1017() 18時から本年度第2回目の公開講座が開講されました。

今回は、東京大学大学院医学系研究科 真田 弘美教授 をお招きして、「ケアイノベーションーケアにおける技術革新―」についてご講演いただきました。

真田教授は、看護学と理学・工学とを融合させ、看護技術におけるイノベーションに取り組まれています。

 

今回のご講演では、そのケアイノベーションに関してのご紹介と臨床の現場にどのようにいかしていくかなどについてお話をいただきました。

 

看護学と異分野の融合から生まれるケアは正にイノベーションでした。

ご紹介していただいたものの一つに、「体圧を常時測定しながら最適な内圧に自動調整をしてくれるロボティックマットレス」がありました。

身体が思うように動かなくなったとき、多くの医療現場では、時間を決めて看護師などが患者さんの体位変換をして、患者さんの苦痛を軽減したり、床ずれ(褥瘡)を防いだりしています。現在でも、体圧を分散させるためのマットレスなどはありましたが、真田先生が開発された夢のロボスティックマットレスは、常時患者さんの体圧や睡眠状態を測定し、マットレスが自動で体圧を分散させるように動いてくれるものです。

 

このような新しい取り組みは、臨床で行われている看護にどのようなケアイノベーションをもたらすのか・・・拝聴していてとてもワクワクしてきました。

看護学と異分野を融合させることで、新しい看護の可能性がまた一つ広がりました。

人間がAI(ロボット)に使われるのではなく、ロボットを人間がどのように使うかを考えていくことが、看護の新たな可能性を広げていく一つの鍵となると感じました。

このような技術革新は、看護者のみならず患者さんにとっても様々な利益をもたらせてくれるものになるでしょう。

私たちが日々行っている看護も、「これがベスト」と奢ることなく、常によりよいものへとイノベーションしていく姿勢が大切であると感じました。

 

 

いよいよ今年も10月を迎え、本学栄養学科も後学期の授業が着々と進んでおります。

 

大学受験を控える皆さんは、部活動最後の大会が終わり、本格的に受験勉強に取り組もうとしている方、毎日夏期講習などに通って受験勉強に励んだ方、目指す大学のオープンキャンパスに参加し、大学受験の士気を高めた方など、今後に向けてそれぞれの形で夏休みを過ごされたかと思います。

 

栄養学科ブログでは、今後も「栄養学科の実験実習を覗いてみよう」シリーズを掲載していきますので、是非、志望校決定の参考にしていただければ幸いです。

 

さて、今回のブログは2年次後期の栄養生化学実験について紹介します!

 

実験風景の一コマ。一班5、6人で協力して実験を行います。

  

栄養生化学実験は、2年次前期の生化学実験で習得した手技や知識をベースに、身近な食品に含まれる糖質、脂質、タンパク質といった主要な栄養素について、生化学的手法を使用した実験を進めていきます。

 

今回は、私たちの大事なエネルギー源である「グリコーゲン」について、肝臓と筋肉のどちらに多く含まれているかを実際に目で見て確かめます。

 

教員が実験の方法・注意点などを説明します。しっかり聞いて安全第一で取り組みましょう。

 

鶏のレバーとささ身を肝臓・筋肉として実験に使用します。重量のメモを忘れずに!

 

各組織を強いアルカリ性の溶液に入れて加熱し、細胞内のグリコーゲンを取り出します。

 

加熱中のレバーの様子を確認中。まだ少し時間がかかるかな?

 

いくつかの試薬を入れ、機械で沈殿を生じさせます。容器の底に見える塊にグリコーゲンが含まれています!

