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『長谷川仏教文化研究所年報』(年1回、毎年3月発行)(1974年~)
第1号~43号の目次はこちらもしくは以下をご覧ください。

第49号(2025年3月刊行)
- <研究報告 1>
明治の念仏僧・原 青民の研究(4)―布教・教化論を読み解く― 長谷川 匡俊
- <研究報告 2>
内務省・厚生省による方面委員制度の整備と統一化 庄司 拓也
- <研究報告 3>
東京府社会事業協会の活動と長谷川良信やマハヤナ学園の実践内容
―1920年11月から1921年4月までを中心に- 菊池 義昭
- <令和六年度 研究所活動報告>
1.「千葉県における社会福祉形成史の研究」共同研究班の活動報告
2.淑徳選書出版報告
3.活動報告
- <研究報告 4>
東日本大震災における災害支援への対応—日蓮宗の取り組み― 馬場 康徳
- <資料紹介>
淑徳大学長谷川仏教文化研究所 蔵書目録―2025年2月現在 古宇田 亮修
第48号(202年3月刊行)
- <研究報告 1>
長谷川良信の東京府慈善協会における活動内容とその影響や役割(一):『東京府慈善協會會報』第一号から『東京府慈善協會報』第五号までを中心に 菊池 義昭
- <研究報告 2>
長谷川良信の東京府慈善協会における活動内容とその影響や役割(二):『東京府慈善協會報』第六号から第一〇号までを中心に 菊池 義昭
- <研究報告 3>
性霊集便蒙引書考証稿(三) 白井伊津子・平舘英子・岩田芳子・安井絢子・茂野智大
- <資料紹介>
淑徳大学長谷川仏教文化研究所・蔵書目録:〈二〇二四年二月現在〉 古宇田 亮修
- <令和5年度 研究所活動報告>
- 「災害時に仏教が担う役割を中心とした東日本大震災以降の仏教社会福祉事業史の研究」共同研究班の活動報告
- 淑徳選書出版報告
第47号(2023年3月刊行)
- <研究報告 1>
反骨の新聞人・長谷川善治の実践思想 覚書 長谷川 匡俊
- <研究報告 2>
第一回全国乳幼児愛護デーの国民的な運動への模索(三):九州地方の四県での活動を中心に 菊池 義昭
- <研究報告 3>
長野県松本市の御嶽行者の加持祈祷:御嶽本教松本唯一教会 金子至元筆『行法集』の一考察 市東 真一
- <令和4年度 研究所活動報告>
- 「災害時に仏教が担う役割を中心とした東日本大震災以降の仏教社会福祉事業史の研究」共同研究班の活動報告
- 研究所所蔵資料の資産登録について
第46号(2022年3月刊行)
- <研究報告 1>
長谷川善治の『萬朝報』社長時代の言説と行動について:史料紹介を中心として 長谷川 匡俊
- <研究報告 2>
第一回全国児童保護事業会議での第一回全国乳幼児愛護デーの実施決定とその運動の実態:一九二七年五月の東京府での活動内容を含めて 菊池 義昭
- <令和3年度 研究所活動報告>
- 「災害時に仏教が担う役割を中心とした東日本大震災以降の仏教社会福祉事業史の研究」共同研究班の活動報告
- 出版報告
第45号(2021年3月刊行)
- <研究報告 1>
- <研究報告 2>
- <研究報告 3>
- <研究報告 4>
- <令和2年度 研究所活動報告>
- 「災害時に仏教が担う役割を中心とした東日本大震災以降の仏教社会福祉事業史の研究」共同研究班の活動報告
- 出版報告
第44号(研究所設立50周年記念号)(2020年3月刊行)
- <巻頭インタビュー>
- 長谷川仏教文化研究所関連事項年表
- <研究報告 1>
- <研究報告 2>
- <研究報告 3>
- <研究報告 4>
- <研究報告 5>
- <研究報告 6>
- <研究報告 7>
特集『日本仏教における戒律の福祉思想とその実践に関する基礎研究』
- <研究報告 8>
- <研究報告 9>
- <研究報告 10>
- <研究報告 11>
- <研究報告 12>
- 令和元年度 研究所活動報告
- 「日本仏教における戒律の福祉思想とその実践に関する基礎研究」共同研究班の活動報告
- 出版報告
- 『長谷川仏教文化研究所年報』目次一覧(第1~43号)
第43号(2019年3月刊行)
- <研究報告 1>
- <研究報告 2>
- <研究報告 3>
第42号(2018年3月刊行)
- <研究報告 1>
- <研究報告 2>
- <研究報告 3>
- <研究報告 4>
第41号(2017年3月刊行)
第40号(2016年3月刊行)
第39号(2015年3月刊行)
- <資料紹介>
- <平成26年度 研究所活動報告>
- 「ソーシャルワークにおける仏教の役割―日本・ベトナム比較研究」共同研究班の活動報告
- <個人研究>
PDF file
第38号(2014年3月刊行)
- <研究報告 1>
- <研究報告 2>
――堀緑羊が協会設立に込めた思い 佐藤 成道
- <史料紹介>
- <平成25年度研究所活動報告>
- 「現代日本における仏教社会福祉事業の現状と展望に関する研究」共同研究班の活動報告
- 「高瀬真卿関係資料の研究――社会福祉分野を中心に」共同研究班の活動報告
- 「ソーシャルワークにおける仏教の役割――日本・ベトナム比較研究」共同研究班の活動報告
- 出版報告
- <研究報告 3>
第37号(2013年3月刊行)
- <研究報告 一>
- <史料紹介>
- <平成24年度 研究所活動報告>
二、「高瀬真卿関係資料の研究――社会福祉分野を中心に」共同研究班の活動報告
三、「ソーシャルワークにおける仏教の役割――日本・ベトナム比較研究」
四、出版報告
第36号(2012年3月刊行)
特集『感化教育史研究の現在』
- <座談会>
石原剛志,長沼友兄,二井仁美,藤原正範,山崎由可里
- <研究報告 一>
- <研究報告 二>
- <平成23年度 研究所活動報告>
二、「高瀬真卿関係資料の研究―社会福祉分野を中心に―」共同研究班の活動報告
三、特別展開催報告
四、出版報告
- <訳註研究>
―テクストならびに訳註― 古宇田亮修
- <研究報告 三>
第35号(2011年3月刊行)
特集1『共生型ネットワーク社会の持続と変容』
特集2『東京感化院の総合研究』(3)
- はじめに
磯岡 哲也
- <研究報告 一>
- <研究報告 二>
- <研究報告 三>
- <研究報告 四>
―『広報おゆみ』と「生実町町内会ホームページ」を通して― 江島 尚俊
- <研究報告 五>
―高瀬紹卿の施設運営を中心に― 庄司 拓也
- <研究報告 六>
―明治三〇年代『東京感化院月報』に掲載された論考を中心にして―
土井 直子
- <平成22年度 研究所活動報告>
二、「東京感化院の総合研究」共同研究班の活動報告
三、学祖・長谷川良信先生 生誕一二〇年記念展について
四、出版報告
五、研究所移転の報告
- <研究所規程>
- <訳註研究>
―テクストならびに訳註― 古宇田 亮修
- <資料紹介>
第34号(2010年3月刊行)
特集『東京感化院の総合研究』(2)
- <研究報告 一>
- <研究報告 二>
―代用感化院指定をめぐって― 庄司 拓也
- <史料紹介>
- <研究ノート>
- <訳註研究>
―テクストならびに訳註― 古宇田 亮修
- <研究活動報告>
一、「共生型ネットワークの構築における伝統と革新」共同研究班
二、「東京感化院の総合研究」共同研究班
第33号(2009年3月刊行)
特集『東京感化院の総合研究』(1)
- <研究報告 一>
―第二期・監獄教誨師から感化協会結成の時代― 三好 一成
- <研究報告 二>
- <研究報告 三>
―明治27~31年の分析― 古宇田 亮修
- <研究ノート>
- <訳註研究>
―テクストならびに訳註― 古宇田 亮修
- <研究活動報告>
一、「宗教教育の課題と実践に関する研究」共同研究班
二、「東京感化院の総合研究」共同研究班
第32号(下)(2008年3月刊行)
特集『感化院事業の社会史的研究』(3)
- <共同研究報告 一>
―第一期・地方新聞人の時代― 三好 一成
- <共同研究報告 二>
―受け入れるべき児童の様相― 長沼 友兄
- <共同研究報告 三>
―渋谷村羽澤における運営と感化教育― 古宇田 亮修
- <共同研究報告 四>
―明治30年の実践に関する考察― 土井 直子
- <共同研究報告 五>
―東京感化院と千葉感化院を事例として― 庄司 拓也
- <共同研究報告 六>
- <研究活動報告>
一、「輪島聞声・長谷川良信 両先生の教育の思想と実践に関する綜合研究」共同研究班
二、「感化院事業の社会史的研究」共同研究班
第32号(上)(2008年3月刊行)
特集『輪島聞声・長谷川良信 両先生の教育の思想と実践に関する総合研究』
- <共同研究報告 一>
- <共同研究報告 二>
―大乗仏教との関わりを中心に― 古宇田 亮修
- <共同研究報告 三>
―校祖輪島聞声尼・長谷川りつ子・長谷川よし子の実践とその生涯―
平田 佳子
- <共同研究報告 四>
―社会事業専門職の歴史的経緯における「女性」への教育を中心に―
山本 美香
- <共同研究報告 五>
渋谷 哲
- <共同研究報告 六>
―現在の大学教育への実践的視点としての「マハヤナ学園」―
米村 美奈
- <共同研究報告 七>
―現代の大学の教育・研究におけるその現代的意義を考える―
足立 叡
第31号(2007年3月刊行)
特集『感化院事業の社会史的研究』(2)
- <研究報告一>
―初期感化院における生徒の処遇について― 庄司 拓也
- <研究報告二>
- <資料紹介>
- <訳注研究>
―テクストならびに訳註― 古宇田 亮修
- <研究活動報告>
一、「輪島聞声・長谷川良信 両先生の教育の思想と実践に関する綜合研究」共同研究班
二、「感化院事業の社会史的研究」共同研究班
第30号(2006年3月刊行)
特集『感化院事業の社会史的研究』(1)
- <研究報告一>
―明治前期における感化院設立をめぐって― 庄司 拓也
- <研究報告二>
- <研究報告三>
―「昭和十九年度視善録」の分析をもとに― 佐々木 光郎
- <研究活動報告>
二、「感化院事業の社会史的研究」共同研究班
第29号(2005年3月刊行)
特集『昭和前期社会事業の基礎研究』(3)
- <研究報告一>
―昭和前期における社会事業施設の運営合理化について― 庄司 拓也
- <研究報告二>
- <研究報告三>
- <研究ノート>
- <資料紹介>
『千葉感化院報告類』
紹介と解説 三好 一成
<掲載資料>
千葉感化院報告類
A.感化院維持団体からの会員向け報告類
B.感化院内の各宗共立監獄説教(教誨)取扱から寺院向け報告類
第28号(2004年3月刊行)
特集『昭和前期社会事業の基礎研究』(2)
- <研究報告一>
―戦時体制化の民間社会事業再編の動向― 庄司 拓也
- <研究報告二>
- <資料紹介>
感化院時代の経営・運営に関する資料(明治期編)
紹介と解説 三好一成
掲載資料
明治廿一年四月起
総長 決判 回議綴 甲部 千葉感化慈善会
明治三十七年ヨリ
院長 其他 往復綴 千葉感化院
明治四十一年ヨリ
往復綴 成田山感化院
大正八年一月一日 (乱丁のための再掲資料)
