歴史学科 東洋文庫フィールドワーク(6月8日)

 皆さんこんにちは!歴史学科3年の廣瀬薫です。私は6月8日に東洋史演習Ⅰ(中国史)[担当:村松弘一先生]の授業の学外フィールドワークとして、駒込にある東洋文庫を訪問しました。東洋史演習では『三国志』諸葛亮伝を読んでいますが、今回東洋文庫の特別展で『三国志』も展示されているとのことでみんなで行きました。


 東洋文庫は三菱財閥の岩崎久弥さんが所蔵していた膨大な数の東洋に関する書籍を基礎として、1924年に設立されました。東洋文庫には図書を所蔵・公開する部門と研究の部門、そしてミュージアムを企画・運営する普及展示部があります。今回は東洋文庫ミュージアムの見学をしました。会場では東洋文庫普及展示部学芸員・研究員の岡崎礼奈さんからご説明をいただきました。会場に入ると一階では貴重な資料や広開土王の石碑のレプリカが展示されていました。二階にあがると「モリソン書庫」(モリソン文庫)が見えました。これらは、オーストラリア出身のジョージ・アーネスト・モリソンさんが収集し、岩崎久弥さんが購入した3万5千冊余りの中国に関する欧文文献のコレクションです。この本の圧巻の多さに、これは映画のワンシーンかな?と思うほどでした(笑)


 モリソン文庫の奥の特別展示室では、ちょうど『悪人か、ヒーローか』展が開催されていました。これは大きな偉業を成し遂げた人でも、悪の側面があることをピックアップした展示になっています。私たちはここに来る前の授業で、事前学習として『悪の歴史 東アジア編(上)』(清水書院、2018年)を授業参加者で輪読しました。私が担当したのは「曹操」でした。彼は魏の国を建てた人ですが、なんと裏では大虐殺を行っていました。ビックリです。この東洋文庫では、東アジアの秦の始皇帝・則天武后、日本の平清盛から織田信長、そしてヨーロッパのナポレオンに至るまで多くの「悪」と「ヒーロー」の展示品と解説がありとても興味深かったです。


  普段では見る事のない貴重な書籍を見ることができ、また、「悪」をテーマにした珍しい展示を体験することができました。岡崎さんをはじめ東洋文庫のみなさん、ありがとうございました。また卒業論文などでこの施設を利用するときは、何卒、よろしくお願いします!!

東洋文庫学芸員の岡崎礼奈さんの説明を聞いている学生たち

モリソン書庫 圧巻です。違う世界に来たみたいです。

「悪人か、ヒーローか」展 悪人展は都内各所の美術館でおこなわれているそうです。悪人ブーム。

東洋文庫のエントランスで記念撮影。東洋文庫のみなさん、ありがとうございました!!!