  

今回はレバーささ身からグリコーゲンを抽出して終了です。次週、それぞれ何mgのグリコーゲンが含まれているかを測定することになります。

 

「私たちの体のどの臓器にグリコーゲンが含まれているか」、「その量にはどれくらいの差があるか」、「グリコーゲンはどのような時に利用されるのか」など、管理栄養士として必要となる知識はたくさんあります。

 

普段は食品中のグリコーゲンを測定する機会はなかなかありませんが、実験で実際に手を動かしたり、目で見たりと、自ら体験して得た知識は参考書や講義から得た知識とは違った意味をもつのではないでしょうか。

 

今後も実験が多くの学びの場となることを期待しております。  

9月26日(木)

ラーニングコモンズで「たまには抹茶で一息。」が開催されました。

このイベントは、図書室の職員が企画運営をしています。

月に1回のペースで様々なイベントを行い、学生さんにもラーニングコモンズや図書室の機能を知ってもらい、図書の利用や様々な活動につなげてもらおうとするものです。

 

今月は、普段、学業に実習に励む学生さんたちのために教職員が集い本格的な抹茶を立て「ほっと一息。」できる安らぎの時間を提供しました。

 

普段はグループワークや談話、自己学習に用いられているラーニングコモンズですが、今日はその一角に、ほっと心が休まる和の空間ができあがりました。

これらはすべて図書室の方々の手作りです。まさに「おもてなし」の心です。

 

季節の花と掛け軸・・そして図書室にある「茶道」に関する書籍の数々・・・


そして、季節の折り紙・・・心からのおもてなしの心が伝わってきます。

 

牧野美幸准教授からの「ほっと一息、くつろぎの空間をお楽しみください」とあたたかいご挨拶の後、季節の和菓子が一人一人のお茶席に並びました。


これには、学生さんもうっとり・・・笑顔がこぼれます。

 

植松先生から「茶道」の基本的な手ほどきについてわかりやすい解説を受けながら、和菓子とお抹茶をいただきました。

 

お茶席はこれが初めてという学生さんもいて、それぞれが貴重な体験となったようです。

普段は勉強することだけに利用していた空間も、癒しの空間となり、学業や実習に追われる学生さんも「ほっと一息」つくことができ、友達同士の交流はもちろんのこと、教職員ともまた楽しい交流を図ることができました。


最後に、このイベントを企画運営した教職員と学生さんと記念撮影をしました。

 みんな素敵な笑顔です。「素敵な空間をありがとう」そんな気持ちでいっぱいになりました。

10月17日(木)には「ビブリオバトル」が予定されています。

皆様、ぜひご参加ください。

917日から108日にわたって、栄養学科3年生対象の就職活動支援講座が行われています。

 

すでに病院などのインターンシップを体験した学生もおり、いよいよ就職に向けての意識が高まってくる学年となります。本講座は管理栄養士を含めた一般的な就職活動にあたっての知識、心構えを身に付けてもらうため、本学キャリアカウンセラーの青木多香子氏を講師に迎えて以下4回シリーズにわたって行われます。

 

  1. 自己理解を深めよう

  2. 通る応募書類の書き方

  3. 書類の書き方、面接対策

  4. グループディスカッション対策

 

今回は、第1回目の「自己理解を高めよう」というテーマでの講座をご紹介します。自分はこんな職業に就いて社会貢献したい!・・・誰もがそういう希望を持っています。その一方で、自分がどのような分野で力を発揮でき、就職先で貢献できる能力を持っているのかをしっかり理解するのは難しいもの。そこで今回は自己発見ワークという作業を学生に行ってもらいました。

 

自分の性格に当てはまる項目(発想力がある、行動力がある、面倒見がよいなど30項目)をまず自分自身で分析。

 

さらにグループワークでは友人からも自分の性格を分析してもらい、自分自身の結果と比較をします。パッと分析が終わる人、考え込む人とそれぞれ。普段なかなか行わない自己分析をグループワークで盛り上がりながら行っていました。

 

最後に自己分析の内容を自分の長所、それを発揮したエピソードとして文章にまとめます。これも簡単そうでなかなか難しかったようですが、頑張って書いていました。

 

今回行った自己分析で、新たな自己発見につながった学生が多かったようです。これは実際の就職活動での応募書類作成や面接での自己PRに直結するもの。己を知ることで企業が求める人物像にマッチングできることを理解し、就職活動に生かしてもらいたいと思います。

千葉県では台風15号の爪痕がいまだ残り、1日も早い復旧が望まれます。

ところで92日(月)~913日(金)、看護学科3年生は成人看護学実習Ⅰを修了しました。実習のさ中に台風が襲来し、実習先の医療機関でも停電をはじめとする数々のトラブルが起こりましたが、実習先の指導者の尽力もあり、3年生は無事実習を終えることができました。関係の方々にあらためて感謝申し上げます。

