ベトナム国際交流プログラム ーベトナム食文化を学ぶ会ー
我が国の福祉分野において、外国人介護士の導入の方向性が示された中で、3月にベトナム国際交流プログラムにて訪越する5人の社会福祉学科とすでに千葉市内での介護施設で働くベトナム人介護士との交流を行った。
今回はベトナム食文化を学ぼうということで、一緒にベトナム料理を作り試食、フォーを始め、生春巻きやベトナムのオムレツなどを料理し、ベトナムの調味料で味わった。
途中、3月に訪問予定の技能実習の送り出しに機関の研修生とテレビ電話で交流
今後このメンバーは3月の訪問時に、老人ホームや高校や中学校の日本語クラス、日本語を学ぶベトナム人研修生と街中探検ツアー、医療系大学訪問を計画している。
担当 社会福祉学科 藤野
社会福祉学科の最近のブログ記事
第6回 楽しいわくわく!おしごと学校 開催
11月24日(土)科目「福祉系ビジネスインターンシップ」の一環として、小学生低学年までを対象として「おしごとを体験する」イベントが実施されました。
講師の選択、交渉、千葉市教育委員会への協賛手続き、準備、運営と一連の作業に関わることで、さまざまな立場の方と触れ合う機会となり、多くの気づきを得ることができました。
今回は「保育士」「看護師・助産師」「マジシャン」「ラッピング」「カフェ(コーヒー)」のお仕事体験に延べ60人の参加がありました。
「ナース服を着て、心臓の音が聞けた時はドキドキした」「生のコーヒー豆をみることができた」など多くの感想をいただきました。
学生からは「不安な気持ちもあったが、子どもたちの笑顔を見たら安心した」「貴重な体験で、今後に活かしていきたい」などの言葉があり、振り返りのなかで考えを深める時間となりました。
(松山恵美子・戸塚法子・高田亮)
キャリアインカレ2018(ビジネスコンテスト)に挑戦
文責 松山恵美子
9月22日(土)、株式会社マイナビが主催する学生のキャリア支援プロジェクト「MY FUTURE CAMPUS」が学内で実施され、松山ゼミの3年生が参加した。
このプロジェクトは大学生最大規模のビジネスコンテストであり、協賛企業から出されたテーマに、2~4名のチームで取り組み、その内容をプレゼンとしてまとめて全国大会にエントリーするという流れである。
昨年度は全国から204チームの参加があったという。
最初に本プロジェクト実施の意義についての説明を受け、その後アイデアをビジネスとしていくための基本的な必須条件を含めた企画書の作り方、手法を学んだ。
午後1時から4時までの時間を使い、チームでテーマに沿った課題に取り組み、発表した。
今回の取り組みを経験した学生は互いに多くのアイデアや意見を出し合い、ゼロから作り出していく難しさや楽しさを学んだようである。
貴重な体験となった。
「静岡県沼津市の民生員協議会会の研修に結城ゼミ3名が登壇」
結城(文責)
2018年8月20日(月)沼津市の民生員協議会研修において約220名の民生員が淑徳大学にいらして研修を受けた。
第一部は結城教授による「超高齢化・少子化における民生員の役割」というテーマで講演、
第二部は「民生員・児童員を含めた社会福祉学科学生と『福祉』を語る」といったシンポジウム。
登壇する結城ゼミ4年生(社会福祉学科)と民生員及び児童員との意見交換
結城ゼミから4年生3名が登壇し、民生員及び児童員とディスカッション形式でシンポジウム。
会場の民生員からも多数の質問・意見が出され、登壇学生らと意見交換。
静岡県沼津市の民生員約220名が研修に参加
登壇した学生は「緊張したが多くの民生員の方々と意見交換できて、たいへん勉強になった」ということであった。
また、参加した民生員の方々からも「福祉を学んでいる学生と意見交換できて新鮮だった。たいへん希望が持てる」といった感想が寄せられた。
第一部における講演会の様子
EPA経済連携協定に基づくベトナム人介護福祉士候補者との国際交流