視善録 成田山感化院
第27号(2003年3月刊行)
特集『昭和前期社会事業の基礎研究』(1)
- <研究報告一>
―社会事業法制定をめぐって― 庄司 拓也
- <研究報告二>
- <研究報告三>
―『私設社会事業』誌、八幡学園機関誌『ひつじ穂』より― 山内 弥子
- <研究報告四>
- <資料紹介>
感化院時代の『日誌』類(大正期編)
大正四年・大正五年
日 誌 成田山田感化院
大正八年
日 誌 成田山田感化院
大正六年十月
視善録 成田山田感化院
大正八年一月一日
視善録 成田山田感化院
大正十四年十二月
視善録(甲号) 成田山田感化院
- 研究活動報告
第26号(2002年3月刊行)
- <調査報告>
- <資料紹介>
感化院時代の『日誌』類(明治期編)
1、明治三十三年十一月二十四日~同三十六年十二月二十六日
日 誌 千葉感化院
2、明治四十一年三月二十五日~同四十一年十二月二十五日
日 誌 成田山感化院
3、明治四十二年一月一日~同四十三年一月二十一日
日 誌 成田山感化院
4、明治四十五年一月一日~大正元年十二月二十五日
日 誌 成田山感化院
5、明治三十七年七月六日~同三十八年一月二十五日
視察簿 千葉感化院
- <研究活動報告>
第25号(2001年3月刊行)
- <研究報告一>
- <研究報告二>
- <研究報告三>
- <研究活動報告>
第3期 「宗教教材開発の研究」 共同研究班
「戦後仏教系社会福祉の総合研究」 共同研究班
科学研究費 「戦後仏教系社会福祉の総合研究」(略称)
第24号(2000年3月刊行)
特集『仏教社会福祉に関する総合研究』
- <共同研究報告一>
- <共同研究報告二>
- <共同研究報告三>
- <共同研究報告四>
- <論文>
- 研究活動報告
「宗教教材開発の研究」共同研究班
「戦後仏教系社会福祉の総合研究」研究班
第23号(1999年3月刊行)
- <論文一>
- <論文二>
- <論文三>
- <共同研究中間報告>
単元例一 「日本仏教史(一)」奈良仏教 松平寛隆
単元例二 「共生」 仏教の現代的展開(一) 土屋正道
単元例三 内外の宗教(八) キリスト教 磯岡哲也
- <研究活動報告>
「宗教教材開発の研究」共同研究班
「仏教系福祉に関する総合研究」共同研究班
「戦後仏教系社会福祉の総合研究」研究班
第22号(1998年3月刊行)
特集『長谷川良信に関する総合研究』
- 特集号の刊行にあたって 研究所長 長谷川匡俊
- 総合研究の概要 ―「総合研究」への視点とその構成 共同研究班主任 足立 叡
- 第一章 長谷川良信の福祉思想とその理念
- (1)長谷川仏教福祉思想の理念構成に関する試論 佐藤貢悦
- (2)長谷川良信の福祉思想 ―「協同の理念」を中心に 金子光一
- 第二章 長谷川良信の福祉の実践とその理論的意義
- (1)長谷川良信社会事業理論の一考察
- (2)長谷川仏教社会事業論にみる臨床的視点とその意義
- 第三章 長谷川良信の諸事業とその現代的意義
- (1)長谷川良信における事業展開の理念と方法 三好一成
- (2)長谷川良信の教育事業 梅原基雄
- 第四章 長谷川良信における地域社会と大学拡張・セツルメント事業
- (1)長谷川良信における試論としての総合主義と地域社会 岡本勝人
- (2)長谷川良信における大学拡張・セツルメントに関する考察 前田寿紀
- 研究活動報告
第21号(1997年3月刊行)
- <史料紹介>
- 豆州三島宿瞽女仲間と足柄県の開化策 三好一成
- <研究所活動報告>
第20号(1993年3月刊行)
特集『創刊二十号記念』
- <記念講演>
- キリスト教批判と浄土教批判 ―ドイツと日本における宗教批判― 上原英正
- 日本の乳児院の起源(二) 金子保
- 道元と良寛 川鍋征行
- 共生(ともいき)について 坂上雅翁
- 『コーラン』を中心とするイスラームの経済倫理 芹川博通
- 論語における学と知 千徳廣史
- <研究ノート>
- <研究ノート>
- <雑感>
- 研究年報総目次(1~20号)
- 研究所例会報告
第19号(1992年3月刊行)
- 化身土の意義について 上原英正
- 日本の乳児院の起源 金子保
- チベット訳稲芋経『広疏』・『広釈』和訳(IV) 大南龍昇
- <資料紹介>
- <研究所例会報告>
第18号(1991年3月刊行)
- <学祖 長谷川良信先生生誕100年記念講演>
- 輪島太左衛門の信仰 ―きんへの書簡を中心に― 坂上雅翁
- チベット訳稲芋経『広疏』・『広釈』和訳(IV) 大南龍昇
- <研究ノート>
―Japanese Family Services of Metropolitan Torontoの沿革と動向、課題を中心に― 高橋重宏
- <研究所例会報告>
第17号(1990年3月刊行)
- 長谷川良信のブラジル開教 長谷川匡俊
- チベット語訳 稲芋経広疏・広釈和訳 大南龍昇
- <研究所例会報告>
第16号(1989年3月刊行)
- 老子の道徳論 千徳廣史
- 法然上人語録の研究(二)
- 遠隔高等教育における印刷メディアの意義 白石克己
- <ブラジル調査中間報告(一)>
- <ブラジル調査中間報告(二)>
- ブラジル南部在住日系人の「成功」意識の実態 米川茂信
- <研究所例会報告>
第15号(1988年3月刊行)
- 浄土教と倫理思想 ―親鸞の倫理思想― 上原英正
- 法然聖人語録の研究(一)
- 昭和62年ブラジル調査研究報告
- <講演録>
- <史料紹介>
―日誌・メモ・日伯寺建設趣意書― 長谷川 良信
- <研究所例会報告>
第14号(1987年3月刊行)
- 孟子の道徳論 千徳廣史
- ブラジル調査研究の予備調査概要
- 〈史料紹介〉長谷川良信『第二次ブラジル遊記』(その二) 長谷川匡俊
- 〈研究所例会報告〉 昭和61年度
第12・13合併号(1986年3月刊行)
- 長谷川良信の「物的救援」はなぜ「個人福祉」をもたらすのか 金子 保
- ヤスパースの仏教理解 ―『仏陀』を中心として― 川鍋征行
- 〈史料紹介〉長谷川良信記『第二次ブラジル遊記』 長谷川匡俊
- 長谷川仏教文化研究所ブラジル調査研究概要
- 長谷川良信のブラジルにおける活動と日系社会の現状
- 〈研究所例会報告〉 昭和59年度・昭和60年度
第11号(1984年3月刊行)
- チベット語訳ナーガールジュナ造『聖稲芋頌』・和訳 大南 龍昇
- 『國歌八論』論争考(三) ―その展望― 渡部 治
- 増上寺所蔵『入寺帳』の研究(3) 長谷川 匡俊
- 〈研究所例会報告〉昭和五十七年度、昭和五十八年度
第10号 『仏教と社会事業と教育と ―長谷川良信の世界―』
(1983年3月刊行)
(1983年3月刊行)
特集『仏教と社会事業と教育と ―長谷川良信の世界―』
- はじめに 長谷川よし子
第1部 長谷川良信の世界
- 1 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ
- 長谷川良信先生の十七回忌に想う 藤井實應
- 松火をもつ人「浄土宗新門」の開祖 武田 煕
- 三度仕えた恩師長谷川良信先生と私 吉野正孝
- 偉大なる恩師、長谷川良信先生 鈴木善一
- マハヤナ学園 斎藤豊治
- 長谷川良信師十七回忌を偲ぶ 森芳 俊
- 長谷川良信先生と私 谷萩弘道
- 谷川先生を思う 池田さく
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ
- 先代と故郷 長谷川俊峨
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ 大石みつ
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ 伊藤真道
- 御臨終のお念仏 里見達人
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ 黒子千恵子
- 長谷川良信先生と「謡曲」 富田信一
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ 西田三郎
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ 川端幹夫
- 長谷川良信先生の十七回忌を偲ぶ 小倉勝治
- 2 著書の解題
- 『社会事業とは何ぞや』 吉田久一
- 「セツルメント運動の沿革」 柏熊岬二
- 「社会問題と宗教思想」 奈良博順
- 『労働運動及無産者政治運動』 横山隆作
- 教育についての論説 上原英正
- 長谷川良信の仏教社会事業論序説
3 長谷川良信年譜 長谷川匡俊
第2部 長谷川良信先生十七回忌記念論文集
- 日本社会事業史開眼 守屋 茂
- 宗教の現代的意味と宗教教育 竹中信常
- ボーイスカウトと仏教
- 文化と人間(第一部) 高橋 進
- 「仏教の教育哲学」構図試論 峰島旭雄
- 仏教福祉学の体系化のために
- ホームヘルプ・サービスの拡大と有料化についての考察 宮脇源次
- 増上寺所蔵『入寺帳』の研究(2) 長谷川匡俊
- ニーチェのニヒリズム論 川鍋征行
- 長谷川良信の教育空間 白石克己
- 韓国民間社会福祉の一側面
- 長谷川良信の社会事業における「大学拡張」について 手打 明敏
- あとがき 芹川 博通
第9号(1982年3月刊行)
特集『近代仏教と社会福祉』
- 如幻三昧の考察 大南龍昇
- 増上寺所蔵<入庫帳>の研究(1)
- 島地黙雷における宗教と国家 ―外遊とキリスト教観 上原英正
- セツルメントの社会教育事業に関するノート 手打明敏
- <研究例会報告> 昭和五十六年度
第8号(1981年3月刊行)
特集『近代仏教と社会福祉』
- 序 長谷川よし子
- 矢吹慶輝の社会事業思想 芹川博通
- 二宮尊徳「報徳思想」の構造・覚書 渡部 治
- 清沢満之『宗教哲学骸骨』の世界 川鍋征行
- 北条的門の教化姿勢 ―維新政府の宗教政策下にみる― 長谷川匡俊度
- <研究例会報告> 昭和五十五年度
第7号(1980年3月刊行)
- <特別講演> 激動の世と宗教の役割 笠原一男
- 近世遊行上人の房総巡行ノート 長谷川匡俊
- ニーチェ『ツアラツストラ』におけるニヒリズムの諸問題 川鍋正行
- 「学校教育」における仏教教育の可能性 白石克己
- <研究例会報告> 昭和五十四年度
第6号(1979年3月刊行)
- 矢吹慶輝の社会思想 芹川博通
- 中世仏教」覚書 奈良博順
- 中江兆民の思想における近代的要素と伝統的要素 千徳廣史
- 研究所例会報告 昭和五十三年度
第5号『仏教と社会福祉のあいだ』(1977年12月刊行)
- 序 長谷川よし子
- 仏教崇拝と仏教の社会性 大南龍昇
- 道の一考察 ―華厳経「十地品」をてがかりとして― 川鍋征行
- 仏教公伝・私伝と司馬の一考察 滝田寿陽
- 叡尊の戒律と慈善救済 吉田文夫
- 近世仏教と慈善救済 ―浄土宗における教化と慈善― 長谷川匡俊
- 島地黙雷における宗教と国家(序説) ―『三条教則批判白書』の成立過程― 上原英正
- 渡辺海旭と仏教社会事業 芹川博通
- あとがき 奈良博順・芹川博通
