教育福祉学科の最近のブログ記事

高校生の皆さんへ、教育福祉学科健康教育コースの授業を紹介します。ご紹介する科目は、「スポーツ原理」です。スポーツ原理は、中学校・高等学校の保健体育の教員免許を取るために必要な科目で、将来、中高の保健体育科教員、スポーツ指導者、特別支援学校教員、障がい者スポーツの指導者、養護教諭、民間企業に就職を希望するなどの多様な進路を志向する学生たちが集まる授業です。

授業の進め方は、高校生の皆さんも取り組んだことがあると思いますがディベートです。現在、大学では「何を教わった」から「何ができるようになったか」を重視する学修に転換され、アクティブ・ラーニングといわれる授業手法が求められています。ディベートもその1つの手法になります。高校生の皆さんは、ディベートは得意でしょうか。ディベートは、とっさに何を話せばよいかわからないこともありますよね。でも大丈夫です。淑徳大学では、授業に必要なことを事前に学んでくるという仕組みが全部の科目で整備されています。この「スポーツ原理」の科目では、ディベートで伝えるべき根拠となることや、相手の主張にどのように反駁(はんばく)をするのか、作戦を考えてくるという「授業中の役に立つ課題」が課せられています。

これは、スポーツ原理の受講者が、ディベートの準備として作成した調べ学修です。
テーマごとに肯定派と否定派のいずれもの根拠を調べ、想定される相手への主張へ、自分の意見がまとめられています。

 

今回は、「運動部活動は、都道府県や国レベルの大会を廃止するべきか」についてテーマを出題しました。運動部活動では全国規模の大きな大会で勝つことや優勝することを目指して頑張っている高校生の皆さんも多いでしょう。しかしそのことが問題となることもあります。勝利至上主義といわれるように勝つことにこだわることで、本来、楽しいはずのスポーツが苦しいものになったり、勝つことを重視するために過度の疲労が起こるまで練習をおこなったりということがあります。その反面、都道府県レベルや国のレベルで高い競技成績をあげることで、自分の進みたい進路へのスポーツ推薦を勝ち取るなど、生徒の多面的な側面を評価する活躍の場ともなっていました。このようにスポーツには、光と影の側面があり、このディベートの授業では、スポーツの多面的・多角的な側面を学ぶ機会になっています。

マスクの上からも笑顔が確認できますが、授業の最後に集合して、ディベートのイメージである「対決」を表現して撮影しました。
普段は、楽しくディベートを実践しています。

 

高校生の皆さんだったら、「運動部活動は、都道府県や国レベルの大会を廃止するべきか」というテーマについて、肯定派、否定派そのそれぞれで、どのような意見をしますか。受講する学生たちは、ディベートという対立関係にありながらも、相手を配慮しながら発言したり、相手の良いところを引用しながら発言したりと、さすがは教育職に就こうとする学生たちの優しさを感じます。

授業が終われば、授業担当者の私は、それぞれの学生たちの提出物を採点し、授業中の取り組みも一人一人評価をしていきます。その上で、この授業が本当に効果的だったのかを科学的に検証するという作業を進めていきます。そこでお登場するのが、共分散構造分析と呼ばれる分析手法です。これは、客観的に測定ができる事前学習の点数などの観測変数と、授業満足度やディベートで育成できた力などの潜在変数をモデル化し、統計学的にモデルの当てはまりを検証したものです。この授業で学生たちが準備した予習の得点と授業中のディベートへの採点結果が、学生たちが身につけた力にどのように効果があるのかを検証しています。矢印の数字は、1.0に近いほど関係の強さを示しています。この結果からも、事前の調べ学修の丁寧さが、授業回全体への得点につながり、個々の学生たちの授業への満足度につながっていることがわかります。このように、学生達への教育の効果を科学的に検証するという仕組みを整備しています。

スポーツには、光と影があります。スポーツの良さを学び人々に伝えるために、障がいのある人や運動の苦手な人々にも楽しんでもらえるために、スポーツを通して自分自身を見つめなおすことができるようしています。ディベートという対立構造を学ぶ実践から、スポーツの多面的・多角的な側面を学びながら、相手や仲間への優しさを忘れない実践から、学生の成長を楽しみにできる授業を展開しています。

