3年ゼミでの学園祭準備
 
 新型コロナウィルスの影響で、大学での学びや活動に大きな変化が起きています。
例年だとキャンパス内が多くの人々でにぎわう学園祭も、今年はオンライン開催となりました。
実行委員学生のみなさんが努力され、開催に向けた準備が進められているところです。
 
社会福祉学科の山下幸子ゼミは、毎年、障害者福祉にかかわる内容をテーマに、学園祭でポスター発表をしています。
今年度も発表に向けて準備を始めています。
ある日のゼミでは、感染予防に十分に気を付けながら、教員による学園祭発表テーマについての解説を行いました。
オンラインでのやりとりも活用しながら、これから成果物の作成に努めていきます。
オンラインでの学園祭は、初めての取組です。
ゼミ生皆で協力しながら成果物を作るということはこれまでと変わりません。
私もゼミ生と一緒に取り組んでいきます。 
社会福祉学科教員 山下幸子
 
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 前回の配信から時間があいてしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 千葉県では休業要請が全面解除されましたね。アルバイトが再開した学生さんも多いことでしょう。

 新型コロナウィルスの流行はいったんおさまりましたが、新しい生活様式にそって過ごす毎日は、これまでの日常とはやはり異なる部分が数多くありますね。久しぶりに自由な外出が可能な生活を楽しみつつも、第二波・第三波の襲来を不安に思いながら毎日を過ごす人は少なくないのではないでしょうか。大学ではオンライン授業がまだ続いていますが、一部で対面授業も開始されます。これまで通り、とはいきませんが、友だちや先生に久しぶりに会い、キャンパスの空気を吸うことで、少しでも皆さんの気持ちが明るくなればうれしいです。

  実践心理学科ではコロナ禍においてもみなさんが健やかな心を保つことができるよう、何回かにわけて専門的な情報発信をしてきましたが、今日でいったん連載を終了します。最後にみなさんと考えるのは、「幸福」についてです。

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 ふだんはあまり意識していませんが、私たちは幸福の前提として「健康」と「仲間」を想定しています。ここでいう健康とは、単に病気でない状態を意味しません。世界保健機関(WHO)は健康とは単に病気でないだけではなく、自分のありのまま(well-being)を大切な価値と認められることであると定義しています。

 つまり、幸福とは身体が健康であることだけでなく、今の自分のありのままを幸福と意識できる心理と、お互い認め合うことで自己効力感を感じられるような人間関係を必要とするのです。

  生活場面で出来ること(能力)と、実際していることのずれを修正する作業は自己実現ともいえるのですが、コロナ禍、そしてアフターコロナの新しい行動様式の実施によって生じる制限は、自己実現の困難を感じる被災体験でもあります。このようなときには、これまでにお話ししてきた通り、自分の対処能力を意識的にくみたてることや、人とつながることが有効です。

  ただし、何事もほどほどにという考え方は大切です。

  • 完璧・自律などの高い理想に囚われて、逆に不安・孤独・絶望に陥っていないでしょうか?
  • 孤立を恐れるあまり、自分をないがしろにしていませんか?孤立しない人間関係を願う気持と、自分を大切にする時間のバランスは取れているでしょうか?
  • 自分からすすんで忙しさに身を任せ、じっくり考えることを後回しにしていないでしょうか?
  • 自分にとって何が大事で、何には手を抜けるか、優先順位をつけられるでしょうか?
  • 病んだ心は自己決定の裏返しの孤独からも生まれます。努力してもできないことはあります。あきらめは時には健康的ともいえるのです。

 自分を追い詰めることなく上手に育てつつ、ときには周囲に支援を求め、ときには周囲を支援して、心地よく他の人とつながれるといいですね。

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 自粛生活が終わりを告げ、久しぶりに外出して友だちと会う人もいるでしょう。でも、しばらく会っていなかったことで、なんとなくぎくしゃくしてしまうこともあるかもしれません。一方で、オンラインでの勉強は学期末が近づき、自分のこれまでの学びの成果を不安に思っている人も少なくないことと思います。

  淑徳大学では、学生のみなさんの困りごとに対応できるように、さまざまな窓口や制度を充実させています。たとえ自分に落ち度があるような問題だったとしても、困っているのであれば遠慮しないで先生や学生相談室、学生サポートセンターの人に声をかけてみてください。一緒に解決のしかたを考えましょう。

