観光経営学科の最近のブログ記事

「日本の観光再生宣言」に賛同登録しました

2020年から続くコロナ禍では、日本の観光産業、観光地も大打撃を受けています。

そこで、観光産業の果たす役割と重要性を再認識し、日本の観光の再生を通じて、持続可能な社会の実現を目指すことを、

公益社団法人日本観光振興協会が「日本の観光再生宣言」として表明しました。(2021年4月22日現在、1,722団体等が賛同)

観光経営学科では、この宣言に賛同し、教員と学生が共に観光の意義や、日本の基幹産業としての観光産業の成長について考え、

「持続可能な地域社会の実現」に寄与していきたいと考えています。

*「日本の観光再生宣言」の全文は、こちらをご覧ください 

 

観光経営研究ホテルコースでは、観光庁に採択された「秘境秋山郷 マタギ文化発信地化計画事業」の一環である

「マタギ養成講座モニターツアー」の参加者募集広告に取り組んできましたが、12月5日から9日にかけて、有志の学生6人がツアーに参加しました。

なお本プロジェクトには淑徳大学のほか、高崎経済大学、相模女子大学、立教大学の学生も参加しています。

 

12月5日、越後湯沢駅に集合後、バスで約2時間かけて目的地の長野県栄村の秋山郷に向かいました。

到着後は、河原から温泉が湧きでる中津川で足湯を楽しみました。

 

翌日は秋山郷在住の6名のマタギの方々から、マタギの文化や歴史、実際の狩猟についてのお話を伺いました。

近頃はクマやシカなどが里におりて農作物を荒らすなどの被害が多く、

自治体から害獣駆除の依頼が増えているそうですが、後継者不足が大きな課題となっているとのことでした。

午後にはマタギの方々が先導して、山へトレッキングに出かけました。

道路に積もった雪に、クマやシカの足跡がはっきりと確認でき、獣の存在を実感することができました。

またクマが冬眠する木のくぼみや、落とし穴、マタギが猟期に滞在した洞窟なども見学しました。

 

 

3日目はジビエ食を体験しました。

エコール辻東京の秋元真一郎先生(西洋料理)と野中覚先生(日本料理)による調理手順解説と試食体験が行われました。

レクチャーでは、日本の害獣の状況とジビエ食普及の難しさなどについて説明がなされ、

今後ジビエ食文化を振興するためにも、ジビエと食育を観光コンテンツとしていくことの可能性についても示唆されました。

 

4日目は、雪国観光圏代表理事の井口智裕様のお話を伺い、雪国文化を観光コンテンツとした広域DMOの取り組みについて理解を深めることができました。

今回滞在した秋山郷栄村は、日本有数の豪雪地帯であり、冬の間は雪に閉ざされてしまいますが、それが独自の文化を育み、今後は観光の目玉となるポテンシャルを秘めている、とのことでした。

 

ツアーに参加した学生たちにとって、マタギの方々との会話やジビエ食体験はたいへん貴重な経験となりました。

また授業のなかで広告宣伝に取り組んだツアーに実際に参加することによって、

販売した観光商品がどのように実施されていくかについても学ぶことができ、意義深い機会となりました。

フライヤー制作とSNS広告の実践:観光経営研究ホテルコース

観光経営研究ホテルコースでは、前期は「With コロナ時代のホテルプロモーション戦略」を研究テーマとして、

ホテル各社のSOEP(Social media, Owned media, Earned media, Paid media)戦略の実践について研究を行いました。

全面遠隔授業という制約のなか、ホテルの第一線で活躍されるマーケティング担当者様にもリモートでお話を伺いながら、

ニューノーマル時代の広告宣伝について学びを深めました。

後期は、前期に得たプロモーション戦略の知識を活用して、

観光庁による「誘客多角化等のための滞在コンテンツ造成実証事業」として採択された「秘境秋山郷 マタギ文化発信地化計画事業」のメインとなる

「マタギ養成講座モニターツアー」の参加者募集広告に取り組みました。

 

 

