記念すべき1日のために、約半年前から新郎新婦をサポート
私の仕事は、ウェディングプランナーとして新郎新婦に寄り添い、一緒に素敵な結婚式をつくり上げていくことです。結婚式が終わり、新郎新婦のお二人から「最高の1日でした」「徐山さんがプランナーで良かったです」などの言葉をいただいたときには、本当に嬉しくなります。
ウェディングプランナーの仕事は、結婚式の約半年前から始まります。結婚式が決まったお客様と打ち合わせを重ね、挙式・披露宴を含めた1日の流れを一緒にプランニング。当日を一番よいかたちで迎えられるようにさまざまなサポートしていきます。
お客様との打ち合わせは、土日祝日が中心です。新郎新婦のお二人にとって、結婚式は一生の記念に残る大切な時間です。準備も含めて初めての経験となるため、ご要望や理想を一つひとつ丁寧にヒアリングすることは欠かせません。時には実現が難しいご要望をいただくこともありますが、お客様のご意向を最大限に尊重し、理想に一番近いプランをご提案することを目標にしています。
また、平日は主に、打ち合わせした内容を社内の関係部署に周知・相談するほか、引き出物販売会社や映像制作会社などのパートナー企業への発注業務に充てています。同時に、土日に打ち合わせた内容に関する電話やメールでのお問い合わせにも対応。お待たせすることのないように、各所への連絡・確認のためのスムーズなコミュニケーションも心がけています。
現場での実習が多く、実務に対する心構えをしっかり学ぶことができた
淑徳大学の観光経営学科は、ブライダル業界をめざしながらも、ホテル業界や旅行業界にも興味のあった私にぴったりの学科でした。視野を広げて学ぶことで業界ごとの特徴が明確に把握でき、将来の目標が見つけやすかったと感じています。
授業では、さまざまな結婚式場を訪問し、現役のウェディングプランナーの働く姿を間近で見るだけでなく、各業界に関するさまざまな話を聞くこともできました。また、2年次からのゼミでは、観光マーケティングをテーマに活動。日本各地の観光地を巡り、地域の方々とのコミュニケーションを重ねながら、ビジネスマナーやヒアリングの仕方などを学びました。この経験は、お客様とのコミュニケーションが欠かせないライダル業界で、大いに役立っています。
さらに、インターンシップでは、現在の職場であるホテルベルクラシック東京で10日間の職業体験に挑みました。ウェディングプランナーのアシスタント役として、主に打ち合わせのフォローや事務作業をメインに担当。衣装サロンを見学する機会もあり、試着体験やサロンスタッフから業務について学ぶなど、実務に対する理解を深めることができました。
婚礼部チーフとして、今後は後輩たちのサポート役としても活躍したい!
淑徳大学を卒業して、4年が経ちました。現在は婚礼部チーフとして、後輩たちのサポート役も任されるなど、入社当時に比べて責任のあるポジションに就いています。後輩たちの手本となるような行動や発言をしなければという意識も高まり、これまで以上に緊張感をもって仕事に臨んでいます。
注力していることは、お客様との認識に相違が発生したときに、先頭に立って真摯に対応をすることです。ほかにも、アイデアに詰まった後輩に良いアドバイスをすることや、自分自身の提案の精度をさらに上げることにも重点を置いています。これまで先輩に頼っていた業務を、今後は自らが率先して実践したいと強く思うようになり、自分自身の成長を実感することもできました。