「石巻市大須地区ボランティア活動学生レポート」と一致するもの

その後、提出された学生のコメントを紹介します。

僕が石巻市での5日間の活動の中で、最も印象に残ったのは、雄勝病院に供えてあった写真です。
雄勝病院では毎朝、黙祷を捧げて来ましたが、一番に目についたのは写真でした。それを見たとき、どうしてなのか、涙が出て来るのを感じました。どうして涙が出てくるのだろうと思いと共に、どうしてここで、多くの人が亡くなってしまったのだろう、どうして、たくさんの人が、死ななければならなかったのだろう、と思いました。そして、そう思うと涙が溢れて来ました。ここにいた人達が確かにここにいたと、明らかに証明できるのは、この、土に汚れて、色あせたボロボロの写真しか無いのだと思うと、悲しくなりました。ボロボロの写真しか残されていないけれど、そこには確かに、たくさんの人がいたのです。
4日目のミーティングで、その事を話すと先生方は「例え物が残らなくても、人の記憶にはちゃんと残る」と言って下さいました。「けれども、人は忘れちゃうから、字に残しておくんだよ」ともおっしゃってくれました。
僕は、ここで見た事の全てを、たくさんの人が確かにそこで生きていたということを、記録し、決して忘れず、ここから先へ歩んで行きたいと思います。

総合福祉学部社会福祉学科2年  鈴木颯太

被災地の状況を自分の目で見て、その悲惨さに胸が痛みました。同時に自分に何が出来るのか?と考えた時に出来る事の少なさに無力感も感じました。そんな中、現地の方々の中には、帰るべき場所が無かったり、居るべき大切な人が居なかったりするのに、私たちに優しい言葉をかけてくださったり、人の強さと優しさを身をもって実感する事が出来ました。また、私は将来、警察官になるという夢があるのですが、人を助けたり、人の為に何かをするということの難しさと喜びを今回のボランティアを通して見つける事が出来ました。この体験は、自分の財産になりました。ありがとうございました。
総合福祉学部実践心理学科2年  杉本麻美

現地に着いた時は想像以上の被害の大きさに驚きました。しかし活動を通して、たくさんの地域の方と触れあうことができ、地域の方の笑顔から私自身も元気をもらうことが出来ました。 マッサージを6班の子やカフェの方から教えていただき、体育館で行い地域の方と触れ合えたことも嬉しく思います。お母さんは私の好きな食べ物を聞いて後日夕食のメニューにしてくれたのも嬉しかったです。
桑浜の片付けもグループの子と協力し、ほんの少しの場所ですが綺麗になりました。片付けをする中で大切な品や生活用品を見つけ生活があったことを改めて感じました。
活動最終日には、避難所の方の住んでいた地域を見せていただきました。それぞれの場所でどういう状況の時に津波が来たか、松崎さんから教えていただきました。まだまだ復興の終わりがわからない状況の町を見て1日も早い復興を願いました。
活動を通して、沢山の人に支えられ今回の活動ができたことを嬉しく思います。物資の量やこれから欲しい衣類など物資の現状についても考えました。
千葉に帰ってきて私はTVニュースや新聞で石巻を始め、震災について今まで以上に耳を傾けるようになりました。震災の現状を伝える際に、大須を震災の町としてでは無く、山や海の自然の溢れた良い町だと言うことも伝えていきたいです。
総合福祉学部 実践心理学科4年  佐久間あゆみ

大須で支援活動をさせていただき,人のあたたかさに改めて気づかされました。避難所で生活をしている人達の負担を少しでも減らそうと活動していたのに,逆に気を使わせてしまっていて本当に自分がここにいていいのか悩んだときもありました。しかしマッサージや炊き出しで配膳をしたときなど「ありがとうございます」「ご苦労様」と一言声を掛けてもらえることが大変嬉しかったです。自分も少しは役に立っているのかなと思いました。
今回大須で支援活動させていただいたことを忘れずに次に生かしていきたいと思います。
総合福祉学部 社会福祉学科2年  岡本幸恵

最初に石巻市に入ったときに、TVでは感じられなかった現状に平常心では受け止められませんでした。自分の意志で来たのに、この状況で何ができるのか。今回のボランティアの前半はこのことについて悩みながらの活動でした。1日、2日と思う様な行動がとれず、チーム内の役割も果たせずに悩んでばかり8班のみんなにも迷惑をかけていました。それでもみんなは日課のミーティングと生徒たちだけのミーティングで個人的にアドバイスをくれたり、チーム全体に提案して、チームの考えを一つにしていきました。実質ボランティア最終日、僕は悩むことよりも自分の考えをみんなに伝えて情報の共有を目指しました。よく話して全員の行動を全員で理解しようと思いました。僕たちは今回のボランティアで人と関わることよりも校内の掃除と炊き出しがメインでした。各所、避難所として使われていた部屋を教室になるように掃除させていただきました。炊き出しについては、ミスもあったが最後までチームでお母さんを楽にできたと感じている。最終日にチームで物事に関して考えて行動し理解し合えたのは成功と言っていいと思う。またボランティア全体で心残りなことは、これから自分で行動していけばいいと思う。なぜならこのボランティアはここで終わりではないと思っているからだ。
国際コミュニケーション学部2年  田尻 琢也


【第2班】5/4(水)~5/8(日)

今回のボランティアに参加し現地へ向かって、見る世界というのが変わりました。今迄テレビ越しのみだった現地の悲惨な姿、特につい二ヶ月前まで機能していて人がいた雄勝病院の廃墟としか思えない姿や浜に流れ着いた元々家屋だった木の瓦礫や割れガラスを見て、そしてそうした直接の原因である海の今は穏やかな様子を見てその恐ろしさを、その上で避難地である小学校で会った人たちの生きる力強さをまさに「実感」しました。

