センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

心理学×教育の専門分野を追究しスクールカウンセラーになりたい

進学先 淑徳大学 大学院
佐藤 萌音さん
総合福祉学部 実践心理学科 4年生(2022年取材時)
福島県立白河旭高等学校 出身
佐藤 萌音さん01

多彩な専門領域を学びながら充実感と達成感を味わう日々

中学生の頃から、スクールカウンセラーになるのが夢でした。淑徳大学を選んだ決め手は、オープンキャンパスで受けた模擬授業。学校に馴染めない生徒を主人公にした絵本を使い、その登場人物の気持ちを想像する授業で、自分が知りたいことがたくさん詰まっていたのを感じました。
 
入学後は、新しいことを学ぶことが嬉しくて、常にわくわくしていましたが、学べば学ぶほど自分の可能性が広がると実感するようになりました。2年次の「心理学基礎実験」は、私が経験したことのない量の課題をこなしました。毎週、これまでに発表されている実験研究を自分たちで再現し、結果を分析してレポートを作成します。最初は「絶対にできない」と思っていたのですが、先生方の手厚いサポートや仲間同士の励まし合いもあり、1年後には難なくこなせるようになったのです。
佐藤 萌音さん02

子どもたちと触れ合う実習を経て将来像を具体的に描けるように

3年次には、入学前から楽しみにしていた「障害児臨床実習」を履修。障がい児の施設で1年間を通して同じお子さんとふれあい、成長の過程を間近で見ることできました。私が担当したのは、小学2年生のお子さんです。歩行時にバランスを崩しやすかったので、体幹を鍛えるためにトランポリンを活用し、「連続で100回飛べたらいいね」と目標を立てました。その後、練習を重ねて見事に目標達成。このとき、とても嬉しかったのを覚えています。
 
年次を追うごとに将来の夢が具体的になり、4年次の「心理実習」では自分の将来を改めて考える機会となりました。実習先は、病院、介護施設のほか、心理関連の専門施設などさまざまです。どの現場でも心理職の方々の誇りや信念に共感し、とてもやりがいのある職業だと痛感しました。実習を通して子どもの教育に関連する分野への興味がさらに高まり、スクールカウンセラーという夢がより明確に見えてきたのも強く印象に残っています。

「学校の息苦しさ」をテーマに大学院でも研究を続けたい

数々の学びを経て、4年間の集大成となる卒業論文は、「中学校における生徒の居場所づくり」をテーマに掲げました。学校は、いわば閉鎖された空間です。「学校の息苦しさ」を解消するには、どのような場所や仕組みが必要なのか。その答えを探るために、多数の大学生に中学時代の状況をインタビューし、その結果を分析しました。
 
今後もこの研究をさらに続けたい。また、より専門的な実習にも挑みたいと考え、大学卒業後は淑徳大学 大学院に進学します。そしてゆくゆくは、公認心理師と臨床心理士の資格取得も成し遂げたいと思っています。
 
これまで私を育ててくれた淑徳大学は、学生一人ひとりがそれぞれの専門分野に熱中できる大学です。授業以外にもボランティア活動の機会も多く、夢が具体的であればあるほど未来の選択肢も増えていきます。やりたいことをたくさん見つけて実践すれば、充実した大学生活になるはずです。