衣着なきゃいけない時代だったので。それってほとんど医者とか理系の研究者の真似だったと思うんだよね。そういう自然科学もどきみたいなのがあって、それで昔は文系的なものを低く見ていたんじゃないかな。でも実際には、そういう分野もあれば、そうじゃない分野もあるからこそ心理学は広く問題を扱えるんじゃないかなって思うんだけどね。

 

――やっぱり今の時代って、先生が学生だった時と違ってすごく心理に対して社会が寛容になっているというか…。十何人に一人がパーソナリティー障害なる可能性がある状況じゃないですか。先生が学生の時はそういう患者さんの位置づけって今と違いますか?

 

発達障害とかいたんだろうけどまだ命名はされてなかったので。命名がされていないということはそれは気づかれないないということだから。精神障害の中でもかなりコアな部分だけが臨床の対象になってたということはあるんじゃないかな。さっき言ったように心理学自体が自然科学的なものを指向するのが強かったと思うんだよね、当時はまだ。僕が学生の時は基本的に卒業論文は実験じゃなきゃいけなかったから。質問紙だとちょっとなあ…という感じ。

 

――今はだいたい質問紙ですもんね。

 

うん。当然インタビューとかではダメという時代だったので…。そういう意味で変わってきたと思うし。今、心理学は大きく二つに分かれているところがあって、神経心理学とか進化心理学とかますます自然科学的な心理学、一方で臨床っていうので大きく分かれているかな。大学によっては臨床がないところがあるし、外国なんかだとね。これからまた変わっていくでしょうけれども。

 

――確かに母親が子どもの時障害者の方に対する見方とかが全然違ったと言っていたので、今はすごいと思います。

――昔は精神障害というだけで隔離とかされていたじゃないですか。今はカウンセリングで治していきましょうという感じじゃないですか。昔はそのまま隔離されてしまう…。いつから寛容になってきたんですかね。

 

寛容さだけではなくて精神医学の薬物の治療が進んだっていうのが一番大きいと思うんだ。統合失調症はかなり長期に渡ったりとか治らないっていうのが強かったけれど、最近では適切な薬物が投与されれば状態が良くなったりとか。それを続けることによって社会復帰とか、通院で済む場合も増えてきたんで。それはまあ気分障害、鬱とかにも言えるので。さっきの理系と文系っていう意味では、理系的な薬物の治療が進んできたっていうこと、あとは心理療法でも認知行動療法とかでてきたっていうのが組み合わさってきて。そして自然科学的な薬物療法が進んだってことが、社会復帰とか社会的なことも進み、両者は切り離せないところがあるんじゃないかな。今こうやって録音して細かいやり取りを起こすことができるけれども、以前はできなかった。同じように、技術が変わっていくということは、同時に社会や心理学も変わっていくところがあるので。たぶんこれからも技術が進歩してくと、社会の在り方も変わっていくと思う。どういう人を障がい者と呼ぶかみたいなのもね、変わっていくんじゃないかな。

 

――うーん。なるほど。

――質問なんですけど、ストレス解消とかされてますか?

 

僕はストレスの研究もしていたことがあるんだけど。ストレスは、原因があって、反応が出るっていうので。ストレスの発散っていうのは、ストレスの理論には無くて。

 

――ああ。

 

カラオケに行くっていうああいうのはあんまりよくないとされているんです。

 

――そうなんですか(笑)

――知らなかった(笑)

 

問題からそれてしまうので。

 

――なるほど。

 

ストレスの原因を消さないと。

 

――ああ~。

――根本的な解決にはならないってことですか。

 

そうそう。

 

――みんな行ってますよね(笑)

――間違っているんですね(笑)

 

それによって、同じような不満や悩みを持っている仲間同士で互いに俺も大変だよっていう形で共感しあってストレスが減るっていうのある。サポートしあってっていうのはあるけれど。問題から逃げるのは基本的に良くない。問題の状態が変わらなければストレスの原因は変わらないから。

 

――なるほど。

――じゃあ先生は原因と向き合う感じですか?

 

んー、いや。逃げるときは逃げるけどね(笑)例えば日本の会社は終身雇用なので、今言ったような意味では、我慢して上司が変わるのを待つとかそういうやり方があるんだけど。アメリカの教科書を読むとそういう時は転職しなさいって書いてあるんだよね。転職すればストレッサーが無くなるから。

 

――なるほど。

 

だから社会によって違うんだよね。アメリカの研究がそのまま日本では役立たないということがあるので。僕は、ストレスの原因は何か、これは対処できるのか考えて、対処できるとしたらどう対処すればいいかっていうことを考える。そういう意味ではストレス発散はしない。

 

――びっくりしました。

 

カラオケに行っても解決…

 

――しないですね(笑)カラオケ終わった後に考えちゃいますもんね。

 

うん(笑)それだけだとあんまり意味がないかもしれないね。

 

――一時的なものですね。

――学生の皆さんにも教えてあげたい(笑)

 

うん(笑)

 

――カラオケ行っても意味ないよって(笑)

――ブログに書かなきゃ!(笑)

 

そう、だからアメリカと日本では違うように、その社会の中で対処法って違うと思うんだよね。バイトだったらやめれば済むかもしれないよね。それは一つのやり方だと思うんだよね。大学でも嫌だったらやめるっていうのも一つのやり方かもしれないし。やめないとしたら次どうしていくかっていうのをね。先生とうまくいかないんだったら、先生とうまくいくにはどうしていくのかって考えるのがいいよね。心理学を学ぶとこういうことがわかる(笑)対処法を考えなきゃいけない。よく考えるとスポーツ選手なんかはそうやって解決しているよね。プレッシャーとか多い時にどうするか。逃げるってことはしない。