受講生は、ヤング層、ミドル層、シニア層という各ターゲット別のチームに分かれ、

それぞれのペルソナを考案し、ターゲットに向けたフライヤーを制作しました。

プロのデザイナーのアドバイスも受けながら、フライヤーを完成させ、それをもとにInstagram, Twitter, Facebookに有料広告を展開しました。

有料広告によって得たリーチ数、インプレッション数、クリック数などをもとに効果測定を行い、その成果をプレゼンテーションしました。

 

受講生の感想(観光経営学科3年生 寺西真輝さん)

フライヤー作成においては、初めてペルソナマーケティングを体験して、どんな人かを予想して案を作り出すということに難しさを感じました。

特にどうやったら考えたプランにその人が食いついてくれるのかを考えてチラシの色や写真を選ぶのは大変でした。

しかし、ペルソナ設定を行ったうえで実際に有料広告を出して効果を見るという体験はかなり貴重なものになったと考えます。

実際に責任のある立場としてこの計画の一部である宣伝・広告に関われてよかったです。

自分たちが関わったツアーがうまく運営されて成功しているのを見て感動しました。

『ブライダル産業フェア』に行って参りました

2020年12月15日(火)と16日(水)、東京ビッグサイト(国際展示場)にて開催された「ブライダル産業フェア」に行って参りました。

 

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響でブライダル業界が疲弊するなか、いくつか参加したセミナー内で、

これからのウェディングの在り方や企業の考え方をたくさん学ぶことが出来ました。

このような状況下だからこそ、ブライダル業界に関心を寄せる学生にとって、実際に見たり聞いたりして得られた学びは貴重なものとなりました。

今回の経験は大学で学ぶモチベーションをさらに向上させる機会となったようです。

観光経営学科1年生 川越でフィールドワークを実施しました

観光経営学科1年生の入門セミナーでは、川越市の小江戸川越観光協会様のご協力のもと、

11月15日(日)に川越でフィールドワークを実施しました。

学生は、千葉ゼミの11名、堀木ゼミの11名、吉田雅也ゼミの12名の計34名が参加しました。

 

事前学習として、10月から4週にわたって3ゼミ合同でオンライン授業を行い、

観光地の特性や課題、統計資料やアンケート調査などをもとにグループに分かれて分析して、

それぞれが設定したテーマの解決策を検討してきました。

フィールドワークはここまで検討してきた仮説を検証・調査する機会となります。

 

当日は歴史ある川越の名刹、蓮馨寺に集合して小江戸川越観光協会長の粂原様よりご講話をいただいた後、

それぞれのグループに分かれて街を視察しました。好天に恵まれて、学生たちは商店街の方々にインタビューするなど、

積極的に調査活動を行いました。

 

今後の授業では、フィールドワーク調査の結果を踏まえて、観光地川越の課題解決策を考案し、

オンラインでプレゼンテーションを実施する予定です。

新入生のみなさんへ

観光経営学科3年 竹中ゼミのフィールドワーク合宿

竹中ゼミでは、11月30日より一泊のゼミ合宿(参加者:3年ゼミ生7名)を行いました。

今年の合宿は「都内の何の変哲もない駅前から何が見えるか?」をテーマに

タウンウォッチを中心としたフィールドワークを実施しました。

当日は東京メトロ「西葛西駅」に集合、宿泊先にチェックインした後、

早速タウンウォッチに出発しました。

 

西葛西は江戸川区内で最も人口の多い地区で、駅のすぐそばに大規模な公団住宅があります。

そのため、都内にもかかわらず駅前は生活感に富んでおり

地元の小規模スーパーなどが軒を並べています。

 

また、江戸川区は在留インド人の方々が多く、西葛西にもインド系のスーパーやレストランが多くみられます。

その一方、東京メトロで都心へのアクセスも良く、また東京ディズニーリゾートへも近いということで、

比較的リーズナブルなホテルが多くあります。

 

ゼミでは普段会計学を学んでいますが、同じ規模の商店、スーパーでも立地やターゲットとする顧客の志向などが

売り上げに大きく影響します。しかし、残念ながら会計的手法ではこのような側面を分析することは難しいものがあります。

今回の合宿を通じて、会計情報に代表される定量的なデータとともに、

フィールドワークで観察した定性的データの重要性について学びました。

 

 

西葛西駅からほんの数分の場所に小学校・中学校があります

 

インド食料品店

 