  淑徳大生ではない皆さんも、日常生活を取り戻す中で、大変だったこの期間を時には思い出しながら、毎日の幸福を大事にしていってください。

  それではまたどこかでお会いしましょう。

千葉キャンパスの静けさに想う

社会福祉学科 柏女霊峰 2020.6.4

新型コロナウィルス感染症への対応として、淑徳大学千葉キャンパスが原則、入構禁止とされて3か月が過ぎました。

私は週1回ないし10日に1回ほど千葉キャンパスに来ていますが、主役の学生たちがいないキャンパスは閑散としてどこか寂しそうです。

キャンパスでは、前期対面授業の準備も検討されています。早く、学生たちが戻ってこられるよう祈っています。

 

 千葉キャンパスには、開学50周年を記念して淑徳大学歌碑が建てられました。

大学歌1番の末尾に、「天地の恩に/覚むる時/誰れか奉仕を/思わざる」というフレーズがあります。

淑徳大学の建学の理念は、「感恩奉仕」(天地の恩)と「菩薩道」(奉仕)です。

これは、「生かされていることに感謝し(感恩)、自分の与えられたいのちを他者にお返しする(奉仕)ことです。

つまり、自分の尊いいのちを自他の自己実現に向けて燃焼させることが『自利利他』になります」(Together.No.211[2016.4. p.7])と理解されます。

 新型コロナウィルスとの闘い、自粛生活のなかで、自ら生かされているいのちと向き合うことで、自分が本当に大切にすべきことが見えてくるのかもしれません。

今は静かなキャンパスに、学生たちの、新しいいのちのざわめきがこだますることを願っています。

 写真

取得大学南門淑徳大学南門

南門のタブノキ南門のタブノキ

研究棟前から15号館を臨む研究棟前から15号館を臨む

大学歌と善財童子大学歌碑と善財童子


歌碑のアップ歌碑のアップ

淑水記念館淑水記念館

 

 

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 新型コロナウィルスの騒ぎで混乱している間に、もう6月。暑い日も増えてきましたね。淑徳大学のオンライン授業は第7週を迎えました。学生のみなさんはだいぶ慣れてきた頃でしょうか。なんとなく感じをつかめてきたのであれば喜ばしいことです。一方で、疲れてきちゃった、という人もいるでしょう。疲れたを通り越して、もう全くやる気がでないという人も、ひょっとしたらいるかもしれません。今日は、心理学からわかる「やる気を出すコツ」をいくつか紹介していきましょう。対面授業がはじまっても、使うことができますよ。 

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回避型を避け、意識して適切なコーピングを

 たくさんの課題をストレス源ととらえるのであれば、ストレスへの対処であるコーピングの知見をあてはめることができます。不安が続くと、過食やゲーム、ギャンブルなど、くりかえすことが簡単なものを無自覚に選ぶようになりがちですが、(2)の記事でもお話した通り、こうした回避型のコーピングは無気力や絶望感につながる危険をはらんでいます。

  たとえばゲームをするときには制限時間を設け、その時間が来たらいったんスマホから離れるクセをつけるなど、注意深く自己コントロールをしましょう。そして、できる範囲で体を動かしたり、誰かとおしゃべりをしたり、気持ちを整理したりといった、ストレス軽減につながる適切なコーピングをとり、上手に気晴らしをしましょう。

『これをやるぞ!』ではなく『こうしたら、これをやるぞ!』と考える

 目標達成の研究では、何かをしようと思う心の働きを意図と呼んでいます。そして最近では、意図を目標意図と実行意図に分ける考え方が提唱されています。目標意図とは、「~をするぞ」と決心することを指します。新年や新学期に目標意図を形成する人も多いでしょう(しかし、うまくいかないことも多いのは?)。一方で、「~をしたら、~をするぞ」という形(if-thenルールといいます)で形成する意図が実行意図です。この実行意図こそが、目標達成を後押しすることがわかっています。

 授業課題にとりかかろうとするとき、ただ「課題をやるぞ!」と考えるのではなくて、「この動画が終わったら、ノートを用意して資料を読みはじめるぞ!」のように、課題にとりかかるきっかけと、その後に行う具体的な行動を意識しましょう。実行意図を形成しておくことで、きっかけが生じると同時に、頭が自動的に課題にむき、行動が生じやすくなります。

 バーンアウトに注意!