実践心理学科3年 地域支援ボランティアセンター常任支援員 四釜 脩

今回のボランティア活動を通じて、貴重な経験を得ることができました。 僕が一番思い出に残っているのは、炊き出しの時に一緒に料理を作った、地域のお母さん方との交流ができたことです。皆さん、とても笑顔で話しやすく、優しく接してくれました。また料理が美味しく、思いが伝わりました。お母さん方と仲良くなり、元気をあげることができました。この活動に参加する前までは、“見ているだけ、何もできない”自分がもどかしかったです。ボランティアに参加できて良かったです。また機会があれば、参加したいです。

コミュニティ政策学科1年 学生消防隊所属 大徳 誼之

宮城で見た事の中で最も印象に残った事は、雄勝の公園前に設けられていた仮墓地です。
ショベルカーで無造作に掘られた穴に土を被せた物の前に、名前もなく番号だけが書かれた棒が立っているだけの、本当に仮も仮の墓地でした。話によると、きちんとした墓が建てられるのに3~5年はかかると言う話を聞き、悲しい気持ちと共に、仮墓地の皆様が一刻も早くちゃんとした墓で安らかに眠れるよう願いました。

社会福祉学科 1年 地域支援ボランティアセンター常任支援員 泉 優介

ボランティアに行って自分が感じたのは子供たちの明るさ・心の強さでした。機会があって仲良くなれたのです。自分の感じでは、普通の子供たちでした。現状に悲観していなくて元気でした。その姿をみて、僕が元気をもらいました。僕自身も四泊五日のボランティアで被災地の皆さんに少しだけかも知れませんが元気をプレゼントできたとおもいます。

コミュニティ政策学科1年 地域支援ボランティアセンター常任支援員 石橋宗一郎

4月28日より、宮城県雄勝町大須地区にボランティアに入った学生が、活動を終えて戻ってきています。 準備班と第1班から正式レポートのほかに、簡単な感想の提出がありましたので、紹介します。

【準備班】4/28(木)~5/2(月)

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今回の大須小学校へのボランティア活動に参加し、改めて今回の震災の被害の大きさや怖さを感じました。ですが、その中にあって避難所で生活している方々の頑張りを肌で感じ、地元の為に尽くす方々に、自分たちもできる限りのことを手伝いたい、という気持ちをもって1週間のボランティア活動に励むことができました。

コミュニティ政策学部2年 ボランティアセンター常任支援員  中村 亮佑


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宮城にボランティアへ行った知り合いから「なんとも言えない」と聞いていましたが、実際に行ってみて初めてその言葉がわかりました。状況をみて津波の怖さを感じましたし、それ以上に、さらに津波の恐怖を知ることがありました。それは被災者の方が「波の音は聞きたくない」と言ったことです。長年、海の近くで暮らしてきた人が嫌いになるほど...と考えたら津波の恐ろしさを実感しました。1年生である私には難しいボランティアではありましたが、参加して良かったと思っています。

コミュニテイ政策学部1年 ボランティアセンター常任支援員 若狭啓太

【第1班】5/1(日)~5/5(木)

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ボランティアをすることの意味を改めて痛感しました。善意のみならず、事前の入念な情報収集と、現地入りしてからの自発的な行動力が重要です。これから宮城支援ボランティアに参加する方、参加しようか考えている方には、このことをよく考えてほしいと思います。

社会福祉学科 4年 ボランティアセンター常任支援員 坂井田 圭二


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桑浜清掃での休憩中、漁師だというお父さんが話しかけてくれました。私たちが千葉から来たことを知ると、「俺もよく漁で銚子まで行くんだぁ。千葉もいいところだなぁ」と、嬉しそうに話してくれました。私が「ここの方が綺麗でしょう。」と返すと、「普段はもっと綺麗だ。いつか元の海見せてやる。」と、誇らしげに笑ってくれました。家も、家族も友達も財産も奪い取って行った海を、まだこんなに愛しているんだという事実に強く衝撃を受け、私たちにできることを、何年掛かってもやっていこうと決心することができました。「元の海を見せてやる。」と言ってくれたお父さんの強い気持ちに、淑徳大学ボランティアの一員として、精一杯応えて行きたいです。私も、元の雄勝の海を見たいと思います。

 実践心理学科3年 ボランティアセンター常任支援員 倉持裕子


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ボランティアセンターの仕事について、初めての仕事でした。大変でしたが、やりがいのある仕事でした。現実で見るよりも遥かに凄惨で、言葉を失いました。これから日常で会う人達にも、伝えていきたいと思いました。

社会福祉学科1年 ボランティアセンター常任支援員   大木達也


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今回初めて宮城県の支援ボランティアに行きました。まず、大須小学校に行くまでの間、車の中で地震と津波での被害状況を見ました。初めて被害状況を見て、まず、言葉を失ないました。テレビのニュースで見るより、被害状況が凄まじく、すごく恐怖感を感じました。これからは、このことを知らない人たちに伝えていきたいと思います。

社会福祉学科1年 地域支援ボランティアセンター常任支援員  近藤大樹

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時間を忘れた五日間でした。あの中で、私は物理的な手助けしか出来なかったと思っています。しかし、一緒に作業したお母さんが笑顔で亡くなった旦那さんのことを語っているのに触れ、誠実に活動することが心理的な手助けに繋がっていくのだと感じました。死別の痛みを、まだ会って間もない私たちに伝えてくれたことをとても嬉しく、そして悲しく思います。今もあの地に生きる方のために何が出来るのか、これからも探し行動していきたいです。

社会福祉学科1年 地域支援ボランティアセンター常任支援員  嘉山さゆり
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