歴史学科の最近のブログ記事

夏休みを前に、7月21日18時から20時の2時間、東京キャンパスにて、人文学部初の夏のイベント納涼祭が行われました。

納涼祭 納涼祭

イベント実行委員会を立ち上げてから、2ヶ月。コロナ禍の中で、どんなイベントなら、実施可能か、何度も話し合いが行われました。

そこで出てきたのが、コロナ禍ではあるものの、大学生活というこの時間は今しかない、この時間を楽しむためには厳しい感染予防対策を実施しつつ、夏を感じるイベントを!!ということで、「夏の一夜を彩る、最高の瞬間-納涼祭-」となりました。

縁日に見立てたヨーヨー釣り・射的・輪投げコーナー、スタンプラリー、ビンゴ、そして、インスタスポット。イベント実行委員の手によるまさに「手作りの納涼祭」となりました。

納涼祭 納涼祭

参加した学生からは、「楽しかった」「大学での思い出が作れた」「来年もまたやりたい」などの声が聞かれました。

密にならない徹底したソーシャルディスタンスの確保、教職員の厳しい見まわり隊、校内入場から退場まで十分距離が取れる人数でのグループ分け、手指の消毒に加え手袋着用を義務付けたスタンプラリーなど・・・考えられる限りの対策がなされ無事に終了しました。

コロナ禍の中、厳しい条件があるにもかかわらず、参加学生に喜んでもらえるイベントを企画、実施したイベント実行委員会の学生たちも「肉体だけでなく、感染防止を意識していたので精神的にも疲れたけど、達成感でいっぱい」とのことでした。お疲れ様でした。

来年は、もっと自由に開催できるといいですね。

納涼祭 納涼祭 納涼祭

新学期が始まると同時に、6号館の食堂も営業を開始しました!
全席にアクリル板を設置したり、容器は使い捨てのものにするなど、コロナ感染防止にも気を付けています。
5号館の売店では焼きたてパンやスナックなどが購入できます。どちらもこれまでより充実した品ぞろえになっています。
授業の後は、美味しいメニューが待っていますよ!

食堂

食堂

食堂

2020年度はコロナ禍にあって、思うように対面授業ができませんでした。

現在4月からの2021年度開始にあたって、対面授業の準備が着々と進んでいます。

歴史学科では、3月19日に新2年次生対象のオリエンテーションを開催しました。

入学後の1年間、遠隔授業を中心とした学生生活をおくってきた新2年次生にとって、待ちに待った日です。

当日は3密にならないように、少人数のグループ編成をするなど、細心の注意を払って行われました。

教室での説明を受けたあと、これまで通うことがほとんどできなかった大学構内の見学です。

 

図書館の利用もこれまで制限されていましたが、今後の通学に備えて参考文献の紹介などがありました。

歴史学科の学びの中心でとなる考古学実習室・博物館実習室での説明の様子です。

ようやく淑徳大学東京キャンパスに歴史学科の学生が帰ってきました。

次は新入生オリエンテーション、在学生オリエンテーションと続きます。

こんにちは、歴史学科3年生の泉 海斗です。新型コロナウイルス感染拡大に伴う構内の入構制限により、大学に来ることのできない日々が続いていつの間にか年末が近づいて参りました。

しかし、今回私たちは感染症対策を行った上で歴史学科の三宅先生の科研費による研究のお手伝いをしました。アルバイトは毎回6名の学生達が参加しました。この研究の正式な名称は「東ユーラシアにおける貨幣考古学の基盤構築を目指した学際的研究」というものであり、東京大学の教養学部駒場博物館収蔵の銭貨資料をお借りして、資料化を進めています。計測や拓本、デジタルデータ化などの作業を行いました。

お手伝いとして来てくれた学生は2、3年生の他に1年生もおり、大学に来ることのできない日々が続く中で、来校できる貴重な機会となりました。今回、お手伝いに参加した1年生の高橋さんや堀さんからは「貴重な体験だった。」、「珍しい資料に触れることができた上、拓本などの作業も行うことができて良い体験となった。」など、うれしい意見を聞くことができました。来年の2月にはまた新しい研究を行う予定です。

「歴史学入門」の授業では毎年、学生相互の投票による「歴史エッセー」大賞を実施しています。一昨年、昨年は学生達がひとつの教室にあつまり予選・決勝をおこなってきましたが、今年はコロナウィルス感染症拡大防止のためZoomによるリアルタイムweb授業で実現させました。決戦は5月11日。5名のファイナリストによる決勝プレゼンテーションと投票をおこないました。今年のファイナリストとテーマは以下のとおり。