今年もベトナム人介護福祉士候補者193人と社会福祉学科の学生144名との交流が行われました。
全体会のあと各教室に分かれ、ベトナムと日本の文化と生活、医療や福祉、若者の文化や流行などについて活発に議論が行われました。
参加した本学の学生の意見として、
「第一印象は、たいへん明るく活力があると感じました。1年間で日本語を学び、はきはき話す姿を見てすごく努力をしているのだと感じました。日本語や文化について多く質問され学びへの意欲の高さを感じました。」
「ベトナムのことはもちろん日本のこともたくさん調べてきてくださり、日本のことが好きな様子をみてとても嬉しくなりました。いままで外国の方と触れる機会がなかったのでこの交流がとても新鮮でした。」 「ベトナムから日本に来られた理由は、今後ベトナムでも必要となる介護技術を学び将来は母国に持ち帰りたいと聞きました。国家試験に受かりたいという気持ちから勉強が嫌いな人でも1日何時間も勉強していると聞き、見習わなければと思いました。」 以上、今回の国際交流で多くの学生が働く意味や学ぶことの大切さを感じたことと思います。(文責 藤野)
国家試験受験対策夏期合宿を開催!
藤野達也・伊藤千尋
社会福祉学科では、毎年夏休み前のこの時期に「受験対策夏期合宿」を実施しています。
後期に向けて、「模試+グループ調べ学習」で学習体力をつけることが目的です。
今年は113名の社会福祉士・精神保健福祉士を目指す学生たちが参加しました。
写真4:合宿初日。本番と同様の緊張感の中、模擬試験がスタート
写真:4人グループに分かれての調べ学習
写真6:毎年恒例!?社会福祉学科教員からの差し入れが届きました!
夕方には、昨年度合格した2名の先輩が会場に駆けつけてくれました。
勉強方法だけでなく、今の自分にとって国家資格がどのように役に立っているか等を熱心に語っていただき、在学生は真剣に聴き入っていました。
卒業生の姿を見ながら、「自分のなりたいソーシャルワーカー像があること」が最後の踏ん張りにつながるのだと意を強くしました。
この夏期合宿での経験が、残り半年間の学生たちを支えてくれることを信じています。2日間、お疲れさまでした!
看護学科と社会福祉学科の合同授業の報告(2018年6月28日木曜日)
結城康博(文責)
2018年6月28日(木)3限~5限にかけて、毎年、恒例の看護学科と社会福祉学科の合同授業が千葉第一キャンパスで実施される。
看護学科約90名と、社会福祉学科約120名の学生が参加した(両学科教員10名)。
授業テーマは、「新型出生前診断を考える」。
社会福祉の立場、看護の視点で、将来、専門職としてクライエントなどに、どのように対応すべきかを議論した。
看護学科の学生からは「福祉の視点で考えさせられた。
普段、医学の側面でした考えることがなかったが、福祉(生活)の視点の考えが重要であると気づかされた。
福祉学科の学生からは「看護学生は医療知識が豊富で、福祉の視点と異なるのが新鮮であった。
福祉の視点では気づかされない側面がある。非常に看護学科の学生と議論して印象深かかった」との反応であった。
看護学科及び社会福祉学科の学生が小グループに分かれてディスカッション
淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科教授 柏女 霊峰
5月22日、相談援助実習指導Ⅱ(90分演習、15回)の一環として施設見学が行われました。
この施設見学は毎年この時期に行われているもので、実習の事前学習のためのイメージづくりの意味合いを持たせています。
対象は、配属実習で児童相談所、児童養護施設に行く学生たちです。
柏女ゼミ(「社会福祉専門研究Ⅰ」の学生も同時に参加し、これからのゼミレポート並びにそれに基づく討論に役立ててもらっています。
