患者さんが自立して生活するための
援助の方法を習得する

看護栄養学部 看護学科 
下津 和香奈さん (千葉県立幕張総合高等学校 出身)

生活行動援助論

患者さんの気持ちに寄り添った実践的な援助方法を学ぶ

充実した施設で日々学んでいます

生活行動援助論という授業では、病気や障害のある人がその人らしく健康的な生活を送るために必要な援助方法について、講義と実技を繰り返しながら学びます。講義ではまず先生が作成した資料や教科書をもとに基本的な知識や援助技術を座学で学習します。その知識をふまえて、実技演習では演習室で学生が患者役と看護師役に分かれて実践します。具体的には、血圧や呼吸数、体温を測るバイタルサイン測定から、体を拭いたり、足や手をお湯につけてマッサージしたり、洗髪、食事や歯磨きの手伝いなど身の回りのことまで生活に関するさまざまなことを学んでいきます。実技では、動画やデモンストレーションをお手本に実践しました。先生が一つ一つ丁寧に教えてくださるので、焦らず自分のペースで学んでいくことができます。講義と演習を繰り返しながら、基本的な看護技術と知識を確実に身につけ、患者さんが自立して生活できる方法を考えます。将来自分がなりたい看護師に近づくために、本当の患者さんに対して行うように「今から処置していきますね」「調子はどうですか?」と声がけをしながら行っていくことで、より親身な看護を身につけることができたと感じています。

事前準備

実技演習で使う、必要な物品や方法、注意点などをまとめた手順書を作成する。

実技演習

看護師役の学生は実習着を着て、聴診器や車椅子などを扱いながら実技する。

事後課題

実際に実習を行ってみてどうだったかを振り返り、評価も含めてレポートを作成する。

ワクワクした気持ちで挑んだ
初めての実技演習

この授業は1年次後期になって初めての実習です。実習着を着て聴診器や車椅子を扱いながら、とてもワクワクした気持ちで挑みました。実習の前には、必要な物品や方法、どうしてその援助が行われるのかといった根拠、注意点などを調べて手順書を作成します。手順書を作成すると、自分が看護師役になったとき、どのように患者さんに説明するのかをイメージできるので、安心して実習に取り組むことができました。当日は先生方から現場での経験も踏まえながらコツやポイントを教えていただけます。患者さんにとって負担の少ない方法を指導していただけるため、大変勉強になりました。実習後の課題では、自分自身の動きを振り返り、自己評価も含めてレポートにまとめます。患者役から得られた反応やこうすればもっと良くなると思ったことなど、気づいたことはたくさんありました。特に、手順ばかりに捉われず、患者さんへの気遣いができたかという視点は、現在の実習にも活かすことができています。この授業で得られる知識や技術は学年があがると共に段階的に深めていくことができるため、より確実な学びとなって今後患者さんに関わっていく中で大切な土台になると感じています。

あなたのキャンパスライフについて教えてください

入学したきっかけと課外で注力していること

フットサルサークルの友達と一緒に

大学のアットホームな雰囲気と
先生と学生の距離の近さが魅力
オープンキャンパスで大学のアットホームな雰囲気や、先生と学生の距離の近さを感じたため、進学を決めました。1年次から実習があり、病院の雰囲気や看護師の具体的な仕事を知ることができるのも魅力です。また、病気やケガを未然に防ぐ保健師の視点を持った看護師になりたいという思いがあったため、保健師課程があることも決め手の一つとなりました。 フットサルサークルに参加して他の学部や学年の人と交流したり、アルバイトをして社会的なマナーを学んだりしながら、充実した楽しい大学生活を送っています。

先生と学生の雰囲気

同じ志をもつ友人と
夢に向かって学んでいく
学生思いで一生懸命な先生ばかりです。先生と学生との距離が近いので、わからないことがあれば、理解できるまで丁寧に教えてくださいます。看護師の経験を持った先生から教わることはたくさんあります。また4年間に渡って担当してくださるアドバイザーの先生には、安心して相談することができます。学生はとても積極的に学ぼうとする人が多く、みんなで国家試験合格という目標に向かって頑張っています。みんな優しくて、思いやりがある人ばかりなので、人間関係に悩むことは一度もありませんでした。

記事内容は2019年~2021年取材時のものです。