夕食はインド料理。ある意味ご当地グルメです。お店の前で記念の集合写真

 

 

駅付近では新たなビジネスホテルが建設中でした

 

当日は民泊。ある会社の寮だった建物を改装した宿泊施設でした。

五輪を目前に、都内の宿泊施設の不足は、まだまだ大きな課題のようです。

正課外学外学習 「変なホテル舞浜 東京ベイ」見学

11月20日(水)、経営学部 観光経営学科の学生16名が

「変なホテル舞浜 東京ベイ」見学会に参加しました。

「変なホテル」は、H.I.S.ホテルホールディングス株式会社が展開する世界初のロボットホテルであり、

舞浜東京ベイはハウステンボスに続く2号店として、2017年にオープンしました。

 

ロビーに入ると、巨大な恐竜型のロボットが出迎え、

フロントでは小さな恐竜ロボ(ヴェロキラプトル)がチェックインを行ってくれます。

 

ロビーでは恐竜ロボットがお出迎え

 

フロントでは2体の恐竜ロボットが接客

 

支配人の梅谷様から、ホテルのコンセプトや運営上の工夫などに関するお話を伺った後、

館内の施設を見学しました。このホテルには3種類の客室タイプがあり、

各部屋にはロボホンというロボットが設置され、室内照明やテレビのオン・オフを音声で操作することができます。

さらに唄ったり踊ったりといった細かい芸もあり、お客様を退屈させない工夫がなされていました。

 

梅谷支配人のお話を伺う学生たち

 

客室内のロボホンに話しかけてテレビをつける

 

テーマパーク周辺は新しいホテルが次々に建設されて競争が激化していますが、

「変なホテル」はその名が示すとおり「変化し続ける」ことによって、

ゲストの支持を得る努力をされていました。

 

経営学部では、このように実際にホテルを訪問し、現場の方のお話を伺うことを通して、

教室の座学だけでは理解できない実践的な学びを得る機会を提供してまいります。

 

 レストランの様子

志賀高原カフェ プロジェクト(観光経営学科・吉田雅也ゼミ2年生)

観光経営学科・吉田雅也ゼミでは、8月9日(金)から8月18日(日)までの10日間、

志賀高原・高天ヶ原スキー場に隣接するレストランを利用して、学生による期間限定カフェ『もものうちcafe』を運営しました。

(このプロジェクトは、令和元年度「長野県地域発元気づくり支援金活用事業」として、

志賀高原観光協会が主催する「学生による志賀高原観光振興プロジェクト」の一環として実施されました。)

 

プロジェクトでは、吉田ゼミの2年生12名に加えて、長野県立大学・真野毅教授ゼミの2年生10名が協力して、

夏の期間営業されていないゲレンデ食堂を利用して、トレッキングなどで訪れる観光客のために軽食を提供しました。

 

(そろいのエプロンを着けた学生たち)

 

学生たちは、6月から事前研修会に参加しながら、店舗名のアイデアを出したり、

メニューを考案したり、写真を撮影してチラシやメニュー表をデザインしました。

 

(学生がデザインしたチラシ)

 

そして8月5日には、いよいよ開店準備のため現地入りしました。

まず使用されていないレストランの中や外回りを清掃し、店内の装飾を行いました。

今回のカフェのテーマは「SDGs」としたので、SDGsの開発目標などを店内に掲示していきました。

ほかにも地元産品を使用したメニューや、紙製のストローの使用など、テーマに沿った店作りを心がけました。

その後は食材の仕入れや料理の試作、レジの設定作業などを行っていきました。

(店内の装飾)

 

オープン前日にはすべてのメニューを試作して意見交換を行い、ぎりぎりまで改良を加えました。

また、ホールでのサービスについてもサービス・マニュアルを作成して、

メンバーによるサービスのばらつきやミスを防ぐよう努めました。

(試作した料理の数々)

 

8月9日、ついに「もものうちcafé」は営業初日を迎えました。

初日から好天に恵まれ、団体のお客様を含む36名のお客様にご来店いただきました。

またこの日はSBC信越放送様の撮影クルーによる密着取材を受けました。

 

 

(密着取材を受ける学生)

 