- 研究所例会報告 昭和五十四年度
第4号(1977年3月刊行)
- 本宗教と社会階層(ニ) ―円応教のばあい― 芹川博通
- 老子の道 千徳廣史
- 教団社会事業の成立 原田克己
第2・3合併号(1976年6月刊行)
- 本研究所が大乗淑徳学園附置「長谷川仏教文化研究所」となったことに寄せて 増田六郎
- 常陸国瓜連常福寺における末寺・大衆騒動と檀林の構造 長谷川匡俊
- 「意味の社会学」
- 華厳経「如来出現品」における如来について 川鍋征行
- 研究所例会報告 昭和四十八年度(1号の続き)、四十九年度、五十年度
第1号(1974年3月刊行)
- 発刊の辞 長谷川よし子
- 華厳経「十地品」にみられる宗教思想 川鍋征行
- 木下尚江と鎌倉仏教(一) 奈良博順
- 近世時宗教団の学寮制度覚書 長谷川匡俊
- 大正デモクラシーと仏教社会事業 原田克己
- 研究所例会報告
『長谷川仏教文化研究所年報』別冊『東京感化院関係史料集』(2006年~2011年)
『東京感化院関係史料集(1)』 第30号別冊(2006年3月刊行)
別冊の刊行にあたって 長谷川 匡俊
史料見本
史料の概要紹介 三好 一成
凡 例
〈史料1〉教誨録事第一冊(自明治十七年五月十三日至明治十八年六月十四日)
〈史料2〉東京感化院役員略伝(明治二十五年九月)
〈史料3〉日誌 第三号(明治二十年一月)
〈史料4〉日誌 第四号(明治二十一年一月)
〈史料5〉日誌(明治二十三年一月)
〈史料6〉教授所日記(明治二十四年一月起)
史料見本
史料の概要紹介 三好 一成
凡 例
〈史料1〉教誨録事第一冊(自明治十七年五月十三日至明治十八年六月十四日)
〈史料2〉東京感化院役員略伝(明治二十五年九月)
〈史料3〉日誌 第三号(明治二十年一月)
〈史料4〉日誌 第四号(明治二十一年一月)
〈史料5〉日誌(明治二十三年一月)
〈史料6〉教授所日記(明治二十四年一月起)

『東京感化院関係史料集(2)』 第31号別冊(2007年3月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
東京感化院略図
東京感化院克化殿略図
『東京感化院関係史料集(2)』史料の概要紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料7〉視察所日記(明治二十六年七月改)
〈史料8〉監督所日誌(明治二十七年一月改)
〈史料9〉日誌簿 東京感化院々司(明治二十八年)
〈史料10〉日記 幼年家族(明治二十八年八月起)
〈史料11〉日誌簿 東京感化院院司(明治二十九年)
〈史料12〉日記 幼年家族(明治二十九年第一月)
『東京感化院関係史料集(3)』 第32号別冊(2007年7月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(3)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料13〉監督所日記(明治三十年一月)
〈史料14〉少年家族日誌(明治三十年一月起)
〈史料15〉日誌簿(明治三十一年一月起)
〈史料16〉教務科日記(明治三十一年一月)
『東京感化院関係史料集(4)』 第32号別冊Ⅱ(2007年9月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(4)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料17〉日誌(明治三十二年一月起)
〈史料18〉日記教務科(明治三十二年一月起)
〈史料19〉日記教務科(明治三十三年一月起)
『東京感化院関係史料集(5)』 第33号別冊Ⅰ(2008年6月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(5)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料20〉日記 教務科(明治三十四年一月起)
〈史料21〉当直日誌 庶務科(明治三十四~三十六年)
〈史料22〉日記 教務課(明治三十六年度)
〈史料23〉日誌 庶務課(明治三十七~三十八年)
『東京感化院関係史料集(6)』 第33号別冊Ⅱ(2008年9月刊行)
史料各冊の表紙
史料本文
『東京感化院関係史料集(6)』史料紹介 古宇田 亮修史料本文
凡 例
〈史料24〉日誌簿(明治二十五年)
〈史料25〉日誌簿 東京感化院事務所(明治二十六年)
〈史料26〉日誌簿 東京感化院院司(明治二十七年)
『東京感化院関係史料集(7)』 第33号別冊Ⅲ(2008年10月刊行)
史料本文(1) (2)『東京感化院関係史料集(7)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料27〉羽皐半面録
〈史料28〉広告札掲示願(明治十九年一月)
〈史料29〉広告札掲示願(明治十九年十二月)
〈史料30〉回達第二十六号(明治十八年十二月)
〈史料31〉回達第五十二号(明治十九年三月)
〈史料32〉回達第六十七号(明治十九年四月)
〈史料33〉事務章程(明治十九年六月)
〈史料34〉「祭規案」(明治十九年カ)
〈史料35〉「入院式々場図」(明治十九年カ)
〈史料36〉修繕之儀付上申書(明治十九年五月)
〈史料37〉感化院移転之儀付上申書(明治十九年五月)
〈史料38〉感化院維持法案(明治十九年十月頃カ)
〈史料39〉諭告(明治二十年カ)
〈史料40〉「明治十九年報告」(明治十九年十二月)
〈史料41〉「明治二十年理事略表」(明治二十年十二月)
〈史料42〉神宮教院感化院規則(明治十八年十二月カ)
〈史料43〉東京感化院規則(明治二十年三月)
〈史料44〉東京感化院規則(明治二十二年五月)
〈史料45〉感化法準則(明治二十三年)
〈史料46〉東京感化院憲章(明治二十五年十一月)
〈史料47〉東京感化院院内故例・年中行事
〈史料48〉東京感化院年中行事(明治二十七年)
〈史料49〉東京感化院入院手続(明治二十七年二月)
〈史料50〉東京感化院入院規則(明治二十九年六月)
『東京感化院関係史料集(8)』 第33号別冊Ⅳ(2008年11月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(8)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料51〉日誌 教務課(明治三十七~三十八年)
〈史料52〉日誌 家族(明治三十八年一月起 第壱号)
〈史料53〉日誌 家族(明治三十八年十月起 第弐号)
『東京感化院関係史料集(9)』 第34号別冊Ⅰ(2009年4月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(9)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料54〉日誌 教務課(明治三十九年度)
〈史料55〉日誌 庶務課(明治三十九年度)
〈史料56〉日誌 家族寮(弐号 明治三十九年十一月起)
〈史料57〉教務日誌 教務課(明治四十年四月~明治四十一年十二月)
『東京感化院関係史料集(10)』 第34号別冊Ⅱ(2009年6月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(10)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料58〉日誌 家族(明治四十一年)
〈史料59〉日誌(明治四十二年)
『東京感化院関係史料集(11)』 第34号別冊Ⅲ(2009年7月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(11)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料60〉日誌 家族(明治四十二年)
〈史料61〉日誌(明治四十三年度)
『東京感化院関係史料集(12)』 第34号別冊Ⅳ(2009年8月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(12)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料62〉日誌 家族(明治四十三年)
〈史料63〉日誌(明治四十四年)
『東京感化院関係史料集(13)』 第35号別冊Ⅰ(2010年4月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(13)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料64〉日誌 家族寮(明治四十四年一月起)
『東京感化院関係史料集(14)』 第35号別冊Ⅱ(2010年6月刊行)
史料各冊の表紙史料本文
『東京感化院関係史料集(14)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料65〉日誌 家族寮(明治四十五年五月起)
〈史料66〉日誌 庶務課(大正六~七年)
〈史料67〉日誌(大正十二年度)
『東京感化院関係史料集(15)』 第35号別冊Ⅲ(2010年8月刊行)
史料各冊の表紙『東京感化院関係史料集(15)』史料紹介 古宇田 亮修
凡 例
〈史料68〉東京感化院入院規則(明治三十年五月)
〈史料69〉東京感化院入院規則(明治三十一年三月)
〈史料70〉家族訓(草案)(明治三十一年五月二十三日)
〈史料71〉家族訓(明治三十一年六月一日)
〈史料72〉東京感化院入院規則(明治三十二年二月)
〈史料73〉東京感化院入院規則(明治三十二年十二月)
〈史料74〉小学部入学規則(明治三十三年八月)
〈史料75〉東京感化院入院規則(明治三十四年一月)
〈史料76〉東京感化院経理一班(明治三十六年六月三十日調査)
〈史料77〉東京感化院入院規則(明治四十一年十月)
〈史料78〉東京感化院一覧(大正二年五月)
『東京感化院関係史料集(16)』 第35号別冊Ⅳ(2011年1月刊行)
『東京感化院関係史料集(16)』史料紹介 古宇田 亮修凡 例
〈史料79〉東京感化院月報 第一号(明治三十二年四月)
〈史料80〉東京感化院月報 第三号(明治三十四年六月)
〈史料81〉東京感化院月報 第四号(明治三十四年七月)
〈史料82〉東京感化院月報 第五号(明治三十四年八月)
〈史料83〉東京感化院月報 第六号(明治三十四年九月)
〈史料84〉東京感化院月報 第九号(明治三十五年二月)
〈史料85〉東京感化院月報 第十号(明治三十五年四月)
〈史料86〉東京感化院月報 第十一号(明治三十五年五月)
〈史料87〉東京感化院月報 第十四号(明治三十五年九月)
〈史料88〉東京感化院月報 第十五号(明治三十五年十月)
〈史料89〉東京感化院月報 第十八号(明治三十六年二月)
〈史料90〉東京感化院月報 第十九号(明治三十六年三月)
〈史料91〉東京感化院月報 第二十号(明治三十六年四月)