・秋田 夢羽さん「自動販売機の歴史」

・磯部 拓人さん「自撮りの進化」

・大木 優輝さん「世界一売れなかったゲーム機の歴史」

・春山さくらさん「不死身の男」

・竜見 宙夢さん「125年前に感染拡大を食い止めた男」

・岸 由希也さん「日本人とオタク」

Zoomの画面を通じてのプレゼンテーションはみんな初体験で大変そうでしたが、みなさんわかりやすい、すばらしい発表でした。自動販売機・自撮り・ゲーム・オタクといった身近で現代的なテーマの歴史を掘り下げたもの、近代日本の歴史を生き抜いた「不死身の男」の話、そして、現在私たちが最も関心を寄せている疫病対策を125年前の後藤新平の対応から学ぶというものまで、実に面白く、また、それぞれの思いがのせられたエッセーでした。

 プレゼンテーション終了後にすぐにGoogle Formで作成したアンケートに投票し、みごと今年の歴史学入門「歴史エッセー」大賞に輝いたのは!!!!「自動販売機の歴史」を発表した秋田夢羽さんでした。おめでとうございます!!Zoomの画面を通じて、祝福の拍手と歓声が鳴り響きました!!

まだ、みんな画面の中でしか会ったことはありませんが、歴史学科ではクラスアワーなど新入生が交流する機会を、制約があるなかでもつくっています。はやく、みなさん、「教室」に集合したいですね!!

2019年度「歴史学入門」歴史エッセー大賞のブログ記事

2018年度「歴史学入門」歴史エッセー大賞のブログ記事

Zoom画面を通じてプレゼンテーションがおこなわれました。

優勝した秋田夢羽さんのプレゼン場面!!おめでとうございました!!

※歴史学入門は本年度から歴史学科の教員6名によるオムニバス形式の授業としておこなわれています。

(文責:歴史学科・村松弘一)

 

 

大学の授業開始が4月20日(対面授業は5月11日~予定)となりました。歴史学科東洋史コースの村松ゼミでは春休みに新3・4年生研究合宿ゼミをおこなっていますが、今年は中止。そこで、本来なら授業が始まっているはずの4月6日にZoomというオンライン会議ツールを利用して遠隔キックオフゼミを実施しました。教員と学生あわせて13名が自宅からアクセス。3・4年生の自己紹介を兼ねて全員5分~10分の研究発表をおこないました。2時間にわたるゼミの間、意外に発表の声はよく聞こえ、画面にうつる学生達は、誰も眠らずに同級生の研究計画や先輩の史料整理状況を真面目に聞いていました。研究テーマは中国古代の墓誌・鏡・玉器・刀剣・蠱毒・儒教から元寇、タイ近代化、ガンジー、アヘン戦争、チャイナドレス、中華料理の誕生まで東洋史ならではのバラエティに富む飽きさせない内容でした。少人数のゼミ形式の授業ならこのようなリアルタイム授業のツールは有効のように思いました。

<学生の授業方法についての感想>

音声が遅くなったり途切れたりしましたが、レジュメがあるのでこのままで大丈夫だと思います。(岡戸樹さん)
チャット機能(プライバシーでグループ内の個人だけに送ることも可)を授業中に活用するのもよいかもしれません。(栗原彩汰さん)
私のインターネット回線が悪いのか皆そうなのかわかりませんが音声が聞こえにくいことが多々ありました。画面は問題なかったので今後もレジュメだけでなく連絡事項や重要事項は文字で共有していただけると助かります。(嶋田桃子さん)
タイムラグはほとんどなく、画像サイズや画質も大丈夫でした。(佐々木洋人さん)
レジュメの文字が黒色で、時々重要なのはどこなのか分からなくなります。重要なことはレジュメの文字をカラーにしたほうがよいかと思います。(山本怜史さん)
自宅にいながら学生達の近況確認、研究状況がわかります。
画像共有であらかじめ提出してもらったレジュメをみながら発表をききます。画面右側の学生の表情を見ながら発表の理解状況も把握できます。
(文責:歴史学科 村松弘一)