2日目は天気はよかったもののリフトが停止するというトラブルに見舞われ、客数も伸び悩みました。

その後も台風の影響などで、リフトが停止すると客足が鈍くなることがたびたびありましたが、

信濃毎日新聞への掲載、ラジオでの放送、そしてSBCテレビの「SBCニュースワイド」の放映などにより、

多くのお客様に告知することができ、10日間合計で500名を超えるお客様にお越しいただき、昨年実績を3割以上も上回ることができました。

 

本プロジェクトのもうひとつの挑戦は、寮生活でした。

はじめて出会う長野県立大学の学生たちと、同じ屋根の下で共同生活を送りましたが、

カフェの成功という目標を共有して一緒に働き、自炊する中で次第に友情が芽生えていきました。

プロジェクト後半には、大学の垣根を越えてメンバー同士ふざけあったり、

意見を述べ合ったりする場面も増えて、良好な関係をつくることができました。

 

8月18日にカフェの営業を終え、19日に片付けを行ってから、20日に事務局で報告会が行われました。

カフェプロジェクトチームからは、長野県立大学リーダーの山口朝香さんと、淑徳大学リーダーの角田美波さんがそれぞれスピーチを行い、

プロジェクトを通しての学びや苦労した点などについて報告しました。

(報告会で発表)

 

今回のプロジェクトは、実際にカフェを計画、運営することによって、

教室や書籍での学びを実体験する究極の「実践教育」であると捉えることができます。

経営戦略、マーケティング、オペレーション、会計、人員管理など、経営学の領域を身をもって経験することをとおして、

多くの学びがありました。さらに、チーム内や他大学の学生との連絡・調整、関係団体やマスコミへの対応など、

社会人として求められるコミュニケーション力の涵養にも大きな効果があったと考えられます。

 

 

◆本プロジェクトのメディアへの掲載

8月12日 信濃毎日新聞(22面)

8月14日 10:10 SBCラジオ「坂ちゃんのずくだせえぶりでい」

8月14日 18:15-18:55 SBC信越放送「SBCニュースワイド」放映(特集9分間)

8月21日 テレビ北信ケーブルビジョン ニュース放映

 

(8月12日 信濃毎日新聞(22面))

「観光経営専門演習Ⅲ」ゼミ合宿で熱海温泉の現地調査を行いました

7月の半ば、堀木ゼミの3年生14名が観光経営専門演習Ⅲ(3年生前期ゼミ)のゼミ合宿として

「熱海温泉」を訪問しました。

熱海温泉は東京から訪れやすく大変人気を博した一大温泉地ですが、

職場旅行など団体旅行の衰退やバブル経済の崩壊を一因として大型宿泊施設の更新が難しくなったこと等から、

2000年代にかけて宿泊客数を大きく減らしていました。

しかし近年多岐にわたる新たな魅力づくり等に積極的に取り組み、その成果が結実しつつあるとみられています。

 

当ゼミ3年生は観光地の計画策定を模擬的に取り組むことをテーマとしており、

今年度はその対象地としてゼミ生自身で熱海温泉を選択しました。

事前学習としてゼミ生各自がそれぞれの問題意識の下に熱海温泉の現状把握(各種データの収集・分析)と

課題整理を行っており、今回の現地調査ではその検証を行うことが目的です。

 

初日は来宮駅に集合して来宮神社から現地調査をスタート。

参拝者と観光客で賑わう境内の様子を観察したのち、徒歩で熱海駅前まで移動。

その後はグループに分かれて温泉地の様子を調査しました。

熱海のビーチを望むホテルに宿泊し、翌日は相模灘に浮かぶ離島=初島へ船で移動。

温泉地とはまた異なる離島の魅力要素や観光客の行動を観察して現地調査を終えました。

 

今回の調査では事前学習を通じて想定していた熱海温泉の観光に関する課題と、

実際の温泉地の様子を比較する機会となりました。

夏休み明けの観光経営専門演習Ⅳ(3年生後期ゼミ)では今回の現地調査の結果を踏まえ、

熱海の観光の課題を再整理するとともに、それらの課題を解決するための方策を体系的に取りまとめ、

一人一人がオリジナルの「熱海温泉の観光活性化計画」を策定することを目指します。

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