大学院看護学研究科の最近のブログ記事

新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大防止に向けた授業の取り組みとして、大学院看護学研究科においても、4月からオンライン授業がおこなわれています。

 

今回は、老年看護学特論Ⅰ(前期:選択科目)においてWeb会議アプリ「Zoom」を用いたオンライン授業の取り組みをご紹介したいと思います。

 

【顔合わせ+本時の授業オリエンテーション】

大学院生2名と科目担当教員(田代)に加えて、老年看護領域の教員2名もオブザーバーとして参加し、全5名での授業開始となりました。

まずは、全員の顔合わせと近況報告に続き、本時の授業テーマ、進め方についてオリエンテーションしました。

 

 

本時のテーマは、「老年看護学研究の理論そのⅠ」と題して、『サクセスフル・エイジングの概念、活動理論・離脱理論』をとりあげました。


まず、サクセスフル・エイジングの概念・活動理論・離脱理論の考え方を講義形式で解説しました。

 

 

その後、大学院生2名による、サクセスフル・エイジングに関連する研究文献のレビューを紹介してもらいました。

 また、最後に、「高齢者のサクセスフル・エイジングとは」と題して、全員でディスカッションをしました。


高齢者の幸福な生き方という議論は、個々の方々が過ごした背景によって捉え方が異なり結論は出ないものですが、これまでの経験談等を含めて活発な意見交換が出来ました。


大学院生や教員ともに、今後の自己の生き方にも置き換えて考える時間を持て有意義な授業でした。

2021年度 大学院看護学研究科 入学試験日程をお知らせします。

(新型コロナウィルス感染症の影響を鑑み、変更になる場合もありますので予めご了承ください。)

2021 看護学研究科入試日程.pdf

本年は、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を鑑み、卒業生、修了生並びに保護者の皆様に対する安全を考慮し、 大変残念ながら2019年度 卒業式・修了式の式典を中止することといたしました。 そのような中、千葉第二キャンパスでは、式典を中止にしながらも、修了生の方々へ学位記とお祝いの気持ちを届けようと小さな会を開催しました。 河野研究科長から、4名の修了生へ 看護学研究科で培った知識と研究能力を臨床の現場に役立てていってほしいこと また後進の育成にも取り組んでいってほしいこと そして、この看護学研究科の修了生として自信をもって、研究活動に、そして臨床で活躍をしていってほしい などの心温まるメッセージをいただきました。 修了生の皆様 本日は誠におめでとうございます。 これからの皆様のご活躍とご健勝を祈念しています。

 

2020年3月7日(土) 2019年度 修士論文発表会が行われました。
今年は4名の修了生の皆さんが、晴れ舞台に立ちました。 
今年度は、COVID-19の感染防止のため、出席者全員マスク着用、換気などの配慮を行いながらの開催となりました。

研究科長 河野洋子先生の挨拶

 

その後、粛々と修了生から、研究成果が発表されました。

秋元知美さん 「緊急帝王切開術を受けた母親の出産体験に影響する要因」
加瀬昌子さん 「排尿自立支援によるカテーテル関連尿路感染症と下部尿路機能障害の改善における有効性の検証」
松本有加さん 「看護専門外来における保存期慢性腎不全患者に対する看護援助の実践指針を見出す試み」
安藤涼さん    「思春期の小児がん経験者が考える外来受診の意味」

発表会での一コマです。

 


活発な意見交換が行われました。
 

発表された研究全てが、臨床への示唆がたくさん含まれた発表であり、これらの研究成果が臨床でいかされていくことを思うと、とても頼もしく思いました。
発表会の後、COVID-19の感染拡大防止のために中止された「修了記念パーティー」が、その規模を縮小して行われました。

看護栄養学部 茂野香おる学部長の挨拶

 

修了生からの挨拶と指導教官との記念撮影
 


その後、看護学研究科の開設から4年間、看護学研究科長として大学院の運営や院生の指導にご尽力いただきました河野洋子教授がその任務を終えられるということで、院生から感謝の花束が贈呈されました。
「河野先生、本当にありがとうございました」





参加者全員で記念撮影
  

※写真撮影時のみ、ブログ担当者の希望で一瞬だけマスクを外していただき、その間は「息を止めて」撮影させていただきました。
卒業後は、それぞれの臨床の場への羽ばたいていかれる皆さん。
これからもそれぞれの場所で、患者さんとそのご家族のために、そして、看護界の発展のために、看護学研究科で培った研究能力をいかしていってくださいね。
皆様のご健勝とご活躍を心からお祈りしています。