 バーンアウトは燃え尽き症候群とも呼ばれています。高いモチベーションをもって何かをすることを「〇〇に燃える」と表現することがありますが、バーンアウトはその情熱の炎が燃え尽きてしまうような状態です。具体的な症状として、以下の3つが指摘されています。

  • 情緒的消耗感:心も体も、もう疲れきってしまったと感じること
  • 個人的達成感の低下:課題が提出できても「やったぞ!」と思うことができず、「こんなことしても意味ないのにな」、などと思うこと
  • クライアントへの否定的態度:相手に対して敵意を覚えたり、相手をモノのように取り扱ったりすること。※バーンアウトはもともと看護師の間で報告された症状で、クライアントは患者のことを指しています。学生をバーンアウトの主体と考えるときにはクライアントは該当者がいないとも言えますが、課題を出した先生に敵意を抱いたりすることはあるかもしれません。

  こうした兆候が自分に見られたら要注意。完全に燃え尽きる前に、休みをとって回復に努めたり、やることに優先順位をつけたりして、バーンアウトの深刻化を防ぎましょう。バーンアウトになりかけるということは、それまでとてもがんばってきたということでもあるのです。

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  一人で大学の授業にむきあうことは、簡単なことではありません。でも、みなさんと同じように、自宅でがんばって授業課題にとりくんでいる人たちがたくさんいます。みんな『自分はちゃんとできているかな?』とか『なかなかうまくできないなあ』とか『もう疲れちゃったよ』と思いながら、それでも毎日課題にむきあっています。ここでがんばった経験は、自己効力感を高め、くじけない心を作ってくれます。追い込み過ぎは禁物ですが、ちょっとだけがんばって、そして、がんばれた自分を存分にほめてあげてください。

  対面授業がはじまったら、どれだけ大変だったか、という共通の話題で同級生や先輩・後輩と盛り上がることもできるでしょう。必ずやってくるその日を楽しみにして、姿が見えなくても必ずいる仲間と一緒に、時には先生も頼りながら、課題にとりくんでみてください。

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 いよいよ緊急事態宣言が解除されましたね。今まで色々とがまんをしていた分、パーッと発散したい!という気持ちをもっている人も多いことでしょう。友だちと会ったり、遊びに行ったりということを始めている人もいることでしょう。

 久しぶりの自由で心が解放されて、自分の欲望が暴走気味、という人もいるかもしれません。ちょっと待って!そんな中でも意識して生活習慣を整えることが、心のメンテナンスには大切です。今日は生活習慣リズムと心の病(特にうつ病)の関係をお話していきます。実践心理学科は心について探求していくところですが、心と体は私たちが考えているよりも強く結びついているのです。

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 変化に柔軟に対応できる精神的な強さを身につけるためには、実は毎日の生活習慣を整えることがとても重要です。健康的な生活習慣のつみかさねは毎日によいリズムをもたらします。人はそれを土台として、ストレスに立ち向かうことができるのです。逆に、ストレスへの対処の仕方を誤ると、うつ病(※)や依存といった健康ではない習慣につながったり、家族の不和やDVを引き起こす元ともなります。

 ※落ち込んだり気分が暗くなる、といった経験は誰にでもあるものですが、それがずっと長く続き、気分が晴れることがほとんどなくなってしまうのがうつ病という病気です。激しく落ち込んだ気持ちと極端に浮かれた気持ちが交互にやってくる、双極性障害(躁うつ病)というのもあります。うつ病は8人に1人が一生のうちに発病する身近な病気である一方、深刻化すると時には命にもかかわる危険な性質をもっています。ただ、治らない病気ではありませんし、予防することもある程度は可能です。

 以下、睡眠・運動・食事にわけて生活習慣と心との関係をお話していきます。

睡眠

 うつ病と密接に関わる生活習慣として、睡眠があげられます。不眠症状をもつ人がうつ病を発症する確率はそれ以外の人たちよりも高いのです。うつともっとも縁遠いのは、睡眠時間6時間以上8時間未満の人という調査結果も出ています。逆に寝すぎもよくありません。12時間以上寝る人たちもまた、うつの発症率がそれ以外と比べて高いのです。睡眠は、有害刺激への脳の過敏な反応を和らげ、気分を安定させてくれます。たとえ目覚めが悪いとしても、きまった時刻にベッドを出て、日の光を浴び、身体を動かしたり飲食したりすることで、身体のリズムが整いやすくなり、ストレス耐性が向上します。

