学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
小学校教員として自分らしさを
発揮できる子どもたちを育てたい
内定先 千葉県(小学校教員)
渡邉 悠望さん
総合福祉学部 教育福祉学科 学校教育コース 4年生(2023年取材時)
福島県立光南高等学校 出身
学校教育と児童福祉が学べる教育福祉学科を選択
小学校の頃、自分らしさが出せずに悩んでいた時に寄り添ってくれた担任の先生に憧れて、教員をめざすようになりました。淑徳大学の教育福祉学科を選んだ理由は、学校教育の分野だけでなく、児童福祉の側面からも教育について学べるからです。学校現場には、さまざまな環境で育ち、多様な特徴を持つ児童がいます。一人ひとりの児童に寄り添い、より充実した教育を実践していくための学びや技術を身につけたいと思い、入学を決めました。
4週間で子どもたちの成長を実感し、実りある教育実習に
印象に残っている授業は、4年次の「初等教育実習」です。教育実習前の学習を行ったあと、地元である福島県の小学校へ実習に行きました。4週間の実習を通して一番感動したことは、子どもたちの成長です。実習当初は、集中力が続かずにノートがうまく取れない子どももいたのですが、そうした子どもをなんとか授業に巻き込んでいけないかと思い、板書だけでなく物を使って説明するなど、興味を持ってもらえるよう試行錯誤しました。その結果、4週間後には授業で一生懸命手を挙げてくれて、「先生書いたよ」とノートを見せに来てくれたことがとてもうれしく、子どもの成長を実感しました。
子どもたちの「できた」「わかった」という日々の成長を感じ、自分は教員として彼らに何を与えることができるのかを考えながら実習に取り組むことができました。先生や子どもたちからの「ありがとう」や「良い先生になってね」という言葉は私の宝物です。
「利他共生」の精神を胸に、子どもたちと未来に向かって学び続ける
教員採用試験に向け、2年次から対策講座に参加しました。本格的に始動したのは3年次の終わり頃からです。試験では個別面接と模擬授業があり、同じ目標を持つ仲間と互いに教え合ったり共有したりしながら練習や対策を行いました。本番当日も「頑張ろうね」と励まし合えたことで安心し、落ち着いて試験に取り組むことができました。
今後の目標は、学校教員の一員として、自分らしくのびのびと生きる子どもたちを育てていくことです。私が小学校の頃に自分らしくなれるよう寄り添ってくれた先生のように、自己肯定できる子どもたちを育てていきたいです。淑徳大学で学んだ「利他共生」の意識を持ち、学級づくりや道徳教育の推進に力を入れ、子どもたちと未来に向かって学び続けていきます。
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