〈史料92〉東京感化院月報 第二十一号(明治三十六年五月)
〈史料93〉東京感化院月報 第二十二号(明治三十六年六月)
〈史料94〉東京感化院月報 第二十三号(明治三十六年七月)
〈史料95〉東京感化院月報 第二十四号(明治三十六年八月)
〈史料96〉東京感化院月報 第二十五号(明治三十六年九月)
〈史料97〉東京感化院月報 第二十六号(明治三十六年十月)
〈史料98〉東京感化院月報 第二十七号(明治三十六年十一月)
〈史料99〉東京感化院月報 第二十八号(明治三十六年十一月)
〈史料100〉東京感化院月報 第三十号(明治三十七年二月)
〈史料101〉東京感化院月報 第三十一号(明治三十七年四月)
〈淑徳選書〉(2011年~)
12. 郷堀ヨゼフ『福祉人類学試論 文化から見た社会福祉』
2025年2月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,221頁,2025年2月28日発売,
ISBN 978-4-905491-19-4
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびに
Amazon.co.jpにて販売しております。
目 次
まえがき
凡 例
第1章 福祉人類学の可能性
コラム3 コロナ禍の仏教ソーシャルワーク
あとがき
長谷川仏教文化研究所刊,221頁,2025年2月28日発売,
ISBN 978-4-905491-19-4
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびに
Amazon.co.jpにて販売しております。
目 次
まえがき
凡 例
第1章 福祉人類学の可能性
1.基本的概念と用語の整理
2.方法
3.社会福祉研究における文化人類学の活用
4.医療福祉の実践における文化人類学の活用
5.医療福祉の教育における文化人類学
6.文化を捉え直す
第2章 文化とは何か?
1.文化には何が含まれているのか
2.暮らしと文化
3.文化の定義
4.「モノ」の文化的意味
5.文化は「もつ」ものでなく共有するものである。
第3章 社会風刺専門職と文化
1.自分を知る
2.相手の文化を理解すること
3.社会福祉士/ソーシャルワーカーがアセスメントする/文化について知っておくべきこと
4.文化は国籍だけでない
5.文化対応力に関する概念
コラム1 文化対応力を現場で活かす
第4章 社会福祉の「現場」を観る眼としての福祉人類学の研究手法
1.特別老人ホームの利用者がもつ人間関係網
2.エスノグラフイー調査の基本
3.エスノグラフイーのフィールドワークを通して見えてきたもの
4.データ分析とそこから導き出される結論
第5章 社会福祉における宗教とスピリチュアリティについて考える
1.宗教とスピリチュアリティを社会福祉領域で考える
2.イスラムの場合
3.仏教ソーシャルワーク:仏教と福祉の接点
4.仏教ソーシャルワークの実際(実践の視点)
5.仏教福祉ないし仏教ソーシャルワークの役割
6.概念的な整理
7.仏教ソーシャルワークの可能性
コラム2 仏教看護
コラム3 コロナ禍の仏教ソーシャルワーク
あとがき

筆者が大学で学んだ文化人類学は、人類文化と同様に、多様性に富み、多岐にわたって様々な領域に分かれている。社会人類学、歴史人類学、経済人類学、応用人類学、言語人類学の分野など枚挙に暇がない。その中で、医療人類学は本書のテーマに最も近いといえよう。医療人類学は、健康と病を医学とは異なる視点から捉える分野として、特に一九六〇年代以降、保健衛生全般や治療、看護などのケアの実践を対象としながら、自らの位置と存在意義を確立してきた。現在、医療人類学は、医療従事者と患者・家族との関係性について調査したり、西洋生まれの生物医学とは異なる医学モデルを探求したり、「文化」がケアに及ぼす影響を探ったり、様々な場面で医学と医療において貢献している。
医療人類学に比べて福祉人類学は、独り立ちできる分野とはまだとうてい言えない。むろん、本書で確認してきたように、社会福祉の実践と教育、そしてこれらに関連する研究では福祉人類学と呼べる取り組みや要素がすでに数多く存在している。本書は、これらをまとめて整理して、研究分野としての福祉人類学の確立に向けた一歩といった役割を意図したものである。果たしてそうした役割の一端を担えたか否か、読者の皆さんにその判断をしてもらいたいと思うところである。
筆者は、本書が福祉人類学の確立に向けての第一歩になればと切に願っている。
11.長谷川匡俊『近世民衆の念仏者群像――浄土宗の往生論・往生伝にみる』
2024年1月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,205頁,2024年1月25日発売,ISBN 978-4-905491-05-7
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
凡 例
I.浄土宗念仏者の理想的人間像
第1章 江戸後期の『往生伝』
第2章 理想的念仏者像
第3章 往生の条件とすがた
第4章 往生論の説く信仰と倫理
II.近世における罪と罰
第5章 民衆教化と勧善懲悪
第6章 罪と罰の具体像
第7章 悪人往生の群像
第8章 罪と罰の論理
第9章 滅罪の論理と形
第10章 寺檀関係にみる罪と罰
III.生きざまと死にざま――近世浄土宗の女人往生
第11章 怨霊になった女たち
第12章 女人念仏者群像
第13章 さまざまな女人往生論
第14章 念仏女大学
長谷川仏教文化研究所刊,205頁,2024年1月25日発売,ISBN 978-4-905491-05-7
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
凡 例
I.浄土宗念仏者の理想的人間像
第1章 江戸後期の『往生伝』
第2章 理想的念仏者像
第3章 往生の条件とすがた
第4章 往生論の説く信仰と倫理
II.近世における罪と罰
第5章 民衆教化と勧善懲悪
第6章 罪と罰の具体像
第7章 悪人往生の群像
第8章 罪と罰の論理
第9章 滅罪の論理と形
第10章 寺檀関係にみる罪と罰
III.生きざまと死にざま――近世浄土宗の女人往生
第11章 怨霊になった女たち
第12章 女人念仏者群像
第13章 さまざまな女人往生論
第14章 念仏女大学

「近世仏教史の研究、とりわけ浄土宗教団を対象に半世紀余にわたり研究を続けてきた私の主たる関心は、比較的早い段階から次の二つの方面に向けられてきたと言ってよい。
一つは、自坊が嘗て「関東十八檀林」(僧侶養成機関)の一翼を担っていたこともあり、その解明をめざした「檀林史」の研究であり、もう一つが、念仏教団としての浄土宗の「信仰と教化」に関する研究である。
あえていえば、前者が近世仏教の制度体系―寺院本末制度、寺格・僧階制、檀林制度、寺請檀家制等に規定された―をベースに展開しているのに対して、後者はそれとの緊張関係をはらみつつも、民衆への布教・教化とその果実、僧俗の念仏信仰そのもののあり方を問うているといってもよかろう。本書が取り扱うのはまさにこの問題である。
顧みて、私がこうした信仰史の研究に開眼する機会をつくって下さったのは、笠原一男先生であった。先生を代表とする「日本民衆信仰史研究会」(主に近世往生伝の調査研究)での学びの数々は、当時三十代であった私など、それまでの教義史や教団史中心の宗教史・仏教史の研究に風穴を開ける一助になるのではないかと意気込んだものである。
その際の共同研究の成果が、いずれも笠原一男編著の『近世往生伝の世界―政治権力と宗教と民衆』(教育社歴史新書、1978年)、『罪と罰―日本民衆信仰史』(同上書、1980年)、『女人往生』(同上書、1983年)等であり、私も共著者として執筆している。本書は、この時に私が担当した内容を、「Ⅰ. 浄土宗念仏者の理想的人間像」、「Ⅱ. 近世における罪と罰」、「Ⅲ. 生きざまと死にざま―近世浄土宗の女人往生」の全3部14章に再構成し、幕藩制社会を生きる民衆の信仰について、浄土宗の場合(布教・教化)を例に、その理想的な念仏者群像を明らかにしてみたい。......」
10.池畑美恵子『発達臨床における意図的かかわり』
2023年3月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,207頁,2023年3月1日発売,ISBN 978-4-905491-17-0
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
凡 例
第1章 淑徳大学発達臨床研究センターの歩みと展開(上)
第2章 淑徳大学発達臨床研究センターの歩みと展開(下)
第3章 臨床理論・方法論・教材論の発展と完成
第4章 感覚と運動の高次化理論における発達理解の視点
第5章 感覚と運動の高次化理論を基盤とする臨床実践
第6章 実践事例から考える発達の可能性
おわりに
長谷川仏教文化研究所刊,207頁,2023年3月1日発売,ISBN 978-4-905491-17-0
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
凡 例
第1章 淑徳大学発達臨床研究センターの歩みと展開(上)
第2章 淑徳大学発達臨床研究センターの歩みと展開(下)
第3章 臨床理論・方法論・教材論の発展と完成
第4章 感覚と運動の高次化理論における発達理解の視点
第5章 感覚と運動の高次化理論を基盤とする臨床実践
第6章 実践事例から考える発達の可能性
おわりに

「淑徳大学発達臨床研究センターは、発達につまずきを示す子どもの支援活動および臨床研究を、開所以来58年間継続してきた。本書は、同センターが「いかなる理念のもとに設立され、どのような信念を持ち、いかなる理論を確立し、その理論をどのように活用し、これから何を目指すのか」という大きなテーマのもと、開所から現在までの変遷と、支援活動を実践するうえで大きな柱となってきた「感覚と運動の高次化理論」の確立までのプロセス、その後の動向、支援活動の一端を示し、今後の展望についてまとめようとするものである。
本書の題目にある「発達臨床における意図的かかわり」とは、障害のある子どもの支援者に求められる最も本質的な姿勢を表現したものである。これまで淑徳大学発達臨床研究センターを含め、さまざまな現場実践にかかわる中で、障害のある子どもと物理的にも心理的にも真正面で「向き合う」ことが、最も難しく、しかし最も重要であると考えてきた。思いを汲み取り、寄り添うといった一見、障害児の側についた表現のもとで、真の意味で人と人との向き合いが保障されているか、という疑問はしだいに大きくなっている。
本書の特に後半部分で取り上げる「感覚と運動の高次化理論」は一人ひとりの原則理解の上で、認知や自己像形成に働きかけていく際の子ども理解の視点や方法論を提唱するものである。障害のある子どもの支援・指導は、かかわり手の経験的、感覚的、情緒的な「対処」で事足りるものでは決してなく、あらゆる場面で「意図的に」子どもの発達を読み取り、働きかけていくことが求められる。その際の現象の読み取りやかかわりの手がかりとして、「感覚と運動の高次化理論」を位置づけていただきたい。......」