 

3年生は、930日から半年余にわたる領域実習に入ります。そこで慰労をかねて、913日午後4時から学生食堂を借り切り、アドバイザー教員による「がんばろう会」が開催されました。

 

全メニューが注文された多数枚のピザ、サイドメニュー、飲み物が供され、賞品をかけた参加学生全員によるじゃんけん大会も行われました。実習直後で3年生は疲労困憊だったと思われますが、準備したピザは数分でなくなり、じゃんけん大会も大いに盛り上がりました。領域実習に向けて新たな英気を養うことができたのではと考えます。


 


全メニューを注文してみました。壮観な眺めでした。




 

教員手製のランチョンマットを前に、早く食べたいな・・・。

 

 

3年生はそれぞれ好みのピザをピックアップしました。

 

 

アドバイザーグループに分かれて、大じゃんけん大会の1回戦が行われました。

 

 

賞品をかけてアドバイザーグループ同士による2回戦です。

 

 

賞品をゲットしての記念撮影、笑顔が素敵です!




千葉キャンパスの卒業生が代表理事を務める「ソーシャルサポートアソシエーション・ルーツ」と協働で開催している『医療的ケア児のご家族・きょうだい児支援:みんなで楽しもう!夏祭り!!』も今年で2年目となりました。

 

医療的ケア児やごきょうだいの子育てや家事などで、なかなか、家族揃って外出することができないという声をご家族から多く聞きます。

そこで、医療的ケア児のみならず、ごきょうだいやそのご家族がみんなで楽しめるイベントとして今年も「夏祭り」を開催しました。

このようなイベントがあることで、医療的ケア児にとって外出の機会となるだけでなく、ごきょうだいや家族にとっても同じ仲間同士のふれあいや、楽しい想い出づくりともなります。

 昨年度よりもパワーアップすることを目指して、6月から本格的な準備を始めました。

子どもたちから大変人気が高い“射的”ですが、そこでの景品は大学の教職員が寄贈してくれています。小さな景品から、わざわざおもちゃ屋さんで購入してきてくれたものなど、様々です。

また、法被は夏祭りを盛り立ててくれる大切なアイテムですが、これも大学からの応援を受けて準備をすることができています。

法被は夏祭りを盛り立ててくれる大切なアイテム 

机に乗り切れないくらいのたくさんの景品の数々もいただきました。

「ありがとうの気持ちとともに、ハイ、チーズ」

ありがとうの気持ちとともに、ハイ、チーズ 

また、今年は学生ボランティアの輪も広がり、24名もの学生がボランティアとして夏祭りに協力してくれました。

 「会場設営が終わって、みんな揃ってハイ、チーズ!!これから夏祭り、頑張るぞ!!」

 

看板など諸々の準備部隊!!

流しそうめんの準備 

流しそうめんの準備は、栄養学科の学生さんが中心に頑張ってくれました。

栄養学科の学生さんがいてくれると、調理場も頼もしくにぎわうことができます。

栄養学科の学生さん 

栄養学科の学生さん 

 そして、今年も千葉県千葉リハビリテーションセンターの摂食嚥下障害認定看護師さんが、食べたり飲んだりが苦手なお子さんもみんなで食べられるようにとプロの技を加えた「たこ焼き」を紹介してくれました。市販の柔らかいたこ焼きを、出汁ととろみ剤を使ってペースト状にして作った「たこ焼き」です。見た目のかわいくて、とっても食べやすくおいしいと評判でした。

 看護の学生のみならず、栄養学科の学生さんにとっても素晴らしい学びにつながりました。

プロの技を加えた「たこ焼き 

プロの技を加えた「たこ焼き 

14:30を過ぎたころから、少しずつ医療的ケア児とそのご家族が集まってきました。

「さぁ!みんなで夏祭りを楽しみましょう」の開会式です。

これから夏祭り、頑張るぞ!! 