運動

 よく寝るためには、適度な運動も重要です。運動は気晴らしとして精神的なリフレッシュ感をもたらすだけでなく、運動後のリラックスで疲労がリセットされたり、緊張がゆるみます。難しく言うと、運動は交感神経を緊張させ、その後の疲労は副交感神経を優勢にするのです。運動は食事とも関係します。運動により筋力維持と胃腸の働きが促進され、生活習慣病を予防することができるのです。強い運動である必要はありませんが、意識的に体を動かすことはとても重要です。入浴にも似たような効果があります。

食事

 きまった時間の朝食は腸を動かし、決まった時間に寝起きすることと同様に体内時計のリセットに貢献します。また、人と一緒に食事をとることが、他者とのつながりを維持し、孤独感を和らげます。食事の内容も心と関係しています。繊維質の食品を摂取して便通を整えることで身体ストレス反応のひとつである胃腸の不調をやわらげることができます。また、脳の活動には糖分が不可欠です。とりすぎや急激な血糖値の上昇に気をつけて、健康的な糖分補給を行って脳を活発に動かしましょう。

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 健康的な生活習慣をキープするのは、ときには難しいかもしれません。毎日、絶対に習慣を乱さないように、と固く考える必要はありません。ときどきは乱れてしまうけれど、それ以外の時はだいたい守れている、というペースを保っていけるといいですね。ここ最近、全体的にうまくいかない、という場合も、生活習慣の見直しから始めてみると、案外うまくいくかもしれません

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 いよいよ緊急事態宣言の解除が近づいてきましたね。「不要不急の外出は控えてください」と言われてからもうずいぶんたちますが、みなさんは毎日をどのように過ごしていますか?

 2年生以上のみなさんは、大学での授業だけでなく、サークル活動やアルバイトがなくなって、日常の生活習慣に狂いが生じているのではないでしょうか。そして、緊張し、ストレスをためているのでは。いつもであれば友だちとおしゃべりをしたり、運動をして気分転換ができるのに、それもままなりません。

 新入生のみなさんは、高校の友だちとの別れを十分に惜しむこともできず、せっかく始まった大学生活でも、新しい友だちを作る機会をもてないまま、それでもがんばって、毎日の授業課題にとりくんでいることと思います。

 いろいろな不自由なことについて、コロナのせいだからしかたがない、と頭ではわかっていても、やっぱり気持ちはつらいまま。気持ちの整理をつけようにも、誰かに相談することすら難しい毎日です。知らない間に暴飲暴食をしてしまったり、逆に全く食べなくなったり、ゲームやYouTubeの閲覧をついついやりすぎたり、といったことになっているかもしれません。

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 心理学では、ストレスに対応しようと私たちが意識的にとる様々な行動をグループ分けし、それらをコーピング(対処方略)と呼んでいます。コーピングは以下のように分類できます。

  • 問題解決型コーピング:自分がいま抱えている問題に正面から取り組んで解決しようとする対応のしかた。関連情報を集めたり、人に相談するなど。
  • 情動焦点型コーピング:問題によって生じた辛さや嫌な気分をやわらげることを重視した対応のしかた。友達に話したり、外に出したりして整理・発散するなど。
  • 認知的再評価型コーピング:問題に対するとらえかたや見方をポジティブな方向に変えたり、距離をおいたりするなど、問題のとらえかたを変える対応のしかた。ポジティブシンキングなど。
  • 回避型コーピング:問題から目を背けたり、問題が生じていないように対応するしかた。不安なときには生じやすいが、「どうせやってもだめだからやらない(無気力)」や「何かすると、よくない結果になるに決まってる(絶望感)」という気持ちにつながりやすい 。

 このコロナ禍では、問題解決型や情動焦点型、認知的再評価型のコーピングをとることが難しくなっています。その結果、回避型コーピングが増えてしまい、家ですぐにできてくりかえしやすかったり、その場で簡単に楽しめることを無自覚に選び、それに依存してしまう、ということになってしまいがちです。