9.結城康博『社会福祉学原論――人口減少社会を見据えて』
2021年10月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,264頁,2021年10月11日発売,ISBN 978-4-905491-15-6
税込価格1,980円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
凡 例
序 章 現代日本の多様化する福祉問題
第1章 岡村重夫の社会福祉学
第2章 孝橋正一による社会福祉(社会事業)
第3章 政策論と技術論から「統合論」へ
第4章 「福祉経営論」という視点
第5章 グローバル化と社会福祉
第6章 新たな社会福祉定義の提唱――人口減少社会を見据えて
終 章 社会福祉基礎構造改革の理想と現実
あとがき
長谷川仏教文化研究所刊,264頁,2021年10月11日発売,ISBN 978-4-905491-15-6
税込価格1,980円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
凡 例
序 章 現代日本の多様化する福祉問題
第1章 岡村重夫の社会福祉学
第2章 孝橋正一による社会福祉(社会事業)
第3章 政策論と技術論から「統合論」へ
第4章 「福祉経営論」という視点
第5章 グローバル化と社会福祉
第6章 新たな社会福祉定義の提唱――人口減少社会を見据えて
終 章 社会福祉基礎構造改革の理想と現実
あとがき

「昨今、「社会福祉」というキーワードを見聞する機会が増えている。高齢者、児童、障害者、生活困窮者など、新聞、テレビで「社会福祉」というテーマが報道されない日はない。しかし、「社会福祉学」といった研究分野を厳密に考えてみると、多くの人は、どのような学問をイメージするであろうか?
類似した言葉に、「社会保障」「社会保険」「慈善事業」「ボランティア」といったキーワードを思い浮かべるかもしれない。そして、これらとの差違は何であろうかと、学問的に問われると、そう簡単に答えることはできないはずだ。
そのため、本書は「社会福祉学」を学ぶ大学院生(修士課程一年次)が履修する、「社会福祉学原論」「社会福祉学概論」といった教科書を想定しながら構成を検討した。筆者も、福祉系大学院の院生を指導しているのだが、いつも初心者向けに「社会福祉学」理論が網羅された書籍が少ないと感じていた。そのため、授業において基本的な「社会福祉理論」の知識を理解してもらう意味でも、最低限の内容を盛り込んだのが本書である。
戦後から社会福祉学研究が活発化されてきたのだが、ようやく学問的位置づけが確立されてきた。本書では、これまで「社会福祉学」における日本を代表する研究者の理論を簡潔に分析・検証し、現代の問題にも振り返りながら「社会福祉学」の真髄を探求した。
各章を読み進めると「社会福祉学」の定義が、各研究者によって異なることがわかるはずである。特に、「社会保障」との違いについて、その解明も盛り込んだ内容となっており、その違いについても読み進めていただければ幸いである。
単に社会的弱者を支援・助けるだけでなく、人々の「生活」全体を支えることが「社会福祉」の真髄であり、その理論的背景を理解することが重要である。
基礎的な社会福祉理論を学びたい人においては、ぜひ、本書を読んでいただき「社会福祉」の学問的知識などを身につけていただければと思う。」
8.前田寿紀『長谷川良信教育学と淑徳大学――大学教員・大学生に何を伝えたかったのか』
2021年2月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,301頁,2021年2月10日発売,ISBN 978-4-905491-14-9
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
第1章 長谷川良信の生涯における教育的側面の概観
第2章 宗教と長谷川良信
第3章 長谷川良信における社会的実践(社会事業・教育事業を含む)
第4章 長谷川良信における教育
第5章 長谷川良信における戦争の意味について
第6章 長谷川良信における淑徳大学への道程
第7章 長谷川良信における集大成としての淑徳大学
―大学教員・大学生に何を伝えたかったのか―
おわりに
長谷川仏教文化研究所刊,301頁,2021年2月10日発売,ISBN 978-4-905491-14-9
税込価格2,200円
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目 次
はじめに
第1章 長谷川良信の生涯における教育的側面の概観
第2章 宗教と長谷川良信
第3章 長谷川良信における社会的実践(社会事業・教育事業を含む)
第4章 長谷川良信における教育
第5章 長谷川良信における戦争の意味について
第6章 長谷川良信における淑徳大学への道程
第7章 長谷川良信における集大成としての淑徳大学
―大学教員・大学生に何を伝えたかったのか―
おわりに

「既に世に知られる長谷川良信(明治23年10月11日~昭和41年8月4日。淑徳大学創設者。大乗淑徳学園では「学祖」と呼ばれる。以下、長谷川と略称)は、最晩年の昭和40年4月に淑徳大学を開学し、わずか一年あまりで逝去された。
筆者は、淑徳大学は、長谷川によって作られるべくして作られた教育・学習さらには研究の拠点であると考える。本校に勤務する筆者は、長谷川を常に身近に感じ、教育現場感覚から長谷川はこの淑徳大学に何を託したのだろうかと常に考えてきた。
託したものは、結論から言うと、淑徳大学の理念とも言える「宗教と社会事業と教育の三位一体」による「浄仏国土(じょうぶっこくど)、成就衆生(じょうじゅしゅじょう)」である。......長谷川の人生においては、淑徳大学という四年制で共学の高等教育機関の開学が最晩年の最終局面であり、「長谷川イズムの集大成」(「指向(学園整備第二次五カ年計画(案)―その基軸と素描―)」、『大乗淑徳タイムス』第50号、昭和41・5・15。『全』3、226頁)の一つであった(長谷川は、また淑徳大学を「人間開発の極地」〈『大乗淑徳教本』昭和41年4月、第4版、281頁〉とも呼ぶ)。そして、淑徳大学は長谷川が本心から行いたい教育・学習・研究の一大拠点であったと考えられる。長谷川の生涯にわたる思惟、淑徳大学開学・運営に至った経緯からしても、淑徳大学の理念にある「教育」に込めた意味は非常に大きい。そこで、長谷川という人物に着目する場合には、この集大成としての淑徳大学で本心から行いたい教育・学習・研究をひも解くべきと考えた。......」
7.長谷川匡俊『長谷川良信の生涯――トゥギャザー・ウィズ・ヒム』
2020年2月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,269頁,2020年2月10日発売,ISBN 978-4-905491-13-2
税込価格2,200円
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目 次
はじめに
〔初版〕まえがき
第1章 少年時代
第2章 修行時代
第3章 宗教大学時代
第4章 苦闘の青年時代
第5章 マハヤナ学園創設
第6章 マハヤナ学園創設の思想
第7章 欧米留学
第8章 社会・教育事業に奮闘
第9章 戦時体制下の社会事業
第10章 良信を支えた女性
第11章 戦後復興への道
第12章 仏教徒としての活動
第13章 大巌寺文化苑の建設
第14章 ブラジル開教への道
第15章 花開くブラジル開教事業
第16章 淑徳大学の創設
終 章 長谷川良信の人となり
資料編
長谷川仏教文化研究所刊,269頁,2020年2月10日発売,ISBN 978-4-905491-13-2
税込価格2,200円
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
〔初版〕まえがき
第1章 少年時代
第2章 修行時代
第3章 宗教大学時代
第4章 苦闘の青年時代
第5章 マハヤナ学園創設
第6章 マハヤナ学園創設の思想
第7章 欧米留学
第8章 社会・教育事業に奮闘
第9章 戦時体制下の社会事業
第10章 良信を支えた女性
第11章 戦後復興への道
第12章 仏教徒としての活動
第13章 大巌寺文化苑の建設
第14章 ブラジル開教への道
第15章 花開くブラジル開教事業
第16章 淑徳大学の創設
終 章 長谷川良信の人となり
資料編

「本年は、黎明期日本社会事業の先駆者で、大乗淑徳学園創立者・学祖長谷川良信先生の生誕130年に当たります。
そこで、記念事業の一環として、かつて筆者が著した『トゥギャザー ウィズ ヒム―長谷川良信の生涯』(新人物往来社、1992年)を、改題のうえ淑徳選書の一冊として再刊することとしました。初版発行からすでに四半世紀を超え、学園にも在庫が少なくなってきています。また学園では昨年、校祖輪島聞声先生の百回忌を記念し、本選書の一冊として『輪島聞声の生涯―日本女子教育の先駆者』(米村美奈著)を刊行しました。私学としての建学の精神の発揚、自校教育の浸透を図るうえからも、教職員・学生生徒等に向けて校祖・学祖の生涯と思想、その人物像に迫る手がかりを提供することが欠かせません。本書はそれに応えるものです。......」
6.米村美奈『輪島聞声の生涯――日本女子教育の先駆者』
2019年3月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,345頁,2019年3月31日発売,ISBN 978-4-905491-11-8
本体価格2,200円(+税)
株式会社ディーエスサービスならびにAmazon.co.jpにて販売しております。
目 次
はじめに
序 章
第1章 聞声の幼少期
第2章 勉学期
第3章 尼僧・京都遊学期
第4章 淑徳女学校の創設
第5章 聞声の「信と忍」の教え
終 章 聞声の教えを継承して
おわりに
長谷川仏教文化研究所刊,345頁,2019年3月31日発売,ISBN 978-4-905491-11-8
本体価格2,200円(+税)
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目 次
はじめに
序 章
第1章 聞声の幼少期
第2章 勉学期
第3章 尼僧・京都遊学期
第4章 淑徳女学校の創設
第5章 聞声の「信と忍」の教え
終 章 聞声の教えを継承して
おわりに

「今から130年以上前の女子に向けた教育がまだ一般的ではなかった1892年(明治25)尼僧・輪島聞声(以下、聞声とする)は東京小石川の伝通院(浄土宗寺院)境内に「淑徳女学校」を設立した。
聞声の美しくキリッと引き締まった表情に強い意思を表す瞳が印象的な写真(口絵参照)は、一度見ると忘れられないインパクトがある。撮影されたのは淑徳女学校が女子教育の名門校として揺るぎない名声を得ていた1902~1908年ころ、聞声の50代前半期である。この凛とした美貌がつくられた背景は、どのようなものであったのだろうか。そして聞声が教えの場で生徒たちに常々教授していたといわれる、
