センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

見た人の心に響くコンテンツを生み出す
番組ディレクターになりたい

内定先 株式会社クリーク・アンド・リバー社
野中 優海さん
人文学部 表現学科 4年生(2022年取材時)
長野県 松本県ヶ丘高等学校 出身
野中 優海さん01

演者のやりがいも知ることができたクラス全員で挑む演劇制作

私は、幼いころから自分の興味のあることを調べ、発信することが好きでした。中学生で新聞づくりに取り組んだり、高校で英語のディベートに挑戦したりと、たくさんの経験を通して、将来は「自分の表現を世の中に発信したい」と強く思うようになりました。夢を叶えるためにと進学先を探しているとき出会ったのが、淑徳大学 人文学部 表現学科です。温かい雰囲気や自分のやりたいことができるカリキュラムが豊富な点に惹かれ入学を決めました。
 
1年次の授業で印象に残っているのは、クラス全員で演劇づくりに挑戦したことです。最初は裏方を希望しましたが、オーディションを経て演者として参加することに。難しさもありましたが、見ている人を楽しませ、心を動かす演技の面白さを知ることができました。人前に出る勇気も身につき、自分の成長につながるとても有意義な経験だったと思います。
野中 優海さん02

第一線のプロから学び、実践を通して身につけた企画・構成・演出力

2、3年次になると、より専門性の高い授業が増えていきました。なかでも、現役のラジオディレクターから指導を受け、ラジオ番組を制作する授業は忘れられません。私はディレクターとして全体の指揮を執りながら、構成や企画などを担当しました。コロナ禍だったため、オンラインツールを使用してレコーディングに挑戦。思い通りの音質にならなかったり、仲間とのコミュニケーションに苦戦したりと困難にぶつかることも多かったのですが、それだけに番組が完成したときの達成感は計り知れないものでした。
 
そして、これまでの学びで得た「企画力」「構成力」「演出力」を武器に挑んだ卒業制作では、地元の長野を舞台にしたドキュメンタリー映像を制作。1人で企画から取材、撮影、編集まで行い、試行錯誤しながら作り上げました。実践的にこれまでの学びを活かすことができ、4年間の集大成となる作品になったと思います。

幅広い表現分野に触れ、進むべき道が見えた表現学科での学び

表現学科は、1年次から編集、文芸、放送といった幅広い表現を実践的に学ぶことができるので、自分がやりたいことや将来像が明確ではなくとも、それをみつけながら学ぶにはぴったりの場所。私も、多彩な表現の形を学んだことで、進むべき道が見えてきたと思っています。しかし、何事も受動的に過ごしていては自分の成長につながりません。積極的にさまざまな活動に挑戦し、有意義な学生生活を過ごしてほしいと思います。
 
私は卒業後、制作会社に就職します。目標は、人々の心を動かす「きっかけ」をつくるディレクターになること。自分が作ったテレビ番組を通し、「行ってみたい!」「食べてみたい!」と、アクションにつながるような魅力あふれるコンテンツを生み出し、社会に少しでも影響を与えられたら嬉しいです。