「暑いので水分を摂りましょう。事故を予防して楽しく過ごしましょう」など、楽しく夏祭りを過ごすためのお話がありました。

これから夏祭り、頑張るぞ!! 

 そして、いよいよ夏祭り本番。

今年も“流しそうめん”に“射的”、“ヨーヨー釣り”に“かき氷屋さん”、“カラフル綿あめ屋さん”に“駄菓子屋さん”と教員と学生で作るたくさんの出店が軒を連ねました。

 会場は、今年も素敵な笑顔に包まれました。

【流しそうめん:「さぁ。流れるよ!!ちゃんと取ってね」】

そうめんだけでなく、ミカンやサクランボなどのフルーツ、ラーメンも流れました。

そうめんを前に「ハイ。チーズ」

流しそうめん 

 

【ヨーヨー釣り:「みんな釣れたかな?」】

ヨーヨー釣り 

ヨーヨー釣り頑張るぞ!! 

【射的:「水鉄砲で全部倒して景品を狙います!!」】

射的 

 

【風船:「何ができあがるかな?」】

素敵な腕輪など、風船にたくさんの夢を詰めて子どもたちにプレゼントしてくれました。

夏祭り、風船 

【かき氷:「なんのシロップにしようかな?スイカシロップもあるんだよ♪」】

夏祭り、かき氷 

 

【食べやすいたこ焼きコーナー:「どうやって作ったの?」】

お母さんたちと摂食嚥下障害認定NSとのためになる楽しい交流です。

食べやすいたこ焼きコーナー 

 

【カラフル綿あめ:「何色の綿あめを作ろうか?」】

色とりどりの綿あめに子どもたちも大喜びです。

夏祭り、カラフル綿あめ 

【駄菓子屋:「何にしようかな?」】

今年はボックスくじも作りました。大盛況でした。

夏祭り駄菓子屋 

 

【たこ焼き屋さん:「みんなのたこ焼きも作ったよ」】

医療的ケアのお子さんと一緒にみんなでたこ焼きが食べられるように、みんなのたこ焼きも学生が一生懸命焼きました。おいしいと大人気でした!!

これから夏祭り、頑張るぞ!! 

 今年もたくさんの皆様のあたたかいお心遣いをいただき、素敵な夏の想い出の1ページを作ることができました。学生さんたちにとっても、たくさんのご家族との触れ合いや専門職の皆様との関わりでたくさんの学びができた事と思います。

 夏祭りに参加してくださった医療的ケア児とそのご家族の皆様、そして、この夏祭りにご協力いただきましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。

【夏祭りに参加してくださった皆様】

 「みんな楽しかったね。また来年も乞うご期待!!」

夏祭りに参加してくださった皆様 

 

 次回は、日ごろ家事に育児に・・と毎日頑張っているお母様への企画となる予定です。

お楽しみに・・・

 長かった梅雨が明け、ついに夏本番となった8月、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

大学受験を控えた高校生の皆さんは、オープンキャンパスに参加して志望校の調査をしたり、受験勉強に取り組んだりと、夏休み期間でも忙しい日々を送っていることと思います。

 

 本学看護栄養学部も夏休み期間となり、自由な時間を満喫できる時期がやって参りました。大学生にとっては、前学期に学んだことを復習したり、後学期に向けた準備に取り組んだり、自分の進路を考えたりと、これから実りのある大学生活を送るために何ができるかを考える時間となります。

 

そのような中で、自分の将来を考える企画の一環として、栄養学科では1年生と2年生を対象とした「おしごとセミナー」を開催しています。

 

本年度は、6人の講師の方々をお招きし、就職活動の流れや心構えを始めとする基本的な内容から、公務員、介護福祉の場、保健所や病院を含めた実際の業務内容について、たくさんのお話をいただきました。

 

それでは早速、会場の様子を覗いてみましょう!

 栄養学科長より開会の挨拶をいただき、おしごとセミナーのスタートです!