  では、どうしたらいいのでしょうか。ここでは、自己効力感というキーワードに注目していきましょう。 

 自己効力感というのは、色々なことを自分がある程度うまくやれている、という感覚のことです。これまで日常生活を大きな問題なく過ごしていた人は、その中で知らない間にこの自己効力感を高めることができていました。しかし、コロナ禍では、自分が問題なく生活できているかが明確ではなくなっているために、不安を感じ、自己効力感が得られにくくなっています。

 こうした状況では、嫌なことは見ない/聞かない/しないといった回避的なコーピングが出現しやすくなってきます。上のリストで上げた無気力や絶望感も自然に湧き出やすくなってきていて、本当は色々なことができるはずなのに、それに気づくことができずに委縮しがちになってしまいます。

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 こんなときには、あえて友だちや家族、仲間とのつながりを確かめることが重要になってきます。オンライン上で友だちと連絡をとってみたり、工夫して健康な方法での気分転換に挑戦してみたり、これまで時間がなくてやり残してきたことに取り組んでみるなどして、新しい生活習慣をつくることを意識してみましょう。それらを通じて、失っていた自己効力感が少しずつ戻ってくるでしょう。

 大丈夫。みなさんにはこの大変な状況を乗り越える力が備わっています。時間がたてば、「あの時は大変だったねえ」と、時には笑ってふりかえることもできるでしょう。

みなさん、こんにちは。実践心理学科です。自宅学習が続いていますが、いかがお過ごしですか?

新入生のみなさんも、在学生のみなさんも、いつもとは違う生活に慣れてきたと思う反面、疲れがたまってきたということもあるかもしれません。ちょっと長くなりますが、実践心理学科の先生が、新型コロナのもたらす身体的・心理的影響についてまとめてくださいました(監修:小川 恵先生)。ぜひ読んでみて下さい。

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新型コロナウィルスによって私たちの生活が大きく変わるより前、私たちの毎日のルーチン(毎日の決まった活動、日課)は、知らないうちに私たちに健康な生活を提供していました。

  • 朝、きまった時間に起きて朝食をとること⇒体内時計をリセット
  • 通学、通勤で体を動かすこと⇒腸を動かしてお通じを整え、深い眠りをもたらす
  • 学校生活で頭や体を使うこと⇒適度な疲労をもたらす
  • ほかの人と話すこと⇒自己効力感を高め、孤独を防ぐ (自己効力感:自分が色々なことを問題なくやれる、という感覚)

このように、私たちが日頃なにげなくやっていたことは、生活習慣にリズムを与え、健康で幸福な生活をもたらしていました。

一方、新型コロナウィルスによって、いま私たちの生活は、大きく変化しています。以下のことはみなさんの身に起きていませんか?

  • 家にこもりきりになって動かず、疲労を感じにくくなっている
  • 疲労を感じないので眠気も生じない。夜更かししてさらに朝寝坊になるという悪循環に陥っている
  • 運動不足と情報被ばく(大量の情報にさらされること)によって眠りが一層浅くなっている
  • 甘い、塩辛い、油ものを好むように味覚が変化している
  • 気分を紛らわせるためにお酒を飲んだりゲームをして長時間過ごしている

このように生活習慣が乱れることで、以下のようなストレス反応が生じることがあります。忘れていた、または考えないようにしていた自分自身がかかえている問題や課題に注意が向き、不安になったりつらい気持ちになることも増えているかもしれません。

  1.    身体症状(睡眠障害・胃腸症状・動悸・易疲労感・頭痛・肩こり)、
  2.    自律神経症状(気持ちが落ち着かない・イライラ・せかせか・怒り、抑うつ)
  3.    精神的反応:急性反応(高揚感・離人感・疎隔感、恐怖感・不安・過敏)
  4.    精神的反応:持続的反応(孤独感・無力感・自責感、考えたくないし、話したくない)

ここまでにあげた反応は、この状況下でたくさんの情報にさらされているときには自然なものです。その中で健康であるためには、自分のメンタルの健康さを自分でチェックし、対処するリソース(知識や行動)を積極的に使うことが重要です。