 

――逃げまっくてるな、そう考えると。

――あはは(笑)

 

ふふふ(笑)逃げきれればもう一つの手かなって思うんだけど。

 

――うん、でもまた選択肢として使ってしまう。

 

達成したかったことができなくなってしまうからね。逃げ続けるとね。だから目先の逃げを重視するのか。

 

――ずっと逃げ続けたツケがいつ回ってくるのかってびくびくしてます(笑)

 

ふふふ(笑)

 

――淑徳の学生にむけて何かメッセージをよろしくお願いします。

 

まず心理学は純粋に面白い分野じゃないかなあと。特に人間に興味がある人にとってはかなり面白い分野なんじゃないかなって思います。それにまだわかってないことも多いので、やっていくと、そういうことを明らかにしていく楽しみ方もできるんじゃないかな。心理的なことで悩んでいる人も、考えるきっかけみたいなものは大学に来てわかるんじゃないかな。結構自分で悩んでるとか、そういうので心理学を学びたいって人も多いよね。仕組みをわかったりとか。ああこんなものかって気が楽になったり。

 

――そうですよね、仕組みがわかったら、案外単純なんだって。それがわかったとき怖がっても仕方なかったのかなって。心理学を学んで楽になった気がします。

 

うんうん。

 

――はい、インタビューありがとうございました!先生がインタビューのトップバッターだったんですが大橋先生のお話しとても勉強になりました。ありがとうございました。

――ありがとうございました!




社会福祉専門研究(渋谷ゼミ)の活動

社会福祉専門研究(渋谷ゼミ)の活動

 平成281029日~30日の2日間、本学において「第46回全国社会福祉教育セミナー」が開催され、渋谷ゼミの3・4年生19名は、この大会の学生スタッフとして大会運営の「裏方」を担いました。

全国からいらした社会福祉教育養成校教員等の参加者300名に対して、受付やクローク、会場設置や会場への誘導、分科会での資料配布等、休憩時間もとれないほど活躍しました。

このような業務は「おもてなしの心」がなくては到底できません。

参加者からも「学生さんの笑顔が良かった」「学生スタッフに感謝したい」「元気で明るい挨拶に驚いた」と終了後にメールが届きました。

参加したある大学の先生が「先生、どうしたらあのような学生を育てられるのですか」と聞かれましたが、「私は何もしてません。学生たちの力ですよ」と正直なところをお伝えしました。

ちっと私の鼻が伸びました。

渋谷ゼミの学生渋谷ゼミの学生

渋谷ゼミの学生渋谷ゼミの学生




「54年ぶり...」

社会福祉学科 稲垣美加子

 淑徳大学の自慢の一つは自然豊かなキャンパスです。お隣の大巌寺の竹林も借景にいただいて、四季折々の風情が楽しめます。今年も秋を迎えキャンパスの木々も少しずつ色づきました。

 しかし、本学キャンパスも温暖化の影響か年々紅葉が遅れているようにも感じます。そのような中、毎年秋の気配が漂うと敏感に葉の色を移す木があります。

学バスを降り、キャンパス中心部に向かう小道沿いに建つ若い“もみじの木”です。少し寒さを感じて目を向けると、毎年変わらず美しい朱色が目を惹きます。

六号館前の風景
六号館前の風景 

                        

ところが、今年はまだ11月だというのに、積雪を見ました。11月24日は前日の天気予報から雪の知らせ。「まさか…。」と思ったものの念のため雪用のブーツで出勤すると、自宅から千葉方向に向かう電車の中から窓の外は雪。

昼には止むだろうとたかをくくっていたら、時間とともに雪は降り積もり、気が付けばキャンパスは真っ白。隣の大巌寺も大晦日の永平寺の風情。思わず、シャッターを切りました。

雪は夕方には止み、あっという間に消えていきましたが、自然は本当に不思議な技を見せてくれました。

大学歌も雪帽子
大学歌も雪帽子

福祉系ビジネスインターンシップⅡ 楽しいわくわく!おしごと学校

 

卜 雁

松山 恵美子

高田 亮

 

「福祉系ビジネスインターンシップ」の授業は社会福祉学科の学生が福祉を学ぶなかで培った「福祉マインド」を実際に体験し、深めていく授業内容となっています。


以下の体験スケジュールの最後の項目である「ふり返り」の様子を報告します。

 

「楽しいわくわく!おしごと学校」は授業の一環として、学生が企画し、大学祭でイベントとして実施しました。


参加してくださった子どもたちがプロの方からの話しを聞き、実際に体験することで、仕事の楽しさに触れてもらうことを目的としています。


【体験スケジュール】

1.講師となる先生を探し、企画の趣旨を理解していただき協力をお願いする

2.大学に来ていただき、当日の内容についての意見交換

3.千葉市教育委員会に後援依頼(了承していただき、ありがとうございます)

4.HPおよびチラシの作成

  チラシは2000枚用意し、教育委員会を通して近隣の10の小学校に配布

5.準備と実施

6.ふり返り(プレゼン発表)

 

当日の様子



       デコ巻き寿司教室(左)とマジシャン教室(右)                           




日本文化(ゆかた)を知ろう教室(左) と ロールケーキinささキッチン教室(右)



           企画担当学生(下)



 


 

 

                これらの活動を通し、学生は頼もしく、精神的にも大きく成長したように思います。

 

                皆様、ご協力ありがとうございました。