学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
子どもたちの「やってみたい!」を引き出す
笑顔あふれる保育を大切に
浦安市立富岡保育園 勤務
大峰 莉紗さん
総合福祉学部 教育福祉学科 学校教育コース 2020年卒業
千葉県立土気高等学校 出身
信頼関係を築き、子どもたちだけでなく保護者のよき理解者に
保育士として働く私のモットーは、子どもたちだけでなく保護者や同僚にも常に笑顔で接することです。笑顔で声をかけることで、子どもたちが安心してくれることはもちろんですが、保護者とも信頼関係を築くことができていると思います。
保護者からは、育児の悩み相談を受けることも多いです。「トイレトレーニングはいつからはじめたらいいですか?」「夜遅くなっても寝ないんです」など、保護者のみなさんが抱えている育児の悩みはさまざま。小さなことでも悩みを打ち明けてくれた時は、信頼されているのだと嬉しく感じます。
私も日々の保育に悩むことがありますが、そんな時はゼミでお世話になった淑徳大学の教授に相談することも。アドバイスをいただいたり、研修に誘ってくれたりと、卒業後も親身にサポートしていただき、さらに保育技術を磨くことができていると実感しています。
悔しさを覚えた保育実習。その経験が日々の保育に生きている
私が保育や幼児教育に興味を持ったきっかけは、年下の子どもたちのお世話をすることが好きだったから。大学も保育士や幼稚園教諭の資格が取得できるところを探し、自宅からも通いやすく、アットホームな雰囲気のある淑徳大学への進学決めました。
入学後は、同じ夢を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、授業や実習に臨みました。特に印象に残っているのは、3年生の時に行った保育実習です。その実習で私は子ども同士のトラブルを止めることができず、指導担当の先生から「すぐに止めるべきだった」とご指導いただきました。すぐに行動できなかったことが悔しく、たくさん涙したのを覚えています。しかし、そうした経験を乗り越えたからこそ、たくさんの学びを得て、保育士として成長することができたのだと思っています。
いまでは、私が実習生を受け入れる立場となり、その時つけていた実習日記を読み返すことが増えました。今でも私のお守りとして、日々の保育はもちろん、実習生指導の参考にもしています。
パネルシアターサークルで多くの人と交流し、対話力を磨いた
所属していたパネルシアターサークルでの活動も、大学生活での大切な思い出です。サークルでは、保育園や幼稚園、小学校、障がい者施設、老人ホームなど、さまざまな場所で講演を実施。パネルシアターの制作方法や演じ方を修得しただけでなく、学外で多くの人と交流することで対話力を鍛えることができたと感じています。サークルや授業で自分がつくったパネルシアターのアイテムは、いま働いている保育園に置いてあります。まだ実現できてはいませんが、担当しているクラスの子どもたちが座って見られるようになったら、上演したいと考えています。
今後の目標は、子どもたちの「やってみたい」をうまく引き出せるような保育士になること。そのためには、子どもたち一人ひとりの声に耳を傾け、仕草や表情、行動をしっかり把握することが大切です。笑顔あふれる保育を心掛け、子どもたちがさまざまな挑戦ができるよう、常に支えていきたいと思います。
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