センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

持ち前の笑顔と明るさを大切に
子どもたちからの信頼の厚い教員になりたい

内定先 埼玉県小学校教諭
池田 ひとみさん
教育学部 こども教育学科 4年生(2022年取材時)
埼玉栄高等学校 出身
池田 ひとみさん01

「教師になる」その想いが固まった現場実習

私が小学校教員になりたいと思ったのは、小学生の時の担任がきっかけです。自信を失いかけていた私に「あなたの笑顔はみんなを幸せにするね」と声をかけ、勇気づけてくれたその先生に憧れ、小学校教員をめざすようになりました。
 
淑徳大学へは、1年次から教育現場を体験できるという独自のカリキュラムに惹かれて入学しました。「学校インターンシップⅠ」の授業で2週間小学校を訪問したり、ボランティアとして小学生向けのサマーキャンプに参加したりと、早くから子どもたちと触れ合い、教育現場の現状を知ることができました。それらの経験が「教師になりたい」という夢を確かなものに変えてくれたと思います。
池田 ひとみさん02

授業で教育者としての視点を育み教育実習で子どもたちとの絆を深めた

2年次からは、より実践的な授業が増えていきました。なかでも印象に残っているのは「学校経営の理論と方法」という授業です。自分が担任になったと想定して、学級通信づくりに挑戦。児童一人ひとりが輝くクラスになるようにと「主人公」というタイトルの学級通信を作成しました。学級通信が保護者との信頼関係を築くためのコミュニケーションの場でもあるということを学び、教員として重要な視点をまた一つ得ることができました。
 
そして、これまでの学びを武器に挑んだ教育実習。実習の最後に行う研究授業では、教材の検討や板書計画だけでなく、児童が所持しているタブレットをどう活かすかなど、さまざまなことを考えなければいけません。あらためて教員の仕事の難しさを実感しましたが、授業後に子どもたちから「分かりやすかった」と言ってもらうことができました。4週間で子どもたちとの絆も深まり、実習最終日に彼らが私のために泣いてくれたことは一生の思い出です。

仲間と共に採用試験を乗り越え小学校教員になる夢をつかんだ

4年次は、教員採用試験への対策が本格化。試験前に面接練習を学生同士で行ったり、場面指導の練習を行ったりと、同じ志を持ったゼミの仲間たちと励まし合いながら勉強に打ち込みました。子どもたちと関わる度に強まる「教師になりたい」という意志と、実践的な学びがあったからこそ、教員採用試験を乗り越えることができたのだと思います。
 
無事採用も決まり、卒業後は小学校教員として働きます。将来の目標は、子どもたちはもちろん、保護者や地域の方々、そして一緒に働く先生方からも信頼の厚い教師になること。そのために、まずは持ち前の笑顔と明るさを大切に何事にも向き合っていきたいと思います。これからも日々教育に関する知識を深め、「池田先生なら大丈夫」と言ってもらえるように努力し続けます。