観光地の現状と課題を捉え
課題解決策を提案する

経営学部 観光経営学科 
田中 美聖さん (日本体育大学桜華高等学校 出身)

観光経営専門演習

新しい視点で情報を集める大切さを
学ぶことができました

この授業では、観光の側面から地域の姿を捉え、自分たちなりの課題解決策を提案します。観光経営のさまざまなテーマについて、グループでディスカッションをして学んでいきました。私のグループは、研究対象を鎌倉に決め、フィールドワークに取り組みました。事前にWEBで情報収集を行い、観光地の課題点などを探ります。私はSNSに投稿されている鎌倉に関連する写真や動画から観光客の傾向を分析しました。また、誘致したい観光地側と観光客側とで、それぞれの立場から課題を検証することで問題の見え方が異なる点も興味深く、視野が広がったと感じています。プレゼンテーションの際には、違うグループから意見や疑問点などをフィードバックしてもらい、自分たちにはない考え方にも触れることができ、とても刺激になりました。将来は観光と経営についてより深く学びたいと思っているので、観光経営の分野において、さまざまな立場から考察ができるようになっていきたいです。

事前準備

テーマに対し、幅広い視点からWEBで情報収集。

実習

SNSを通じて現地の課題点などを想定してから、現地調査を実施。

発表

グループ内で現地調査の結果をまとめ、改善策を提案。パワーポイントを使って発表する。

自分で考えて提案することの
大切さに気づきました

鎌倉現地調査の様子

後期は京都を訪れ、鎌倉との比較分析も実施しました。京都は鉄道数が少なく観光客がバスに集中し混み合うため、移動が大変でした。一方、鎌倉は観光スポットが徒歩圏内に集中しているため移動しやすいのですが、観光客の数とメインストリートのキャパシティが合っておらず、人が密集してしまう課題点が見えてきました。 これらの調査を踏まえ、観光客が過ごしやすく、住民が暮らしやすい地域の理想的な姿やその実現に向けての課題解決策をまとめることができました。自分と他の人との意見が異なる際には、グループの意見をまとめるのに苦労しましたが、興味のある旅行や観光についての知識を深めることができたり、仲間と一緒に行う調査や考察する時間はとても有意義なものでした。また自分で考え提案することの大切さに気づくことができ、主体的に行動できるようになったのも大きな収穫です。

あなたのキャンパスライフについて教えてください

淑徳に入ったきっかけと課外活動でがんばっていることは?

オープンキャンパススタッフ活動の様子

広い視野で観光業界を
勉強したい
広い視野で観光業界を学べる点やフィールドワークなど実学的な学びが多い点に魅力を感じ、観光経営学科に入学を決めました。現在はオープンキャンパスのスタッフとして、来場された皆様に淑徳大学の魅力や何を学ぶことができるのかなど、自分自身が進学で迷った経験を踏まえて伝えるようにしています。淑徳大学の先輩として、納得のいく進学をお手伝いできたらと思っています。

大学の先生や学生の雰囲気は?

グループワークが多く
コミュニケーション能力が磨かれます
距離が近く、親身になってくれる先生が多いです。分からないことを細かく教えてもらえるのは、少人数制ならではの利点だと思います。勉強以外のことも話しやすく、相談しやすいので心強いです。グループワークの授業が多いからか、コミュニケーション能力が高い学生が多いのも特長です。最初は人前で話すことが苦手な人もいますが、授業を重ねチャレンジしていくことで積極的に発言できるようになっていきます。

記事内容は2019年~2021年取材時のものです。