「進みゆく世におくれるな、有為な人間になれよ」
という言葉は、なぜ、どのように生まれてきたのであろうか。こうした聞声に対する素朴な好奇心が本書執筆の動機である。疑問を解明するために、まず、聞声の生誕地の北海道・松前町を訪ねた。2017年(平成29)8月のことである。 ......」
5.結城康博『正義と福祉――競争と自由の限界』
2017年12月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,177頁,2017年12月20日発売,ISBN 978-4-905491-10-1
本体価格1,650円(+税)
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目 次
序 章
第1章 正義と福祉――ロールズ、センから学ぶ
第2章 平等と競争――福祉現場から考え
第3章 自由という正義――自己責任との関係
第4章 福祉と雇用――福祉国家を考える
第5章 優先すべき「福祉」の視点を考える――価値観の多様性
最終章 サンデル、ピケティから学ぶ「正義」――共に生きるとは
あとがき
長谷川仏教文化研究所刊,177頁,2017年12月20日発売,ISBN 978-4-905491-10-1
本体価格1,650円(+税)
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目 次
序 章
第1章 正義と福祉――ロールズ、センから学ぶ
第2章 平等と競争――福祉現場から考え
第3章 自由という正義――自己責任との関係
第4章 福祉と雇用――福祉国家を考える
第5章 優先すべき「福祉」の視点を考える――価値観の多様性
最終章 サンデル、ピケティから学ぶ「正義」――共に生きるとは
あとがき

「......0歳児の赤ん坊は、生まれた国、家庭、環境によって、スタート地点から自分の責任ではない差が生じる。
...(中略)...このような「格差」問題は、日本社会でも珍しいことではない。日本人の多くが「一億総中流社会」と思っていたのは昔の話で、昨今では児童、現役世代、高齢者といった全世代をとおして「格差」問題が深刻化しつつある。
そこで、日本社会において「福祉」とは何を意味するのだろうか、という根本的な問題意識が重要となってくるのである。一般に、福祉哲学、福祉制度、ソーシャルワーク論は、「権利」「人権」「平等」といった価値観と関連づけて述べられることが多い。しかし、「福祉」とは「正義(justice)」論を考えずには語れないものである。
本書は、従来の「福祉」学の視点から考察するのではなく、「正義」論の視点から現代の日本の福祉問題と絡めながら問うていきたい。」
4.長谷川匡俊 『淑徳人へのことば――共生と実学の気風』
2016年3月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,237頁,2016年3月25日発売,ISBN 978-4-905491-09-5
本体価格1,900円(+税)
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目 次
はじめに
第1章 淑徳人へのことば
第2章 新入生を迎えることば
第3章 卒業生に贈ることば
付 鼎談(ていだん)
本書のはじめにより
「昭和40年(1965)4月、淑徳大学は学校法人大乗淑徳学園の最高学府として、この千葉市大巌寺の山内に呱々(ここ)の声をあげました。あれから半世紀が経過し、本年度は創立50周年に相成ります。本学は学祖・創立者長谷川良信先生の最晩年の悲願であり、生涯の事業の集大成として、「同志的後継者の育成」をめざし開学された「福祉の淑徳」です。開学当初、社会福祉学部・社会福祉学科の単科大学として、わずかに61名の新入生を迎えて発足しましたが、今や千葉・埼玉・東京の4キャンパスに、7学部13学科、大学院1研究科2専攻、4,700人余の学生と、3万人を超える卒業生を擁するまでに成長し、社会的にも学園経営の上からも大きく貢献してきました。...(中略)...
本書は、私が学長在任中に本学の広報誌(現『Together』)に執筆した学生向けのメッセージを中心に、本学刊行物に掲載の拙文のなかから選んで編集し一書としたものです。入学式と卒業式の当日発行の学長式辞に当たる文章には、冒頭と結びに同じような言葉が繰り返し添えられていますが、やはりなくてはならぬものなので、すべてそのままにしてあります。広報誌上の鼎談や対談はほかにもありますが、若き日の学祖に関するものと、新生淑徳の教育改革に寄せる思いを2人の学部長と語り合った2回にわたる鼎談の3つを収めることにしました。......」
長谷川仏教文化研究所刊,237頁,2016年3月25日発売,ISBN 978-4-905491-09-5
本体価格1,900円(+税)
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目 次
はじめに
第1章 淑徳人へのことば
第2章 新入生を迎えることば
第3章 卒業生に贈ることば
付 鼎談(ていだん)
本書のはじめにより
「昭和40年(1965)4月、淑徳大学は学校法人大乗淑徳学園の最高学府として、この千葉市大巌寺の山内に呱々(ここ)の声をあげました。あれから半世紀が経過し、本年度は創立50周年に相成ります。本学は学祖・創立者長谷川良信先生の最晩年の悲願であり、生涯の事業の集大成として、「同志的後継者の育成」をめざし開学された「福祉の淑徳」です。開学当初、社会福祉学部・社会福祉学科の単科大学として、わずかに61名の新入生を迎えて発足しましたが、今や千葉・埼玉・東京の4キャンパスに、7学部13学科、大学院1研究科2専攻、4,700人余の学生と、3万人を超える卒業生を擁するまでに成長し、社会的にも学園経営の上からも大きく貢献してきました。...(中略)...
本書は、私が学長在任中に本学の広報誌(現『Together』)に執筆した学生向けのメッセージを中心に、本学刊行物に掲載の拙文のなかから選んで編集し一書としたものです。入学式と卒業式の当日発行の学長式辞に当たる文章には、冒頭と結びに同じような言葉が繰り返し添えられていますが、やはりなくてはならぬものなので、すべてそのままにしてあります。広報誌上の鼎談や対談はほかにもありますが、若き日の学祖に関するものと、新生淑徳の教育改革に寄せる思いを2人の学部長と語り合った2回にわたる鼎談の3つを収めることにしました。......」
3.藤森雄介 『仏教福祉実践の轍(わだち)――近・現代、そして未来への諸相』
2014年3月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,237頁,2014年3月25日発売,ISBN 978-4-905491-04-0
本体価格1,900円(+税)
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目 次
はじめに
第1章 三池照鳳、石川照勤と成田山感化院
第2章 椎尾弁匡の「共生」思想と共生会
第3章 戦後仏教社会福祉事業への取り組み
第4章 「社会福祉事業実践に関するアンケート調査」からうかがえるもの
第5章 社会福祉の動向と「仏教福祉実践」の新たな芽生え
第6章 東日本大震災被災地支援における「仏教」が果たした役割と新たな動き
おわりに
本書のはじめにより
「本書は、日本の社会福祉の歴史、特に近代以降の動向のなかから仏教者の福祉実践の足跡を見い出し、未来に向かって連綿と続く一つの「轍(わだち)」としてとらえようと試みたものである。いわゆる社会福祉の歴史をひもとくとき、洋の東西を問わず、その源流が宗教の存在なしに語ることができないという事実は、異論のないところであろう。......
近代編にあたるのは、
第一章 三池照鳳、石川照勤と成田山感化院
第二章 椎尾弁匡の「共生(ともいき)」思想と共生会
であり、明治・大正から昭和戦前期にかけて、仏教福祉実践に積極的な関わりのあった人物を中心に、施設や組織の設立にまつわる二つの事例を取り上げた。......
本稿で取り上げる三池、石川、椎尾などは、まさにそれぞれが確固たる理念や思想を持って地域社会や宗派教団などを巻き込みつつ、先駆的な事業をけん引した人物と言えるのである。
現代編にあたるのは、
第三章 戦後仏教社会福祉事業への取り組み
第四章 「社会福祉事業実践に関するアンケート調査」からうかがえるもの
であり、戦後日本社会における仏教社会福祉事業の歩みと、そのなかで寺院や僧職者が仏教福祉をどのようにとらえているのかについて、融通念仏宗と時宗を事例として取り上げた。......
そのような厳しい状況下にあっても仏教福祉実践は具体的な活動としても僧職者の意識としても途切れることなく、その命脈を保ってきたのである。
未来編にあたるのは、
第五章 社会福祉の動向と「仏教福祉実践」の新たな芽生え
第六章 東日本大震災被災地支援における「仏教」が果たした役割と新たな動き
であり、20世紀末~21世紀初頭における社会福祉の動向と、そのなかで新たに始められた「ひとさじの会」の活動や浄土宗青年会の志ある僧侶たちが展開する「米一升運動」を、仏教福祉実践の新たな芽生えとしてとらえ、その後の東日本大震災被災地支援における仏教の役割や課題との関連も含めて取り上げた。
社会福祉は戦後50年を経てある種の制度疲労を起こしたため、「社会福祉基礎構造改革」を行って21世紀を迎えた。社会福祉の喫緊の課題の一つは、多様化するニーズや増大する社会的弱者に対して、新たな担い手を確保することである。実はこの担い手として地域の寺院や僧職者たちが「社会資源」として大いなる可能性を秘めている。そして、この可能性は、東日本大震災の被災地支援における仏教の役割や課題を通じて、さらに明確になってきているのである。......」
長谷川仏教文化研究所刊,237頁,2014年3月25日発売,ISBN 978-4-905491-04-0
本体価格1,900円(+税)
株式会社ディーエスサービスにて販売しております。
目 次
はじめに
第1章 三池照鳳、石川照勤と成田山感化院
第2章 椎尾弁匡の「共生」思想と共生会
第3章 戦後仏教社会福祉事業への取り組み
第4章 「社会福祉事業実践に関するアンケート調査」からうかがえるもの
第5章 社会福祉の動向と「仏教福祉実践」の新たな芽生え
第6章 東日本大震災被災地支援における「仏教」が果たした役割と新たな動き
おわりに
本書のはじめにより
「本書は、日本の社会福祉の歴史、特に近代以降の動向のなかから仏教者の福祉実践の足跡を見い出し、未来に向かって連綿と続く一つの「轍(わだち)」としてとらえようと試みたものである。いわゆる社会福祉の歴史をひもとくとき、洋の東西を問わず、その源流が宗教の存在なしに語ることができないという事実は、異論のないところであろう。......
