歴史学科東洋史フィールドワーク2019年度(5)【海外歴史研修(中国)編】

歴史学科東洋史コースの村松ゼミでは2018年に引き続き(2018年度の旅はこちら)、2019年も8月26日から9月1日の一週間にわたる中国大陸でのフィールドワーク「海外歴史研修(中国)」(ゼミ合宿)を実施しました。2019年度は古代中国の二大古都である洛陽と西安を踏査しました。洛陽では世界遺産の「龍門石窟」、後漢時代の光武帝陵や白馬寺、そして黄河を実見。その後、高速鉄道で西安まで3時間。古都長安(西安)では秦代から唐代までの遺跡を訪れ、中国の経済発展のなかでその遺跡保護の状況がどのように変化したのかを現地の人々の話を聞きながら、体感しました。秦代は秦の始皇帝陵・兵馬俑博物館・阿房宮、前漢代は長安未央宮、唐代は長安大明宮・曲江池・大雁塔・碑林と中国の歴史が凝縮された研修となりました。(なお、この研修にはゼミ生のほか、どうしても私たちと一緒に古代中国を体験したいという聖心女子大学・学習院大学の学生も参加しました。合計8名) 

<参加学生の感想>

中国の遺跡、特に宮殿跡は日本とは比べものにならないくらい広大でその広さに圧倒されました。私は龍門石窟と碑林に行くのが楽しみで、龍門石窟を実際に見て回ることができて疲れはしたけどとてもいい経験をすることができました。碑林では、私の研究テーマである墓誌が触れる状態で並んでおり、顔真卿や欧陽詢の書いた墓誌や有名な碑が数多くあったのでとても見応えがありました。中国語が全くわからない状態での留学でしたが、マックで英語を使い朝食を注文したことがとても印象に残っています。(久保田空さん)

初日に行った龍門石窟という北魏以降400年以上かけて作られた石窟寺院がとても印象的でした!沢山掘られた穴の1つ1つにしっかり仏像が入っている様子は圧巻です。SNS映えするピース仏像もありました。おススメです。(嶋田桃子さん)

世界遺産「龍門石窟」にて(洛陽)

嶋田さんオススメ。ピースする?仏像(洛陽)

後漢王朝を築いた光武帝(劉秀)の陵墓(洛陽)

後漢時代創建の白馬寺の塔(洛陽)

黄河のほとりにて。(洛陽)

秦の始皇帝陵にて。兵馬俑博物館にはお客さんがいっぱいいたが、お墓の前にはほとどんど参加者はいない。(西安)

秦の兵馬俑博物館前にて張衛星さん(副館長)と記念写真(西安)

兵馬俑と「はいチーズ!」。近年、発掘作業が再開された。人多すぎ。(西安)

阿房宮前殿遺跡前にて。10年前には前殿遺跡の上に二つの村があったが、いまや村はない。遺跡保護が優先されている。(西安)

前漢時代の長安未央宮前殿遺跡。ここが漢王朝の政治の舞台。(西安)

唐長安大明宮含元殿遺跡前にて。10年前はスラム街だった。遺跡保護のため、旧住民は周辺の高級マンションに移住。(西安)

お約束?の三蔵法師ゆかりの大雁塔。今年も最上階(7階)まで昇りました。(西安)

唐長安の東南に位置する曲江池。20年前には農村風景が広がり、池は消滅していたが、今では復元された池のまわりに高級マンションが建ち並ぶ。(西安)

碑林博物館。顔真卿ら有名な書家の石碑がならんでいる。(西安)

西安名物「羊肉パオモ」(モというパンを自分でちぎって羊スープで煮込んだ料理)。はじめてのパンちぎりに作戦苦闘。1時間かけていた学生も。好吃(うまい)!(西安)

(文責:村松弘一)