 

 

手前では1年生、奥では2年生が真剣な眼差しで話を聞いています。



 

たくさんの情報が詰まった資料をいただきました。皆さん、しっかりメモを取っています。

 

 

講演中の1コマ。会場には100人以上の学生の姿が見られました。

 

 

学生からの質問に答える講師の先生方。時間を超過するほど多くの質問があったにも関わらず、意義深いアドバイスをいただけました。

 

 

アンケートにはたくさんの感想が書かれていました。学生一人ひとりが実りのある時間を過ごせたようです。

 

 

管理栄養士の働く場は、今回のセミナーで講演をいただいた公務員、介護福祉、保健所や病院の他にも、ドラッグストア、スポーツ栄養の分野など、多くの選択肢があります。

しかし、それだけ就職活動のバリエーションも多く、目指す職種に合わせて取り組んでいかなければなりません。

 

ブログをご覧になっている皆さんは、どのような管理栄養士になりたいですか?

夏の暑さに負けないよう、夏休みの間に将来の自分を思い描き、今後の士気を高めてみてはいかかでしょうか。

 



本学の看護学科が選ばれる理由の1つとして、「入学後早期からはじめる病院実習」など、実学を重視した実践的教育プログラムが挙げられています。

看護学科の1年生は、この4月に入学して看護の勉強を始めて2か月というこの時期に、病院に入院中の患者さんと触れ合う「基礎看護実習Ⅰ」を経験します。この実習により、学生たちは、机上の勉学のみでは決して学ぶことができない様々な生きた学びを得ることができます。

そして、実習目的にも掲げられているように、「自らが看護を学ぶことの意義を確認し、学習の動機づけを高めると共に人間性を育み、看護者としての自覚を培う」ことができるのです。

さる6月28日(金)、「基礎看護実習Ⅰ」の最終日、実習でお世話になった病院から臨地実習指導者をお迎えしての「学修成果発表会」が開催されました。

緊張した雰囲気の中、それぞれのグループが3日間の病棟実習での学びを発表しました。

「寄り添う看護」について考え発表したグループ。

「コミュニケーションの大切さ」に着目して発表をしたグループ。

「患者とその家族の最善とは何か」に着目して発表したグループ。

「自分の知識を使って考えて行動する重要性」について発表をしたグループ。

学生たちの学びは実に様々で、どの学びも学生たちにとって、かけがえのない学びそのものでした。

どのグループも、初学者だから学べたこと、真剣な眼差しで実習を行ってきたから気が付けた学びがたくさんありました。指導者さんからも、たくさんのコメントをいただくことができました。指導者さんからのコメントを聞く学生の眼差しも真剣そのものです。

 

実習での1つ1つの場面から、しっかりと学び考える力が備わっている学生たちだと感じることができた実に有意義な成果発表会でした。

何を学ぶかは、「学びたい!知りたい!」と思う学生の気持ちから生まれてきます。

そして、このような実習は、皆さんの学びの場を提供してくれる病院(施設)があり、指導してくださる臨地実習指導者がいて、学生さんたちの学びを応援してくださる患者さんとそのご家族がいらっしゃるからこそ成り立つのです。そのご恩を決して忘れず、日々の学修を積み重ねていくことが大切ですね。

今回の学びを胸に、4年間一歩ずつ着実な学びをしていきましょう。

基礎看護学実習Ⅰでお世話になった病棟の指導者さん、患者さん、そのご家族の皆さん、すべての皆様に心から感謝申し上げます。

 

看護学科では4年次を対象に選択科目として「仏教看護論」が開講されます。

本年度も、浄土宗の吉水岳彦先生に講義をお願いしています。

 

看護師の仕事は、人の生老病死に向き合う仕事です。

 

いのちの誕生という輝かしい瞬間に立ち会える一方で、「病」や「老い」などの苦しみに向き合っている人に、一人の人間として、看護師として、日々向き合っていくのが看護師です。

 

今日は、そんな病と向き合い、幾多の喪失を体験している患者さんの気持ちに寄り添うために、そして、何よりは自分自身の生き方を振り返るために、「遺書作成ワーク」に取り組みました。

 

最初に、「アルバイトに励む大学生が、急な体調不良を感じ受診すると、手の施しようがなく、余命いくばくもない状態であることを告げられる」というシナリオが配られました。

そのシナリオを読み、学生一人ひとりが心静かにその当事者になります。

 

