センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

歴史学で身につけた社会でも活きる「柔軟な考え方」

内定先 株式会社ヒューマントラスト
武田 美咲さん
人文学部 歴史学科 4年生(2022年取材時)
埼玉県立越生高等学校 出身
武田 美咲さん01

教員のサポートを受けながら
大学生としての基礎を身につける

私は小学校の頃から歴史を題材にしたアニメや漫画が大好きでした。昔の人々の暮らしや文化は、現代に生きる私の目にとても新鮮に映り、大学でも歴史を専攻したいと考えました。淑徳大学 人文学部 歴史学科に惹かれたのは、フィールドワークが充実している点です。史跡や博物館に足を運び、実践的に歴史の知識を深めることができるカリキュラムに魅力を感じ、入学を決意しました。
 
入学後は、歴史学の他にも社会福祉や法律など、幅広い分野の授業を受講。レポートやレジュメ作りに慣れておらず、とても苦労しました。そんなときに助けてくれたのが、先生方です。淑徳大学の授業は少人数制で、相談をしに行くと親身に応えてくれる先生方が多く、助けられたのを覚えています。先生方のアドバイスを受けながらさまざまなレポート課題に挑み、2年に上がるころには、論文を読み解く力や文章力が格段に向上したと思います。
武田 美咲さん02

専門スキルを身につけ研究にまい進
4年次には成績優秀者に選出

歴史学の授業のなかでも印象に残っているのは、くずし字について学べる授業。くずし字とは、古文書や掛け軸などに書かれている、草書体のような文字のこと。当時の資料を読み解くには重要なスキルであるくずし字の読み解き方を学び、すらすらと読めるようになったときは感動しました。
 
3年に上がると、いよいよ卒業論文制作に取り掛かります。私が研究テーマとして選んだのは、「戦国期の忍びと足軽についての考察」です。2つの職業が生まれた背景や共通点などを文献から読み解き、実態を明らかにしたいと考えました。後期には、ゼミの代表として文化祭で卒論の研究発表をすることに。いざ舞台に立ったときはとても緊張しましたが、「人前でこんなに話せるんだ!」と、自分に自信がついた良い経験になったと思っています。
 
そして4年次には、各学期数名しか選ばれない成績優秀者に選出されました。これまでの学びが実を結んだ結果だと思うと、本当に嬉しかったです。

歴史学で育んだスキルを武器に
営業として活躍したい

資料を読み解き、多角的な視点で物事を考察していく歴史学科の学びは、将来営業職として働く上でも大いに役に立つと感じています。営業では多くの人と関わることになりますが、歴史学で培った「柔軟な考え」があれば、その人その人の状況に応じて対応し、提案していくことができるはずだと思います。加えて、レポートや発表を通して身につけた資料制作スキルも上手に活かし、成果を上げていきたいです。
 
大学は、何事も自主的に動かないと何もなせないまますぐに4年間が終わってしまいます。だからこそ、入学するみなさんには、苦手なことにも諦めずに取り組んでほしいです。そうすれば4年生になったとき、過去の自分に「ありがとう」と言いたくなるような成長を実感できると思います。充実した大学生活になるよう、応援しています。