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 実践心理学科は、このブログを通じてコロナ禍と呼ばれるこの状況に向き合います。そして、様々なことが限られた現状で、健やかに暮らすための心理学的な情報提供を行っていきます。短期集中連載という形をとるので、ぜひ目を通してみてください。

 まずは、上に書いたことが自分に当てはまるかを考え、現在の自分を把握することからはじめましょう。

千葉キャンパスの様子

 2020年度が始まりました。 1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 千葉キャンパスには多くの桜の木があり、今年もいつもと同じように花をもち、皆さんを迎える準備ができていました。

これは4月の入学式が予定されていた頃のキャンパスの様子です。

桜がとてもきれいですね。

千葉キャンパス4月の様子

 いつもであれば、サークルなどへの勧誘の声、そして、この中庭からは歌声が聞こえ、芝生でランチをする学生

など、とても賑やかなキャンパスとなります。

それから1か月が経ち、キャンパスも色々と変化をみせています。

5月に入り、咲く花も桜からつつじに・・、

そして樹木の新芽も目立ってきて、濃い緑の葉と黄緑の若葉がとてもきれいなキャンパスです。 

千葉キャンパス5月

 学生、教員、職員など、多くの人が行き来するキャンパスですが、今はこのように誰もいません。

 よく見ると、アスファルトの間からもたくさんの新芽がでていました。

千葉キャンパス5月 今は静かなキャンパスですが、早く皆さんと会いたいと思っているキャンパスです。

 テニスコートの横で咲いていた八重桜も、すっかりと葉だけに・・・。

 早く、ボールを打つ音を聞きたいですね。

 今聞こえるのは、風の音と、鳥の鳴き声・・。

千葉キャンパス5月テニスコート 最後に図書館。 ここにも、学生の皆さんが手にとってくれることを待ち望んでいる本がたくさんいます。

 千葉キャンパス5月 今は我慢の STAY HOME! 早く皆さんと会いたいから STAY HOME!  一緒の想いで。

 

 

これまで入学式会場で新入生を祝ってきた手作りの「ウェルカムボード」を更新するために、槇ゼミ4年生が2月上旬から制作活動を開始しました。

新コロナウィルス対応をしながら、少人数での集まりを重ね、卒業の日を前に新しいボードを完成させることができました。

こうした状況下でも、ものづくりを楽しみ、工夫して大学への思いを形にした卒業生の今後の活躍が楽しみです。

入学式は中止となりましたが、掲示物を貼ることのできる汎用性のあるデザインにしましたので、今後、どんなイベントで活躍するかお楽しみに!

社会福祉学科 米村ゼミの活動

コミュニティ政策学部の本多ゼミと合同のゼミ合宿

 

米村ゼミでは、「人にかかわる力」の形成を目指し1月28,29日に1泊2日で合同のゼミ合宿を行いました。

学部の垣根を越えて、合同で16名の学生と2日間学び合いました。

米村ゼミ合宿 研修室

会場は、リソル生命の森です。

 米村ゼミ合宿の様子

       研修室です。

合宿では、生きるために欠かさない「人とかかわる力」を育成することを目指しています。

空気のように「人間関係」は、誰でも当たり前に営めるものとして、日常にあります。

しかし、一旦その人間関係の中で何かが起こるとそこでの居心地の悪さを感じ、その原因を相手ばかりにも求めがちです。

それでは、その関係の改善や変化は、望めないものです。 

私たちは、相手に対する自分の有り様を振り返ることが必要となります。

一方的に生まれてくる人間関係は、ありえず、相手の反応で自分は変わり、自分の反応で相手の反応も起こります。

こうした人間関係のあり方に目を向け、合宿の全日程を通して、相手とのかかわり合いを大切にした「本当の人間関係」の構築を目指していきます。

 

                   グループでのディスカッションの風景

 米村ゼミ合宿の様子

グループでのディスカッションの風景

 米村ゼミ合宿の様子

お昼のひと時

  1泊2日で11時間近くのディスカッションを行いました。

グループ内の時間を通して、人とかかわりながら各自の人にかかわる態度を意識し、人とかかわる際の自分の課題を明確にしていきました。

限られた時間の中でしたが他者と深くかかわれたことの楽しさが感じられたとの感想が寄せられました。

人間関係は、終わりのないテーマです。

意識したところでスタートラインと立ったと言えるでしょう。