歴史学科東洋史コースの村松ゼミでは2018年に引き続き(2018年度の旅はこちら)、2019年も8月26日から9月1日の一週間にわたる中国大陸でのフィールドワーク「海外歴史研修(中国)」(ゼミ合宿)を実施しました。2019年度は古代中国の二大古都である洛陽と西安を踏査しました。洛陽では世界遺産の「龍門石窟」、後漢時代の光武帝陵や白馬寺、そして黄河を実見。その後、高速鉄道で西安まで3時間。古都長安(西安)では秦代から唐代までの遺跡を訪れ、中国の経済発展のなかでその遺跡保護の状況がどのように変化したのかを現地の人々の話を聞きながら、体感しました。秦代は秦の始皇帝陵・兵馬俑博物館・阿房宮、前漢代は長安未央宮、唐代は長安大明宮・曲江池・大雁塔・碑林と中国の歴史が凝縮された研修となりました。(なお、この研修にはゼミ生のほか、どうしても私たちと一緒に古代中国を体験したいという聖心女子大学・学習院大学の学生も参加しました。合計8名) 

<参加学生の感想>

中国の遺跡、特に宮殿跡は日本とは比べものにならないくらい広大でその広さに圧倒されました。私は龍門石窟と碑林に行くのが楽しみで、龍門石窟を実際に見て回ることができて疲れはしたけどとてもいい経験をすることができました。碑林では、私の研究テーマである墓誌が触れる状態で並んでおり、顔真卿や欧陽詢の書いた墓誌や有名な碑が数多くあったのでとても見応えがありました。中国語が全くわからない状態での留学でしたが、マックで英語を使い朝食を注文したことがとても印象に残っています。(久保田空さん)

初日に行った龍門石窟という北魏以降400年以上かけて作られた石窟寺院がとても印象的でした!沢山掘られた穴の1つ1つにしっかり仏像が入っている様子は圧巻です。SNS映えするピース仏像もありました。おススメです。(嶋田桃子さん)

世界遺産「龍門石窟」にて(洛陽)

嶋田さんオススメ。ピースする?仏像(洛陽)

後漢王朝を築いた光武帝(劉秀)の陵墓(洛陽)

後漢時代創建の白馬寺の塔(洛陽)

黄河のほとりにて。(洛陽)

秦の始皇帝陵にて。兵馬俑博物館にはお客さんがいっぱいいたが、お墓の前にはほとどんど参加者はいない。(西安)

秦の兵馬俑博物館前にて張衛星さん(副館長)と記念写真(西安)

兵馬俑と「はいチーズ!」。近年、発掘作業が再開された。人多すぎ。(西安)

阿房宮前殿遺跡前にて。10年前には前殿遺跡の上に二つの村があったが、いまや村はない。遺跡保護が優先されている。(西安)

前漢時代の長安未央宮前殿遺跡。ここが漢王朝の政治の舞台。(西安)

唐長安大明宮含元殿遺跡前にて。10年前はスラム街だった。遺跡保護のため、旧住民は周辺の高級マンションに移住。(西安)

お約束?の三蔵法師ゆかりの大雁塔。今年も最上階(7階)まで昇りました。(西安)

唐長安の東南に位置する曲江池。20年前には農村風景が広がり、池は消滅していたが、今では復元された池のまわりに高級マンションが建ち並ぶ。(西安)

碑林博物館。顔真卿ら有名な書家の石碑がならんでいる。(西安)

西安名物「羊肉パオモ」(モというパンを自分でちぎって羊スープで煮込んだ料理)。はじめてのパンちぎりに作戦苦闘。1時間かけていた学生も。好吃(うまい)!(西安)

(文責:村松弘一)

「東洋史Ⅱ(朝鮮)」(担当:村松)の授業では、古代から現代にいたるまでの朝鮮半島の歴史を講義しています。この授業では、2019年11月29日にフィールドワークとして学習院大学東洋文化研究所で史料を見せていただきました。当日は研究所の助教(当時)の鈴木舞さんの協力を得て、「広開土王碑拓本」(東洋史学者の白鳥庫吉が購入した可能性あり)や朝鮮史研究者の末松保和先生が蒐集した古代朝鮮の金石拓本類や新羅村落文書(写真)、さらに、朝鮮総督府関係資料である友邦文庫や東洋文化研究所で刊行した李朝実録など朝鮮史全体を俯瞰できるような様々な史料を目にしました。また、モンゴル関係の「磯野文庫」、イスラーム関係の「東亜経済調査局資料」、澤口文庫の漢籍など「東洋史」の資料を見る機会となりました。この東洋文化研究所は担当教員の村松が9年間在職し、資料調査や研究に従事した場所で、こうして学生のみなさんの教育にも活かすことができて本当にうれしいです。(文責:村松弘一)