近代編にあたるのは、
第一章 三池照鳳、石川照勤と成田山感化院
第二章 椎尾弁匡の「共生(ともいき)」思想と共生会
であり、明治・大正から昭和戦前期にかけて、仏教福祉実践に積極的な関わりのあった人物を中心に、施設や組織の設立にまつわる二つの事例を取り上げた。......
本稿で取り上げる三池、石川、椎尾などは、まさにそれぞれが確固たる理念や思想を持って地域社会や宗派教団などを巻き込みつつ、先駆的な事業をけん引した人物と言えるのである。
現代編にあたるのは、
第三章 戦後仏教社会福祉事業への取り組み
第四章 「社会福祉事業実践に関するアンケート調査」からうかがえるもの
であり、戦後日本社会における仏教社会福祉事業の歩みと、そのなかで寺院や僧職者が仏教福祉をどのようにとらえているのかについて、融通念仏宗と時宗を事例として取り上げた。......
そのような厳しい状況下にあっても仏教福祉実践は具体的な活動としても僧職者の意識としても途切れることなく、その命脈を保ってきたのである。
未来編にあたるのは、
第五章 社会福祉の動向と「仏教福祉実践」の新たな芽生え
第六章 東日本大震災被災地支援における「仏教」が果たした役割と新たな動き
であり、20世紀末~21世紀初頭における社会福祉の動向と、そのなかで新たに始められた「ひとさじの会」の活動や浄土宗青年会の志ある僧侶たちが展開する「米一升運動」を、仏教福祉実践の新たな芽生えとしてとらえ、その後の東日本大震災被災地支援における仏教の役割や課題との関連も含めて取り上げた。
社会福祉は戦後50年を経てある種の制度疲労を起こしたため、「社会福祉基礎構造改革」を行って21世紀を迎えた。社会福祉の喫緊の課題の一つは、多様化するニーズや増大する社会的弱者に対して、新たな担い手を確保することである。実はこの担い手として地域の寺院や僧職者たちが「社会資源」として大いなる可能性を秘めている。そして、この可能性は、東日本大震災の被災地支援における仏教の役割や課題を通じて、さらに明確になってきているのである。......」
2.米村美奈 『長谷川よし子の生涯――マハヤナ学園と共に』
2012年11月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,253頁,2012年11月23日発売,ISBN 978-4-905491-03-3
本体価格1,905円(+税)
株式会社ディーエスサービスにて販売しております。
目 次
はじめに
第1章 生い立ち
第2章 仏教者として
第3章 社会事業家としての出発
第4章 マハヤナ学園の母として
第5章 ブラジル開教と支援
終 章 長谷川よし子像
おわりに
長谷川仏教文化研究所刊,253頁,2012年11月23日発売,ISBN 978-4-905491-03-3
本体価格1,905円(+税)
株式会社ディーエスサービスにて販売しております。
目 次
はじめに
第1章 生い立ち
第2章 仏教者として
第3章 社会事業家としての出発
第4章 マハヤナ学園の母として
第5章 ブラジル開教と支援
終 章 長谷川よし子像
おわりに

「本書は、淑徳大学を創立した学祖・長谷川良信先生の妻である長谷川よし子の生涯を取り上げたものである。 よし子は、学祖の思想である「感恩奉仕」を具現化した人である。それは、学祖が精力的に展開した教育・社会事業活動を常に支え続けた取り組み姿勢にも現れている。それだけではなく、主体的に取り組んだマハヤナ学園撫子園(なでしこえん)での活動、学祖が亡くなったあとの大乗淑徳学園の経営者、家族の母親などの側面にもはっきりと現れている。それは本文中に収録した、よし子を知る多くの人々の証言などからも確証される。
......世の中には太陽と月、天と地、春と秋のように陰陽の二極がある。二極は互いに支え合って成り立っている。よし子と良信もまた陰陽の二極のように、見事に支え合う関係であり、特にその役割分担が絶妙である。それでも、月よりも太陽に注目が集まるように、よし子よりも良信がいつも目立ってきた。本書の主役はあくまでもよし子である。「マハヤナ学園の母」と「長谷川家の母」の二つの母を身をもって示し続けたよし子の生涯を大きく五つに分け、......全体を貫くものとして「よし子の念仏信仰への信念」と「母として生きる姿」を点描してみたい。......」
1.長沼友兄 『近代日本の感化事業のさきがけ――高瀬真卿と東京感化院』
2011年10月刊行
長谷川仏教文化研究所刊,237頁,2011年10月1日発売,ISBN 978-4-905491-01-9
本体価格1,905円(+税)
株式会社ディーエスサービスにて販売しております。
目 次
はしがき
第1章 感化院を設立するまでの高瀬真卿
第2章 感化院の設立
第3章 東京感化院28年間の軌跡
第4章 東京感化院の特徴
第5章 感化院譲渡とその後の高瀬真卿
第6章 高瀬真卿の著作について
あとがき
長谷川仏教文化研究所刊,237頁,2011年10月1日発売,ISBN 978-4-905491-01-9
本体価格1,905円(+税)
株式会社ディーエスサービスにて販売しております。
目 次
はしがき
第1章 感化院を設立するまでの高瀬真卿
第2章 感化院の設立
第3章 東京感化院28年間の軌跡
第4章 東京感化院の特徴
第5章 感化院譲渡とその後の高瀬真卿
第6章 高瀬真卿の著作について
あとがき

「......高瀬は、彼の一生の中においてさまざまな分野で活躍してきた。ジャーナリスト・新聞発行者として、宮城県での自由民権運動の推進者として、政治小説・歴史談の著作者として、監獄教誨師として、感化院の運営者として、刀剣鑑定の識者などとして、多分野でその力を発揮した人物である。
ところで、これまでの高瀬研究ではここに掲げた各分野の個々の側面のみを断片的に紹介しているものはあるが、彼の生涯を見わたした研究は皆無だったと言ってよい。そこで、本書では高瀬が生涯の中で最も長い時間と努力を費やした東京感化院の開設と運営実態とを明らかにすることを中心課題としつつ、他の分野での彼の行動も視野に入れて捉えることにつとめ、高瀬真卿の全体像を紹介しようとするものである。......」
『アップ・トゥー・デート』(1997年~2014年、休刊)
No.37(2014年12月刊行)
淑徳大学はハノイ国家大学との共同研究をなぜ始めたのか ――国際共同研究「ソーシャルワークにおける仏教の役割」の経緯と意義 田宮 仁
No.36(2014年4月刊行)
表現のいま ――何を伝えるか、いかに伝えるか 野村 浩子
No.35(2013年10月刊行)
ソーシャルメディアを理解して向き合う 松山 恵美子
No.34(2013年3月刊行)
いじめ問題を考える 山西 哲也
No.33(2012年9月刊行)
健康と栄養 ――発酵食品の成分と微生物 角野 猛
No.32(2012年3月刊行)
観光の「歩く」「見る」「立ち止まる」「楽しむ」から,三芳町の観光課題を考える 岩村 沢也
No.31(2011年10月刊行)
子どもの生活環境を整えるスクールソーシャルワーカーの働き 米村 美奈
No.30(2011年3月刊行)
病める人と共にあることのむずかしさ 村上 信
No.29(2010年10月刊行)
保育の中の音楽の重要性とその力 菅 慶子
No.28(2010年3月刊行)
商学連携活動から始まったマッシュROOM 川眞田 喜代子
No.27(2009年10月刊行)
危機の打開とコミュニティ政策 石川 久
No.26(2009年2月刊行)
介護保険制度のゆくえ 結城 康博
No.25(2008年10月刊行)
食教育の未来を見すえるために 矢島 麻由美
No.24(2008年2月刊行)
これからの福祉教育の展望 ――ボランティアブーム,災害ボランティア活動を経て 小倉 常明
No.23(2007年10月刊行)
――有機農業への転換を機軸にした自立と互助の地域づくりをてがかりに 桝潟 俊子
現代日本における貧困の問題 川上 昌子
No.22(2007年2月刊行)
子どもたちの生き方のパラダイム変化と学校教育 占部 愼一
No.21(2006年9月刊行)
生きる力をはぐくむ「きっかけ作り」 伊藤 裕之
No.20(2006年1月刊行)
幼児教育から「環境」を考える 室久 智雄
No.19(2005年9月刊行)
かつてない脅威の地球温暖化 横山 裕道
No.18(2005年1月刊行)
「子ども虐待」を生み出す社会
――今こそ,新たな「共生」が求められる時代 小木曽 宏
No.17(2004年10月刊行)
生徒の力を引き出すということ
――日本史の学習指導を通じて 小野さゆり
No.16(2004年1月刊行)
淑徳中学・高校生と『おかげの糸』――青少年の「こころ」を探る 小山優一
No.15(2003年10月刊行)
淑徳巣鴨生と『おかげの糸』――青少年の「こころ」を探る 松平寛隆
No.14(2002年2月刊行)
「淑徳の時間」ってどんな教育ですか? 土屋正道
No.13(2002年1月刊行)
私のイスラム史教育 太田守人
No.12(2001年1月刊行)
IT時代のコミュニケーション 齋藤 茂美
No.11(2000年9月刊行)
世代を越えて受け継がれるべきコミュニケーション 入西 貴彦
No.10(2000年4月刊行)
若者文化とコミュニケーションの現在――寂しがり屋の若者達 宮内伸人
No.9(2000年1月刊行)
地域における子どもの教育・学習の支援 浅井 経子
No.8(1999年9月刊行)
地域に開かれた大学をめざして――エクステンション活動と地域 石井元彦
No.7(1999年4月刊行)
「子育て支援」のありかたについて――私の保育園利用経験から 安藤 智子