「生きている間に思いを伝えることは、これが最後になるかもしれません。」

「どんなに大切に思っている相手にも、思いを伝えられるのは、これが最後かもしれません。」

「自分の人生の終わりが見えて、もうこれが最後ならば、あなたは誰に、どんな思いを伝えたいですか?」

そのような問いかけの後、自分自身と向き合う静かな時間が流れていきます。

 

遺書に取り組む学生の眼差しは、真剣そのものです。

そして、時間がたつにつれ、涙が溢れてくる学生もいました。


 

生まれて来られた幸せ。

いつも温かく見守り育ててくれた家族への感謝の気持ち。

大切な人への溢れる気持ち。

やり残したことへの思い。

 

愛情や思いが深ければ深いほど、涙が出るのは当たり前のこと。

 

「やり残していて、やりたかった」という願いもあるでしょう。

「別れたくない」という気持ちもあるでしょう。

 

これまで経験した実習で受け持たせていただいた方は、このような苦しみ・苦悩と向き合っていたのかもしれません。

私たちが看護者として向き合う対象は、今まさにこのような気持ちの真っ只中にいる人なのかもしれない・・・そういう気づきにも繋がった貴重な経験でした。

 

私たちが日々生きている延長線上に「生老病死」があります。

かけがえのない大切な自分の人生をどう生きるか。

何(誰)を大切に、どのように生きていくか。

そして、伝えるべきことは何か・・・

 

そんな大切なことを考えさせてくれた大切な時間となりました。

リアクションペーパーにはたくさんの学生さんの思いが溢れていました。

 

家族や友人への感謝の気持ちに気づけた学生さん。

見失っていたものが見えたと書いてくれた学生さん。

実習で受け持った方や亡くなった方の気持ちに思いを馳せた学生さん。

大変なこともあったけど、今生きていてよかったと心から感じてくれた学生さん。

 

また一つ、大きな経験ができましたね。

この思いを大切に、これからの人生をより彩り豊かに生きていきましょう。

心から応援しています。

 

6月20日(木)

千葉第二キャンパスでは、今年度最初の学科別教員FD研修が開催されました。

看護学科では、国家試験対策講座でもお世話になっている東京アカデミーの斉藤由美先生をお招きして「第109回看護師国試合格に向けて」をテーマに、近年の看護師国家試験の傾向と対策、そして、学力低迷者への学習支援について講義をしていただきました。

栄養学科では、「第34回管理栄養士国家試験にむけて 傾向と対策」をお話いただきました。

さすが国家試験対策のプロからのお話とあって、最近の国家試験の傾向が細かく分析されており、その対策についても具体的かつ実用的で、明日からの学生指導に活用できる充実した内容でした。

このように、教員も学生指導の経験のみならず、専門家から研修を受け、国家試験対策における適切な知識と技術を身に付けることはとても重要です。しかし、もう一方で、学生指導をする上で、とても重要なことは学生さんの性格や学習の進捗状況にあわせた個別的な関わりです。

学生さんの指導をしていて思うことですが、学生さんにも一人ひとり個性があります。成績優秀な学生さんでも、とても不安が強い学生さんもいますし、成績が低迷していても、中々勉強のスタートを切れない学生さんもいます。そのような時には、4年間で培ってきた学生さんとの関係性を活かし、学生各々の個性や置かれている状況を理解して、アドバイザー教員が中心となって適切なアドバイスをしていきます。

それは、「教員と学生との距離がとても近い」という評価を受けている本学が得意とする分野なのかもしれません。

不思議なことに、同じ模試の結果でも「叱咤激励」が欲しくて教員のところに面談に来る学生さんもいれば、「大丈夫だよ」という一声が欲しくて教員のところに来る学生もいます。そんなときに私たちは学生の成績のみならず、学生の個性を鑑みながら、その時々で声掛けをしていきます。国家試験の合格を手にする日まで、その伴走は続きます。

 国家試験の勉強をしている学生さんだけでなく、このようにして教員も「国家試験全員合格」を目指して日々研鑽しています。国家試験受験当日まで、共に頑張っていきましょう。

大切な国家試験の傾向や指導のポイントはしっかりとメモに残します!!