高校生の皆さん、ぜひ、教育福祉学科の授業の魅力を知ることができるオープンキャンパスにお出かけください。


教育福祉学科の松浦俊弥教授が監修した日本初の特別支援教育用ICT教材(電子書籍型)「クレヨンくんとイロイロしょうがっこう」が、ソニーの電子書籍サイトより、10月1日に販売開始となりました。今年4月に全国の小中学生にICT端末が配布されたことを受け、知的障がいがあるお子さん向けにプロのミュージシャンと一緒に制作したものです。主に特別支援学校や特別支援学級の音楽の授業で活用される予定です。

同教材には松浦ゼミ生(4年生7名)も編集過程で漢字確認という作業に参加しました。特別支援学校学習指導要領に沿い、知的障がいがある子どもでもわかりやすい漢字かどうかをチェックし、必要に応じて文中の漢字を仮名に直したり漢字に仮名を振ったりしました。
さっそくテイチクレコードのサイトでも紹介されるなど、話題になっています。松浦ゼミ(3年生)ではこのほかにもICT活用指導力に長けた教員養成の一環として、文部科学省の指定研究を受託し、知的障がい教育向け同省著作「音楽」教科書のデジタル化に取り組み、学生自らが出演する教科書掲載楽曲の手話動画制作を進めています。
 

9月6、7、9日の3日間、正課外講座「遊びで培う表現活動の指導法」が十分な感染症予防対策をした上で開講されました。1日目の荒牧光子先生の「身体表現講座」は武道場、2日目の松井るり子先生の「児童文化講座」はオンラインでの受講となりました

【人形劇講座】

 

3日目をご担当の人形劇団「ひぽぽたあむ」を率いる永野むつみ先生からは「将来幼稚園保育園の先生になりたい人を育てる大学でのワークショップ。若くて、明るくて、真面目な若者たち。よく笑いよく観て、学びあいました。」というメッセージをいただきました。

幼保課程2年生の多くが参加し、それぞれの分野の専門家からかけがえのない学びを得て、後期の学修に向かう意欲を高めることができました。

【身体表現講座】

 9月3日(金)、9日(木)の両日、特別支援教育を学ぶ1年生を中心に、教育福祉学科の松浦俊弥教授引率のもと、船橋市内の障がい児者施設を見学するバスツアーが開催されました。例年、(社)さざんか会が主催し、市内の知的障がい者通所・入所施設、身体障がい者施設、放課後等デイサービスなどの複数の施設を、同会が用意したマイクロバスで巡回しながら見学するというものです。1~3年生が3日は13名、9日には12名が参加しました。

 昨年、コロナ禍のもと、感染対策を徹底したうえで実施していただきました。今年も緊急事態宣言下でしたが、施設外側から利用者の皆さんの様子を見学するなど、対策をより徹底していただたうえで実施されました。

 さざんか会の生活介護事業所「ゆたか福祉苑」の見学では、同苑に勤務する令和元年度教育福祉学科卒業生から説明会をしてもらい、質疑応答が交わされました。

 参加者の中には初めて障がい者施設に入った学生もいて、特別支援学校教員を目指すうえで卒業後の進路先との連携がいかに重要かを間近に学べたようです。

 

9月3日見学会の様子


8月25日(水)千葉県柏市にある「さわやか千葉県民プラザ」で千葉県立我孫子高校による「教育基礎コース・集中講義」が開催されました。

教育福祉学科の松浦俊弥教授が「特別支援教育入門―いのちの授業―」というテーマで29名の高校生(1~3年生)に80分間の講義を展開しました。感想用紙には「淑徳大学で特別支援教育を勉強したい気持ちが高まった」「いまの自分の生き方を見直すきっかけになった」と前向きな声が多く見られました。

千葉キャンパスでは、将来の教職を目指す高校生に必要な知識・技能を提供するための協定を同校と結んでいます。特に特別支援教育の分野で今後も教員派遣を続けていきます。

次回は12月に池畑美恵子准教授が参加する予定です。

正課外「電子黒板体験講座」での学び

 8月2日(月)、感染対策を徹底したうえで12‐301教室において正課外の「電子黒板体験講座」を開催しました。将来教員を目指す教育福祉学科、社会福祉学科1~3年生の28名が参加しました。ICTを活用した学習指導の実践力向上が目的です。


 東京・共栄学園中学高校でICTを活用した授業実践をされている小田島裕之先生を講師にお迎えし、主にクラッシーノートというシステムソフトを活用しながら学生とのアクティブラーニングを展開していただきました。