No.6 (1998年11月刊行)
国際人としての共生――淑徳巣鴨中学・高校における海外体験研修の変遷 高橋真佐子
No.5 (1998年7月刊行)
海外体験研修で学んだこと――淑徳小学校とO・E・Sの交流から 島田 榮
No.4(1998年4月刊行)
世界との親善交流をめざして――淑徳与野高校での海外高校生の迎え方 大熊信治
No.3(1998年1月刊行)
介護をめぐる現状と課題 亀山 幸吉
No.2(1997年10月刊行)
災害と社会福祉 塩野 敬祐
No.1(1997年5月刊行)
特集「アジアのソーシャルワークと仏教」
淑徳、アジアのソーシャルワーク研究のハブとなる ――アジア仏教社会福祉学術交流セ ンターの誕生と初動 秋元 樹
淑徳大学はハノイ国家大学との共同研究をなぜ始めたのか ――国際共同研究「ソーシャルワークにおける仏教の役割」の経緯と意義 田宮 仁
No.36(2014年4月刊行)
特集「新たな人文学の構築に向けて」
フィールドワークから学んだこと ――歴史学科の学科長就任にあたって 森田 喜久男
表現のいま ――何を伝えるか、いかに伝えるか 野村 浩子
No.35(2013年10月刊行)
特集「ソーシャルメディアとどうつき合うか」
ソーシャルメディアとのつき合い方を考える 齊藤 鉄也
ソーシャルメディアを理解して向き合う 松山 恵美子
No.34(2013年3月刊行)
特集「いじめにどう向き合うか」
いじめにおける被害者支援 守谷 賢二
いじめ問題を考える 山西 哲也
No.33(2012年9月刊行)
特集「健康を支える看護と食」
「看護」と「栄養」が連携する必要性 ――小児看護の経験から 鈴木 恵理子
健康と栄養 ――発酵食品の成分と微生物 角野 猛
No.32(2012年3月刊行)
特集「地域から考える観光の未来」
観光立国の実現に向けて ――今,なぜ,観光が注目されるのか 廻 洋子
観光の「歩く」「見る」「立ち止まる」「楽しむ」から,三芳町の観光課題を考える 岩村 沢也
No.31(2011年10月刊行)
特集「さまざまな生を支えるソーシャルワーク」2
子どもの人権再考 ――子どもたちの幸福を実現しうる社会をめざして 稲垣 美加子子どもの生活環境を整えるスクールソーシャルワーカーの働き 米村 美奈
No.30(2011年3月刊行)
特集「さまざまな生を支えるソーシャルワーク」1
自分らしく生きる,死ぬ ――苦悩することから生まれる自己実現 佐藤 俊一病める人と共にあることのむずかしさ 村上 信
No.29(2010年10月刊行)
特集「音楽の可能性」
音楽の力 高橋 多喜子保育の中の音楽の重要性とその力 菅 慶子
No.28(2010年3月刊行)
特集「コミュニティの再編と活性化に向けて」2
地域に開かれた淑徳大学が創る看護学部 渡邉 弘美商学連携活動から始まったマッシュROOM 川眞田 喜代子
No.27(2009年10月刊行)
特集「コミュニティの再編と活性化に向けて」1
コミュニティ・サービスラーニングと建学の精神 磯岡 哲也危機の打開とコミュニティ政策 石川 久
No.26(2009年2月刊行)
特集「介護を展望する」
「介護」に願いを込めて 藤澤 雅子介護保険制度のゆくえ 結城 康博
No.25(2008年10月刊行)
特集「食教育の現在」
なぜ、いま食育なのか 芦沢 啓子食教育の未来を見すえるために 矢島 麻由美
No.24(2008年2月刊行)
特集「福祉社会の新潮流」2
環境と福祉から環境福祉へ 上田 廣これからの福祉教育の展望 ――ボランティアブーム,災害ボランティア活動を経て 小倉 常明
No.23(2007年10月刊行)
特集「福祉社会の新潮流」1
「持続可能な福祉社会」の形成に向けて――有機農業への転換を機軸にした自立と互助の地域づくりをてがかりに 桝潟 俊子
現代日本における貧困の問題 川上 昌子
No.22(2007年2月刊行)
特集「生きる力をはぐくむ」2
「他者と共に生きる力」の発見をめざして 米村 美奈子どもたちの生き方のパラダイム変化と学校教育 占部 愼一
No.21(2006年9月刊行)
特集「生きる力をはぐくむ」1
日々の教育から「生きる力」をはぐくむ 松本 太生きる力をはぐくむ「きっかけ作り」 伊藤 裕之
No.20(2006年1月刊行)
特集「環境を考える」2
淑徳中学校社会科における環境教育 瀬尾 宗良幼児教育から「環境」を考える 室久 智雄
No.19(2005年9月刊行)
特集「環境を考える」1
環境と廃棄物の「価値」 永江 総宜かつてない脅威の地球温暖化 横山 裕道
No.18(2005年1月刊行)
特集「共生社会の実現に向けて」2
高齢者虐待の問題について 多々良 紀夫「子ども虐待」を生み出す社会
――今こそ,新たな「共生」が求められる時代 小木曽 宏
No.17(2004年10月刊行)
特集「共生社会の実現に向けて」1
人間は賢い動物か? ――歩き始めた人間の行方 松原 健司生徒の力を引き出すということ
――日本史の学習指導を通じて 小野さゆり
No.16(2004年1月刊行)
特集「青少年の「こころ」を探る」2
「心の闇」の力 小川恵淑徳中学・高校生と『おかげの糸』――青少年の「こころ」を探る 小山優一
No.15(2003年10月刊行)
特集「青少年の「こころ」を探る」1
今どきの学生気質と教育のあり方 岡田匡令淑徳巣鴨生と『おかげの糸』――青少年の「こころ」を探る 松平寛隆
No.14(2002年2月刊行)
特集「現代社会と宗教」2
大学生の宗教意識と宗教教育 磯岡哲也「淑徳の時間」ってどんな教育ですか? 土屋正道
No.13(2002年1月刊行)
特集「現代社会と宗教」1
現代世界とイスラーム復興運動の拡大――グローバル化潮流にひそむ不安 北村文夫私のイスラム史教育 太田守人
No.12(2001年1月刊行)
特集「コミュニケーションの現在」3
親子間のコミュニケーションを考える 萩原 英敏IT時代のコミュニケーション 齋藤 茂美
No.11(2000年9月刊行)
特集「コミュニケーションの現在」2
現代の図書館とコミュニケーション――図書館利用者へのアドヴァイス 源 昌久世代を越えて受け継がれるべきコミュニケーション 入西 貴彦
No.10(2000年4月刊行)
特集「コミュニケーションの現在」1
共生教育としてのボランティア活動 ジグラー・ポール若者文化とコミュニケーションの現在――寂しがり屋の若者達 宮内伸人
No.9(2000年1月刊行)
特集「社会に開かれた教育をめざして――学校・家庭・地域の連携」3
心の教育を考える 新宮 弘識地域における子どもの教育・学習の支援 浅井 経子
No.8(1999年9月刊行)
特集「社会に開かれた教育をめざして――学校・家庭・地域の連携」2
あの時の「今の子ども」は――子どもをめぐる社会の変化とサポートの展望 松本園子地域に開かれた大学をめざして――エクステンション活動と地域 石井元彦
No.7(1999年4月刊行)
特集「社会に開かれた教育をめざして――学校・家庭・地域の連携」1
学校と地域社会との連携――地域に開かれた学校をめざして 守永英輔「子育て支援」のありかたについて――私の保育園利用経験から 安藤 智子
No.6 (1998年11月刊行)
特集「国際化の現在」3
垣間見た南方上座部――東南アジアに息づく"小乗"仏教 大橋久利国際人としての共生――淑徳巣鴨中学・高校における海外体験研修の変遷 高橋真佐子
No.5 (1998年7月刊行)
特集「国際化の現在」2
『世界都市・東京のアジア系移住民』にみる日本の「国際化」 田嶋淳子海外体験研修で学んだこと――淑徳小学校とO・E・Sの交流から 島田 榮
No.4(1998年4月刊行)
特集「国際化の現在」1
私の考える共生論――グローバル化した企業経営との関連において 小林規威世界との親善交流をめざして――淑徳与野高校での海外高校生の迎え方 大熊信治
No.3(1998年1月刊行)
特集「開かれた社会福祉をめざして」2
社会福祉とボランティア 足立 叡介護をめぐる現状と課題 亀山 幸吉
No.2(1997年10月刊行)
特集「開かれた社会福祉をめざして」1
長寿社会への挑戦 坂巻 熙災害と社会福祉 塩野 敬祐
No.1(1997年5月刊行)
「自立と連帯」 長谷川匡俊
単行本
『現代日本における仏教社会福祉事業の歩み(2001~2010年)』長谷川匡俊編(2018年12月)『〈淑徳の時間〉おかげの糸』(第4版)(2017年2月)
『〈淑徳の時間〉おかげの糸』(第3版)(2015年2月)
『〈淑徳の時間〉おかげの糸』(第2版)(2005年2月)
『〈淑徳の時間〉おかげの糸』(第1版)(2002年2月)
『淑徳の時間テキスト』(2001年3月)
『「宗教(建学精神)」カリキュラム開発の研究報告書』 (1998年6月)
『長谷川良信 語録』 (1998年5月)
『ブラジル南部在住日系人の意識調査報告書』(1990年7月)
『長谷川良信の宗教・教育・社会福祉』 (1988年7月)
- ° Simpósio/Seminário Brasil-Japão Sobre Deficientes Mentais.(1985年12月)
『長谷川良信選集』(上・下) (1973年3月)
『近代日本仏教社会事業の研究 ―長谷川良信とマハヤナ学園―』(1970年3月)
関係書(研究所が編纂に携わったもの)
『戦後仏教社会福祉事業の歴史』法藏館(2007年5月)『戦後仏教社会福祉事業史年表』法藏館(2007年5月)
『長谷川良信全集』(全4巻)、日本図書センター (2004年5月)
『随縁随想 ―仏教・社会事業・教育―』 (1977年11月)