今年も、千葉県中央児童相談所と児童養護施設房総双葉学園にお伺いし、担当者からのご説明を伺ったうえで施設内を見学させていただき、短い時間でしたが、質疑にも応じていただきました。
千葉県中央児童相談所では、相談措置課長の説明に、皆、真剣に聞き入っていました。
施設内の見学では、一時保護所の子どもたちの多さに児童問題の深刻さを実感しました。
房総双葉学園では、学生時代に私が実習指導を担当した卒業生が説明をしてくれ、児童養護の仕事について熱く語ってくださいました。
写真1 千葉県中央児童相談所会議室で課長の話を聞く学生たち
写真2 房総双葉学園の正面
写真3 房総双葉学園の中舎
実習指導の前期は事前学習が中心です。
配属実習は、夏から秋にかけて3週間実施されます。事前学習は、以下のように進んでいきます。
オリエンテーション、自己紹介ののち、まずは、実習のイメージを作ること、子どもたちへの対応の方法などを学ぶため、ヴィデオ教材やテキストを用いた学習をします。
施設見学も行います。
その後、配属施設種別の概要について、調べ方を教示のうえ図書館などで自己学習を進めます。
その間、ジェノグラムやエコマップなどについて復習し、子どもと関わる具体的スキル等について学びます。
配属実習機関・施設の概要についてはA4で3枚程度にまとめ、班別学習を進めます。
児童養護施設や児童相談所の事例について模擬ケースカンファレンスを実施してイメージ
を膨らませます。そのうえで、先輩たちのエピソード記録と個別援助計画を読みながら作
成方法について学びます。実習記録の書き方も大切な学びとなります。
実習課題の作成も進めます。
体験実習やオリエンテーションを通じて、具体的に配属される施設の概要や体験実習レポートをまとめ、テキストなどを参考にしながら下書きを作成し、添削を行います。
配属実習中の留意事項を学んで前期は終わります。
事後学習も大切な科目です。
これも15回実施されます。学生たちは、実習で一回り大きく成長します。
配属実習と事前事後学習を統合させつつ、社会福祉士としての道のりを歩み始めます。
しかし、それは、入念な準備に裏打ちされて初めて達成されることを忘れてはならないでしょう。
指導教員は、配属実習体験がこれからのそれぞれの人生にとって大きな糧となることを願いつつ、一人ひとりの実習を応援していくこととなるのです。
今年の学生たちは実習でどのような体験をするのか、今から楽しみにしています。
それぞれのスタート
社会福祉学科長 齊藤順子
平成30年度がスタートしました。
今年度、社会福祉学科は199名の1年生が入学しました。4月20日~21日には、6台のバスに分乗し、1日目は、鴨川のホテル三日月、2日目は、東京ドイツ村にて、新入生セミナーが開催されました。
2日目の東京ドイツ村では初夏を通り越して、夏の気温まで上昇しましたが、皆活発に交流する機会となりました。
<新入生セミナー1日目:ホテル三日月>
<新入生セミナー2日目:ドイツ村>
また、4年生は、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験対策講座がスタート、就職活動、卒業研究、国家試験受験と忙しい1年になります。教員を目指している学生は、5月から教育実習が始まります。今年度は20名の学生が実習へ行きます。
<4年生 社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験対策室の掲示>
社会福祉学科では、4年生を対象に千葉県社会福祉士会、千葉県精神保健福祉士協会、千葉県医療ソーシャルワーカー協会の3福祉系職能団体とコラボしたユニークな授業「卒後教育と人間開発Ⅰ・Ⅱ」を行っており、来年4月からの専門職としてスタートを今から支援しています。最初の講師は千葉県社会福祉士会の渋沢茂会長でした。
<4年生 授業「卒後教育と人間開発Ⅰ」>
来年3月15日、進路が決定し、全員が笑顔で卒業式を迎えられるようにと願っています。