 きわめて実践的なご指導を頂き、学生の事後アンケートには「興味深く面白かった」「充実した時間を過ごせた」と声が多数ありました。今後も毎年の開催を目指し、教員を目指す学生のICT活用指導力の向上に取り組んでいきたいと思います。


6月26日(土)13時から、教育福祉学科の永井ゼミが参加しました。この大学対抗のプレゼンバトルですが、企業へのビジネスプランを提案のプレゼンテーションを競う取り組みになります。参加する大学は、経営学を背景とする学生達が多い中で、本学科の学生達は、「チーム教職」として、精いっぱい取り組んでいました。

今回は、コロナ禍で「個店」を支援するというテーマの中、各大学は、1か月間という短時間で対象とする個店選びにはじまり、フィールドワークに出かけ、情報を精査し、プレゼン資料をまとめていくという、慌ただしい準備の中でゼミ仲間と力を合わせて協力するという機会を頂きました。

学生達からの提案は、「自動車部品・用品店」への支援でした。フィールドに出かけ、お店で感じたこと、話を聞いたこと、眼で見たことから考えていくという、将来の教育実践家としてのフットワークの軽さが光りました。提案の内容は、個店のインタビューから、特に、コロナ禍の影響でタイヤ交換の頻度が下がっているために、これを顧客への体験を通してタイヤ交換をしないと事故のリスクが高まることを経験するサービスを展開するといった「教育的な視点」が盛り込まれたプレゼンテーションとなりました。

プレゼンテーション後の講評では、「なじみのない自動車部品・用品店という難しい課題に果敢に取り組むことができている」、「丁寧なフィールドワークで、現場主義を貫いている」、「顧客を育てるという、大きな視点で提案ができている」などの好評をいただくことができました。

例年、このプレゼンバトルに参加させていただいておりますが、学生達は、どのようなテーマが出題されても、本学の特徴でもある「福祉」や「教育」の視点を土台として、問題解決に取り組む姿勢は、学外でも大きな評価を頂くことができました。

 

7月11日(日)千葉県佐倉市「草笛の丘」で佐倉市青年会議所が主催する地域共生事業「笑顔deつながる ふくしフェスタ」が開催されました。

障がいのあるなしにかかわらず、イベントを通じて笑顔で触れ合い感じ合うことを目的とした催しです。教育福祉学科からは松浦ゼミ(3年生)を中心に19名のボランティアが参加しました。

雨こそ免れたもののかなりの蒸し暑さでしたが、受付、ごみ拾い、会場案内、駐車場係で活躍し、中には気温が30度を超す中で「チーバくん」役として子どもたちの人気者になるなど、みな汗まみれになりながら活動していました。

会場には学生たちがアルバイトをしている障がい児対象の放課後等デイサービス事業所の子どもたちも多く集い、笑顔でハイタッチをしていました。学生たちは疲れた様子ながらも「楽しかった」「良い経験になった」とみな満足気でした。

教育福祉学科の竹取物語

6月28日、大巌寺の竹を保育の授業に役立てるために、許可を得て、槇ゼミ3年の学生たちで竹取りに行きました。

お庭の管理をされている方の指導のもと、立派な竹を切り倒し、材料になるように節ごとに切り分け、切り方のコツを学びました。七夕が近いことから、枝を持ち帰り、その後、それぞれに七夕飾りを作り、15号館入口に飾りました。

保育の学びにもなり、竹の清々しい香と伝統行事に癒やされたひとときでした。

八街市児童館「ひまわりの家」を見学

6月26日(土)、教育福祉学科3年生9名(松浦ゼミ)が八街市児童館「ひまわりの家」を見学しました。

同児童館はこの4月に開館し、本学の卒業生が職員として勤務しています。その縁もあり、同児童館の「共生企画」(放課後のインクルーシブ)に学生が協力することとなり、その打ち合わせを兼ねた見学でした。館内の見学、職員(卒業生)からのレクチャー、その後企画会議を行い、まずは8月下旬にある「児童館祭り」に学生企画でお手伝いすることが決まりました。

今後も同児童館で手話講座、パラスポーツ体験などを通じ、地域の障害のある子とない子がともに楽しめるイベントを通じ共生社会の実現に向けて協力していく予定です。