広開土王碑のこの欠けた部分なんて書いてあるんだ?(阿部君)

5mの拓本を丁寧にたたむのは大変だ(横尾つくしさん)

ふむふむ、これは「新羅村落文書」ですね(周君)

研究所で記念撮影!!東文研ありがとうございました。

東洋史研究Ⅱ(朝鮮)[担当:村松弘一]では古代関東平野の開発にかかわった朝鮮半島からの渡来人の足跡を体感するというフィールドワークをおこなっています。2018年度は埼玉県日高郡の高麗川駅から高麗神社・聖天院を経て巾着田、高麗駅までを踏査しました。昨年の様子は→こちら

今年度は、2019年11月25日に、神奈川県大磯町の高来神社・高麗山まで足を延ばしました。10時半に平塚駅に集合し、大磯駅で解散したのは16時。実に5時間半のフィールドワークでした。走行距離は6km程度でしたが、高麗山の標高は170mもありました。

①高来神社

平塚駅からバスにのり、花水のバス停から歩く。高麗山の東南の麓から高来神社の境内に入る。中世に記された「箱根山縁起」に神功皇后の新羅出兵を示す三韓征伐に勝利した際に、重臣であった武内宿禰が高麗大臣和光を奉ったことがこの高来神社の始まりとある。また、神社でおこなわれる御船祭の木遣りには高句麗の使者の若光が祖国滅亡後に東を目指し、大磯の浦に渡来し、船で上陸してこの高麗の地に住み、大陸の文化を伝えたという文言がある。直接的な史料はないが、高句麗からの渡来人と高来神社、高麗山との関係を考えてもよいでしょう。

高来神社前にて

神社にお願い

②高麗山

高来神社のある高麗山は、丹沢の南、箱根の東に位置し、ここから東は関東平野へと入る。関東の西南の端と言ってよい(埼玉の高麗神社は関東平野の西北に位置する)。まさに、京から東国へやってきた渡来人が、この山を通った可能性は否定できない。170mの山は急峻である。高麗山の山頂に至り、さらに尾根沿いに西へ行くと湘南平があり、そこには展望施設やレストランがある。なお、高麗山は戦国時代に山城として使われ、北条早雲が籠城し、小田原城征伐の際には上杉謙信もここに本陣を置いたという。

男坂は険しい

まだまだ続く高麗山

山頂から高麗山の東を見る。

楽しいお昼ご飯

湘南平にて(湘南の海を背景に)

③楊谷寺横穴墓群・釜口古墳

湘南平から南方向へ高麗山を下りる途中に、無数の横穴があらわれる。楊谷寺横穴群である。およそ50基の墓が発掘され、出土した土器から7世紀前半以降の墓と考えられています。そこから30分ほど歩き下った場所に釜口古墳がある。この古墳は半地下式の切石積の横穴石室で、現在の盛り土は石室をわずかにおおう程度しか残っていない。一般的には7世紀末のこの地域の支配者の墓と考えられています。

楊谷寺横穴墓群

釜口古墳

④大磯海岸

大磯には1885年に日本初の海水浴場が開設されました。西洋医学による健康促進法が導入されたことによるそうです。大磯には伊藤博文や吉田茂、寺内正毅ら歴代首相の邸宅が建てられ、近代史においてもここ大磯は政治的に重要な町でもありました。

大磯海岸で語る

大磯海岸の青春の1ページ

(履修者の感想)

「歴史学科に入学してここまで険しいフィールドワークは初めてであったが、自ら現場を訪れて見て学ぶという座学では得ることのできないような学習を通じて日本と朝鮮の関わり、大磯の歴史について知識を得ることができたと思う」(伊地知大河さん)

「日本の文化は日本の歴史や文化を学ぶだけでは追求しきれないということを学んだ。日本の歴史や文化を深く研究したいのであれば「大陸の歴史や渡来人が伝えた大陸の文化がどのようなものであったのか」「その文化が日本の文化にどのような影響を与えたのか」ということにまで着目して考えなければならないと感じた」(高羽あずささん)

「行き当たりばったりが多かったものの、これぞフィールドワークであると感じることができた」(栗原彩汰さん)

