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レポート・論文作成のルール【1】

著作権について学びましょう 

◇一般に「著作権」という場合、「著作者の権利(著作権)」だけでなく、「実演者の権利(実演家人格権・著作隣接権)」を含む場合がありますが、ここでは「著作者の権利(著作権)」について書いておきます◇

1. 著作物という考え方を身につけましょう

 著作物とは、思想または感情創作的に表現したもの。また、文芸・学術・美術・音楽の範囲に属するものと規定されています。

  例えば・・・講演、論文、レポート、楽曲、歌詞、舞踊、振り付け、舞台装置、建築物、設計図、写真、映画、アニメ、コンピュータプログラムなど

 ・二次的著作物も著作物・・・小説からの映画化、編曲、アレンジ作品など

 ・編集物であっても創作性を有するものは編集著作物・・・詩集、新聞、雑誌、百科事典など

  → 単なるデータ(統計そのもの)やアイデア(表現していないもの)は著作物と言いません。創作性のないもの(模倣品、まねて作ったもの)も著作物とは言えません。

 

2. 著作者(著作物の創作者)は、著作権法によって権利を保護されています。著作者人格権著作権(財産権)の2つがあります。

  この権利は著作物の発表時点で発生し、手続きは不要です。著作者の生存年間および死後70年間、保護されます。

 年齢や発表方法による条件はありません。子どもの作文やお絵かきでも著作権は発生します。

 

3.1. 著作者人格権…人格的利益の保護(精神的に傷つけられないこと)

・公表権・・・著作者は、自分の作品を許可なく公表されない権利があります。

・氏名表示権・・・著作者は、自分の作品を公表するときに著作者名を表示するかしないか、実名か匿名・ペンネームか決める権利があります。

・同一性保持権・・・著作者は、自分の作品を許可なく改変されない権利があります。

 

3.2. 著作権(財産権)…財産的利益の保護(経済的に損をしないこと)

複製権・・・著作者は、自分の作品を許可なくコピーや複製物を作られたりしない権利があります。手書き、印刷、デジタル化、録音・録画などに関わらず、著作物を形のあるものに再製することは権利侵害になります。

※図書館でのコピーは、営利目的でない場合は「著作者の許可がなくても図書館のコピー機でならばコピーしてよい」という著作権法第31条で規定された特例です。

ただし、条件があります。利用者本人が複製者であること、調査研究の目的のためであること、公表された著作物の一部分であること、一人につき一部であること。

※物理的なコピーや複製だけでなく、以下の権利も複製権の延長として保証されます。<上演権・演奏権><上映権><公衆送信権><公の伝達権><口述権><展示権><譲渡権><貸与権><頒布権>などがあります。いずれも、自分の著作物を許可なく複製利用されることから保護し、著作者の利益や財産を守るという考え方です。

 

レポート論文を書く時は・・・;( 「レポート・論文作成のルール【2】参照)

引用:文献から引用するときは、引用とわかるようにしましょう。地の文章に混ぜたり類似語句の入替えで自論の様に加工する行為は禁止です。

参考文献:資料の根拠を明示することはマナーであり、読者が論旨の根拠をたどる手掛かりにもなります。ネット上の情報を引用した時はURLを添えます。

・著作物の利用には原則的に許可が必要。無断転載・上映や、デジタルデータへの加工なども学術目的であっても学内や学園祭でも許諾が必要です。

 

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《 レポート・論文作成のルール 1 》参考文献:

文化庁著作権課「著作権テキスト~初めて学ぶ人のために~2019年版」2019年。

佐藤望ほか編著「アカデミック・スキルズ:大学生のための知的技法入門」慶応義塾大学出版会,2006年。

市古みどりほか編著「資料検索入門:レポート・論文を書くために」慶応義塾大学出版会,2014年。

 

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