新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大防止に向けた授業の取り組みとして、大学院看護学研究科においても、4月からオンライン授業がおこなわれています。
今回は、老年看護学特論Ⅰ(前期:選択科目)においてWeb会議アプリ「Zoom」を用いたオンライン授業の取り組みをご紹介したいと思います。
【顔合わせ+本時の授業オリエンテーション】

大学院生2名と科目担当教員(田代)に加えて、老年看護領域の教員2名もオブザーバーとして参加し、全5名での授業開始となりました。
まずは、全員の顔合わせと近況報告に続き、本時の授業テーマ、進め方についてオリエンテーションしました。
本時のテーマは、「老年看護学研究の理論そのⅠ」と題して、『サクセスフル・エイジングの概念、活動理論・離脱理論』をとりあげました。
まず、サクセスフル・エイジングの概念・活動理論・離脱理論の考え方を講義形式で解説しました。


その後、大学院生2名による、サクセスフル・エイジングに関連する研究文献のレビューを紹介してもらいました。
また、最後に、「高齢者のサクセスフル・エイジングとは」と題して、全員でディスカッションをしました。
高齢者の幸福な生き方という議論は、個々の方々が過ごした背景によって捉え方が異なり結論は出ないものですが、これまでの経験談等を含めて活発な意見交換が出来ました。
大学院生や教員ともに、今後の自己の生き方にも置き換えて考える時間を持て有意義な授業でした。