「今回の調査はほかのフィールドワークに比べとても内容の濃いものであった。道中、様々な出来事が発生したこともあったが、それを含めよい時間であった。特に楊谷寺横穴墓と釜口古墳を実際に見学することで座学では学べないことを知ることとなった。」(栗林優斗さん)

「大磯へフィールドワークに行ってみて、自分の住んでいる神奈川県について初めて知ることや学んだことが多くあったと感じている。日本史として残ってる資料や史跡が多いが、朝鮮にもまつわるものがあることを知ることができた」(志村祐治さん)

「事前学習・フィールドワーク・事後学習と長い時間をかけて平塚・大磯について学んだことにより、印象に残る授業となった。大学生活の中でもここまで時間をかけて学んだことはなかった。時間をかけることで、知識として記憶に残るということを発見することができた・・・今回のようにフィールドワークをしっかりと準備し、足を使って調査することは、卒業論文にも活かせると思う」(太田瞳さん)

「東洋思想史」(担当:村松弘一)の授業では儒教・道教・仏教からイスラームに至るまでアジアの思想・宗教にスポットを当てて講義をしています。今年は2回にわたって都内フィールドワークをしました。

 ①林氏墓所・山鹿素行墓 2019.11.3

新宿区の牛込柳町駅の近くには林羅山をはじめとする江戸幕府の儒官の林家の墓所があります。普段、見学はできませんが、年に1回東京文化財ウィークに公開され、ボランティアの方の解説を聞くことができます。儒式の墓(もとは墳丘あり、今は木があり)を目にすることができます。林氏墓所から歩いて15分ぐらいの宗参寺に、山鹿流兵学で知られる儒者・山鹿素行の墓があります。こちらは仏式の墓。墓の横には、素行の思想に影響を受けた乃木希典遺愛の梅が移植されています。

林氏墓所前にて

儒式墓地。墳丘はなく、植樹のみ。

ボランティアの方の解説

宗参寺(山鹿素行墓)にて

乃木大将遺愛の梅「春日野」

②東京媽祖廟・東京ジャーミー 2019.12.6

履修者20が新大久保に集合し、まずは、イスラームの一風景として、駅前の小道のハラールの店やモスクが並ぶイスラーム横町を見学。コリアンタウンを抜けて、大久保駅側の「東京媽祖廟」を訪れる。この媽祖廟は2013年に建設された施設で、入口の奥のエレベータで昇り、4階の観音殿、3階の媽祖殿、2階の関帝殿の順番に参拝した。次に新宿駅まで歩き、小田急線で代々木上原の東京ジャーミーへ。ここには昨年度も訪問させていただいた。昨年は椎名誠さんが取材にいらしていたが、今年はNHKラジオ番組の「音の風景」が録音に来ていた。今年も下山茂さんに解説していただいた。女子学生はヒジャブを身に付け入館し、礼拝堂では女性のみが許される2階にものぼっていた。異なる文化を「体感」した一日だっただろう。

東京媽祖廟にて

媽祖像

4年生のみなさん

4階建てビルの階ごとに廟がある

東京ジャーミー礼拝堂前にて

いつも楽しい下山さんの解説

礼拝堂でも下山さんの解説は続く

2階は女性専用。1階では下山さんがNHKの取材を受ける。

(履修学生の感想)

「媽祖廟やジャーミーはこちらが驚くほど、その場所になじんでいたので、正直びっくりした」(嶋田桃子さん)

「日本では神を祀る場は厳かであるべきという考えがあるが、中国では派手に飾る、イスラム教では伝統的な建築方法とともに清潔感のある白を基調としていた」(牛山恵莉さん)

「東洋からの文化・思想は日本独自の形に変化して浸透した場合もあれば、媽祖廟やジャーミーなど大きく変化することなく日本に入ってきた場合もあることがわかった」(榎本茅菜さん)

「女性は布で髪を隠さなければいけないという本格的なイスラム教の施設に入るのは人生で初めてのことだったので、かなり緊張した」(久保田空さん)

「フィールドワークを通じて、異国の文化や宗教などが身近な日本の街並みにうまく溶け込んでいたことを改めて認識した」(斉藤龍さん)

「東洋の思想は消える可能性もあったが、日本においては根付き、現在も何かしらの形で残っている。私たちはそこからさらにさまざまなことを学んでいくことができるだろうと感じた」(野澤結奈さん)

(文責:村松弘一)

2021年7月

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