貴重な修士論文発表をありがとうございました。

10月17日(木) 18時から本年度第2回目の公開講座が開講されました。

今回は、東京大学大学院医学系研究科 真田 弘美教授 をお招きして、「ケアイノベーションーケアにおける技術革新―」についてご講演いただきました。
真田教授は、看護学と理学・工学とを融合させ、看護技術におけるイノベーションに取り組まれています。

今回のご講演では、そのケアイノベーションに関してのご紹介と臨床の現場にどのようにいかしていくかなどについてお話をいただきました。
看護学と異分野の融合から生まれるケアは正にイノベーションでした。
ご紹介していただいたものの一つに、「体圧を常時測定しながら最適な内圧に自動調整をしてくれるロボティックマットレス」がありました。
身体が思うように動かなくなったとき、多くの医療現場では、時間を決めて看護師などが患者さんの体位変換をして、患者さんの苦痛を軽減したり、床ずれ(褥瘡)を防いだりしています。現在でも、体圧を分散させるためのマットレスなどはありましたが、真田先生が開発された夢のロボスティックマットレスは、常時患者さんの体圧や睡眠状態を測定し、マットレスが自動で体圧を分散させるように動いてくれるものです。

このような新しい取り組みは、臨床で行われている看護にどのようなケアイノベーションをもたらすのか・・・拝聴していてとてもワクワクしてきました。
看護学と異分野を融合させることで、新しい看護の可能性がまた一つ広がりました。
人間がAI(ロボット)に使われるのではなく、ロボットを人間がどのように使うかを考えていくことが、看護の新たな可能性を広げていく一つの鍵となると感じました。 このような技術革新は、看護者のみならず患者さんにとっても様々な利益をもたらせてくれるものになるでしょう。
私たちが日々行っている看護も、「これがベスト」と奢ることなく、常によりよいものへとイノベーションしていく姿勢が大切であると感じました。

 看護学研究科の看護倫理学特論の講義の中で、東京医科歯科大学病院で遺伝カウンセリングを行っている外来師長の小笹由香さんをお招きしました。

「いのちにむきあう高度実践看護」というテーマでご講義いただきました。

☆対象者の自己決定を支援する看護の役割☆

小笹さんの講義では、出生前診断に関する基礎的な知識から、出生前診断が抱える問題点そして、臨床の場で妊婦さんとそのご家族が抱える苦悩と遺伝カウンセリングの実際について大変貴重なお話を伺うことができました。

「本来は、産んでしっかり育てる準備のための検査」であったはずの出生前診断によって派生した妊婦さんとご家族の苦悩に、医療職者としてどのように向き合っていくか・・・

参加者一同、真剣に考えたひと時でした。

小笹さんからは、「看護師の意見に誘導せず、対象者が決めたことを支援することが看護師の役割である」ということを学びました。

小笹さん、忙しい中、貴重なご講義をありがとうございました。

看護学研究科:特別講演会開催!!

看護学研究科では、11月18日(土)に特別講演会が開催されました。

田宮仁先生の講義では、「看取りをめぐる諸問題について(淑徳大学の看護学科だからこそ、伝えたいこと)」をテーマに、我が国における「看取り」の歴史も踏まえてご講演いただきました。

田宮仁先生は、ビハーラという言葉を「仏教を背景としたターミナルケア(終末医療)施設」の呼称として提唱された先生です。

 

講義では、対象者の「苦しみ」に向き合う看護者としての姿勢を問われるような内容でした。

田宮仁先生講義風景

田宮仁先生講義風景2

「痛み」などの症状による「苦しみ」は、もちろん、疼痛緩和などの医療の力をもって処置すれば対処できるであろう。しかし、「死」だけでなく、「病むこと」「老いること」など、人は生きている限り、必ず逃れようのない「苦しみ」に遭遇する。そのような「苦しみ」に直面し、苦しみ惑う人を前に、私たち看護者は、その「苦しみ」そのものを取り除いたり、引き受けたりすることはできない。
なぜなら、その人に訪れる生きるが故の「苦しみ」は、その人自身に与えられた試練であり、その人が真の自分となるためのチャンスでもあるからだ。
『その人が引き受けなければならない「苦しみ」を、その人らしく引き受けていけるように、ケアしていくのが、真の専門家(看護者)ではないだろうか。』という言葉がとても印象的でした。

「いのち」の問題を考える時、それは自分自身の生き方につながっていく。

建学の精神である「利他共生」の理念を軸に、対象者と共に「いのちの問題」に向き合える看護者でありたいと感じました。

2020年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30