学生の想い、卒業生の想いを聞きました!
わからない心を理解するために
相手の立場で考える傾聴力を養う
内定先 アインホールディングス (医療事務職)
総合福祉学部 実践心理学科 4年生(2024年取材当時)
アクティブで幅広い学びの機会が魅力
目には見えないけれど、心の在り方は一人ひとり違います。私は対話を通じて人の心を理解し、サポートできるスキルを身に付けたいと思い、大学で心理学を学ぶことにしました。淑徳大学を選んだのは、総合福祉学部の中に心理学科があることで、一般的な心理学だけでなく福祉の視点から、社会が抱える課題解決に有意義な学びを得られると期待したからです。1年次からゼミ活動が始まり、少人数で研究に取り組めることや、大学院の研究対象なので学部では経験できない心理検査を実施できるなど、実践心理学科の名称の通りアクティブな学びの機会がたくさんあることが、入学の決め手になりました。1年次はコロナ渦のため、学生同士の交流が制限されていましたが、龍澤祭実行委員会に所属してネットラジオの企画・運営に携わり、学内のネットワークを広げることができました。
「心は読めない」という前提に衝撃を受ける
1年次に心理学概論の授業を初めて受けた時に、先生から「心理学を学んでも心が読めるようにはならない」と言われて、大きな衝撃を受けました。心理学は人の心はわからないという前提のもとに、わからない心を解き明かして、理解するための学問なのです。今も忘れられないこの一言のおかげで、正しく心理学を学びたいと改めて思い、真摯に授業に取り組むことができました。実践的な授業の中で、特に印象に残っているのは2年次の「心理アセスメント実習」です。臨床の現場で実際に行われている心理検査を疑似体験することで、検査者として心がけることや、検査を受けるクライアントの気持ちを学ぶことができました。両方の立場を経験すると、視野が広がり多くの発見や気付を得られます。グループワークを通して傾聴力を高められたのも、心理学を学ぶうえで役立ちました。
傾聴力を活用して不安を安心に変えたい
実践心理学科の授業や実習では、「目に見えない心」について、どのようにアプローチすれば理解できるかを追求します。私は学びを深める中で、心を理解するためには、相手の立場に立って考える傾聴という力の大切さを実感しました。相手の話に耳を傾けて、伝えようとしていることの本質を理解する姿勢により 日常生活はもちろんのこと、就職活動においても円滑なコミュニケーションをはかることができました。内定先の調剤薬局において、どんなことも相談したくなる「身近な医療従事者になる」という、これからの目標を達成するためにも傾聴が必要です。傾聴や働きかけの力を活用して、患者様の不安を安心に変えられる医療事務スタッフを目指します。
センパイ!
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