博物館の実物資料に触れる
貴重な体験

人文学部 歴史学科 
竹田 清華さん (城西大学附属城西高等学校 出身)

生涯学習概論

当時の教育機材に触れることで
展示物の背景を肌で感じることができた

生涯学習概論は学芸員免許取得をめざし、学芸員に向けた学びを得る初めての授業でした。この授業で生涯学習の意味や価値、可能性を学ぶとともに、博物館や資料館における実物資料の重要性を感じることができました。事前学習では、博物館を設立した方から体験談や設立までの思いを聞かせていただく機会があり、展示品の背景を深く知るきっかけになりました。今まで博物館に足を運ぶ機会は少なかったのですが、授業で行った唐澤博物館では、実物資料に触れ、スケッチをするなど現場でないと気づけない展示の魅力を感じることができました。なかでも、昔の教育機材である幻灯機を実際に手にした時には、当時の子どもたちが学ぶ姿に思いを巡らせました。授業を機に博物館に出かける機会が増え、歴史への興味や関心も深まりました。座学だけでは得られない、貴重な体験ができたと思っています。

事前学習

博物館の創設者や創設意図、展示物について調べる。

現地実習

実際に博物館に赴き、事前に調べておいた実物資料に触れる。

レポート・発表

「展示品(もの)にはこころがある」というキーワードをもとに、博物館での実習をレポートにまとめ、発表する。

「展示品にはこころがある」を
直に感じることができました

この授業を通して、自分がめざす学芸員の仕事や博物館に今まで以上に親近感を持てるようになりました。受講する前と比べ「学芸員資格を取りたい」という気持ちが高まったように感じています。学芸員のあり方や仕事をするうえでの考え方を初めて学び、博物館の利用のしかたも変化しました。この授業で繰り返し先生が話していた「展示品にはこころがある」という言葉が、博物館に実際に行くことで直に感じ取ることができました。特に印象に残っているのは、当時の子ども達が手にした史料を実際に触れたことです。時代は異なりますが史料を通して、当時の子ども達とつながることができたように感じました。これをきっかけに、博物館ではじっくりと実物を観察するようになりました。学芸員に限らず、目標に向かって学んでいく時には、物事をじっくり観察し、親しみをもつことが大切だと実感しました。

あなたのキャンパスライフについて教えてください

淑徳に入ったきっかけと課外活動でがんばっていることは?

旅行サークルでの史跡巡り

歴史学科の存在と
学びの好環境が決め手
高校の頃から日本史が好きで、大学でも学びたいと思い入学しました。都内にあること、少人数制、好環境などの条件で淑徳大学に興味をもち、実際にキャンパスに行ってみました。敷地が大きく、歴史を学ぶための専用教室や建物があること、先生や在校生が作るアットホームな雰囲気など、本学を選ぶ要素がたくさんありました。いちばんの理由は歴史学科の存在で、この選択に後悔はありません。今は旅行サークルに所属し、史跡巡りを楽しんでいます。

大学の先生や学生の雰囲気は?

話しやすい先生方と
ユニークな学生がたくさん
歴史学科の先生方はとても話しやすく、研究室にうかがえばどんな話でも聞いてもらえます。日頃から私たち学生を気にかけてくださっており、授業後にも先生と学生が話している姿をよく見かけます。学生はユニークな人が多く、個性がぶつかることもありますが、歴史が好きで入学してくる人が多いので共通の話題が多く、とても過ごしやすいです。1学年60人という少人数の学科なので、なじみやすいと思いますよ。

記事内容は2019年~2021年取材時のものです。