2017年11月アーカイブ

看護学研究科:特別講演会開催!!

看護学研究科では、11月18日(土)に特別講演会が開催されました。

田宮仁先生の講義では、「看取りをめぐる諸問題について(淑徳大学の看護学科だからこそ、伝えたいこと)」をテーマに、我が国における「看取り」の歴史も踏まえてご講演いただきました。

田宮仁先生は、ビハーラという言葉を「仏教を背景としたターミナルケア(終末医療)施設」の呼称として提唱された先生です。

 

講義では、対象者の「苦しみ」に向き合う看護者としての姿勢を問われるような内容でした。

田宮仁先生講義風景

田宮仁先生講義風景2

「痛み」などの症状による「苦しみ」は、もちろん、疼痛緩和などの医療の力をもって処置すれば対処できるであろう。しかし、「死」だけでなく、「病むこと」「老いること」など、人は生きている限り、必ず逃れようのない「苦しみ」に遭遇する。そのような「苦しみ」に直面し、苦しみ惑う人を前に、私たち看護者は、その「苦しみ」そのものを取り除いたり、引き受けたりすることはできない。
なぜなら、その人に訪れる生きるが故の「苦しみ」は、その人自身に与えられた試練であり、その人が真の自分となるためのチャンスでもあるからだ。
『その人が引き受けなければならない「苦しみ」を、その人らしく引き受けていけるように、ケアしていくのが、真の専門家(看護者)ではないだろうか。』という言葉がとても印象的でした。

「いのち」の問題を考える時、それは自分自身の生き方につながっていく。

建学の精神である「利他共生」の理念を軸に、対象者と共に「いのちの問題」に向き合える看護者でありたいと感じました。

2020年6月

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