センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

日本の近現代史を追究し歴史の知識を未来の社会に活かしたい

趙 言午尊さん
人文学部 歴史学科 4年生(2022年取材時)
留学生 中国 出身
趙 言午尊さん01

日本の文化と歴史への興味から東京にキャンパスのある淑徳大学に留学

日本のアニメーションやゲームに興味を持ったことから、日本の大学への留学を決意しました。なかでも歴史は、いちばん学びたい分野。そこで、歴史を深く学べる「歴史学科」への進学を希望しました。淑徳大学を選んだのは、文化の中心・東京にキャンパスがあることです。また、少人数制でフィールドワークが充実していることも魅力的でした。
 
入学後は、すぐにキャンパスライフに溶け込めました。クラスメイトや先生方が親切で、楽しみにしていたフィールドワークも数多く体験できました。たとえば、横浜中華街へ歴史調査に行ったり、寺院での勉強会に参加したりなど、歴史を肌で感じながら学びを深めています。
 
また、オープンキャンパスに学生スタッフとして参加し、高校生と中国将棋(シャンチー)をして異文化交流を楽しむこともあります。駒の使い方やルールが日本の将棋と異なることも知り、国によって文化が違うことを実感したひと時でもありました。
趙 言午尊さん02

地域に残る歴史に想いを馳せ中国と日本の関係を実践的に学ぶ

キャンパスのある板橋区は、戦争時に空襲の被害を受けた地域でもあります。フィールドワーク中には、戦時中からこの土地で生活をしている方に当時の話を聞くこともあり、その度に歴史の大きな動きを感じずにはいられません。
 
こういった生きた学びを通して、日本の近現代史にますます探究心が芽生えています。現在執筆している卒業論文も、「中国における反日主義の存在と意義」をテーマに選びました。具体的には、日本と中国の教科書を読み比べて教育方針の違いやその影響を分析。そして、中国と日本は今後どのような方向へ歩んでいけばよいのかを考察していきます。この研究は大学卒業後も、大学院に進学して続ける予定です。
 
将来は、メディア関連の仕事に就くことを希望しています。歴史から得られる知識や知恵は、未来のためにも活用できるはずです。また、近年は情報伝達が紙からインターネットに移行しています。SNSなどの新しいメディアの可能性を探り、未来の社会やビジネスがどのように変容していくのかを追究していきたいと考えています。

失敗を恐れずに何事にも果敢にチャレンジしてほしい

中国から日本に留学し、これまでになかった習慣や文化にふれるようになり、日々、驚きと発見を繰り返しています。日本での経験の足りなさから、すぐには受け入れられないことや、失敗したこともたくさんありました。しかし、いつの頃からか、その失敗を楽しんでいる自分がいました。

一度失敗してもそこで終わりではないですし、大学進学は一つのスタートラインに過ぎません。何度失敗しても失敗から学び、最後に笑えれば良いのです。皆さんも、何事も恐れずに果敢に挑むことのできる精神を持ってほしいと思います。東京キャンパスで、入学をお待ちしています。