歴史学科 東洋史(インド)フィールドワーク

 初めまして、淑徳大学歴史学科2年の佐藤海と言います。

 

 1030日、東洋史研究(インド史)のフィールドワーク、という事でインドにまつわる神様が祀られている寺院を3か所ほど巡ってきました。

 

 1箇所目は最寄り駅が御徒町そこから徒歩約5分で到着する徳大寺という所でした。アメ横の道を通りその中にありましたが、中に入るとその喧騒が静まるような落ち着きのある雰囲気を醸し出していました。

 

 摩利支天という神様が祀られており、彼女は自在の通力を持つ暁の女神ウシャスというインドの女神が原型だと考えられており、日本では力を求める武士の信仰が厚かったそうです。

 

 他にも日蓮上人様の像等がありましたが、私が一番惹かれたのは浄行菩薩像という像で自分の患部にあたる所をその像に見立てて隣にあるたわしで磨くと治ると言われており私も試しに磨いて来ました。もし、立ち寄られる機会がありましたらいかがでしょう。

 

 2ヵ所目は徳大寺から上野不忍池方面に向かい徒歩約15分の弁天堂という所でした。

 

 不忍池の蓮に囲まれるようにあります。中国風の外見の建物で中には大きな提灯があります。そして、そこに祀られているのは弁天様で言わずと知れる七福神の一人、そしてインドヒンドゥー教のサラスヴァティーという女神がルーツとされています。彼女は古代インドの川を神格化したものでその為、彼女の祀られている所は水にまつわる所が多いという興味深いお話などが聞けました。


  そして、また近くの丘を登ると上野大仏と大きく書かれた看板、そして合格祈願ののぼりが見えます。現在は度重なる損傷の為、顔だけをレリーフにして安置されている、という悲しい経歴がありますが、ポジティブな発想からこれ以上落ちない!と、いう事で現在はパワースポットとして注目されているらしいです。

 

 そして3箇所目、最後に尋ねたのは先の弁天堂より入谷に向かい徒歩約25分の所にある真源寺という所でここには鬼子母神という聞くからに恐ろしい名前の神様が祀られています。と、言うのも阿修羅という神がそのルーツで、かつて子供の肉を好んで食ったため悪鬼としての扱いを受けていた存在でした。しかし、釈尊の威光により改心し子供を守護する神へと転身しました。

 

 入り口に鬼子母神と彫ってあり、その「鬼」の字には上の「ノ」の部分が無かったのが気になり、碑を見たら「ノ」は角を示しており角のない優しい鬼になったとありました。またこの地域では節分の日に「福は内、悪魔外」になるそうです。この入谷においてその鬼子母神様がどういった存在なのか、まだ、入り口程度に過ぎないでしょうが窺い知る事が出来たと思います。

 

 フィールドワークは大体1時間30分と、歩くにも疲れない丁度良い時間で、インド史講師の関口先生や気心が知れた学友たちと巡ってとても楽しく、かつ有意義なフィールドワークを過ごす事が出来ました。