教員採用試験・公務員(保育士)試験結果
2020年度教員採用試験・公務員(保育士)試験の結果が発表されました。現役生から43名(小学校:13名/特別支援学校:25名/養護:5名)卒業生からは44名(小学校:13名/特別支援学校:22名/養護:9名)合計87名、公務員(保育士)試験では延べ23名が見事合格を果たしました。
保育・教職課程センターとキャリア支援センターが連携して、教員採用試験対策講座や教員によるサポートが充実し、昨年度より教員は28名増、保育士資格取得者の3分の1が公務員となり、結果として実を結んでいます。
教員採用試験合格者
現役生・卒業生 | 受験自治体 | 分類 | 合格者数 |
現役生 | 千葉県 | 小学校 | 11 |
特別支援学校 | 24 | ||
養護教諭 | 1 | ||
埼玉県 | 小学校 | 1 | |
新潟県 | 小学校 | 1 | |
福島県 | 特別支援学校 | 1 | |
北海道 | 養護教諭 | 3 | |
岩手県 | 養護教諭 | 1 | |
43 | |||
卒業生 | 千葉県 | 小学校 | 13 |
特別支援学校 | 21 | ||
養護教諭 | 7 | ||
埼玉県 | 特別支援学校 | 1 | |
東京都 | 養護教諭 | 1 | |
国立大学法人付属学校 | 養護教諭 | 1 | |
44 | |||
87 |
特別臨時的任用講師採用
千葉県小学校 2名(卒業生)千葉県特別支援学校 4名(卒業生)
公務員(保育士)試験合格者
受験自治体 | 合格者数 (延べ数) |
千葉県 | 1 |
千葉市 | 7 |
船橋市 | 2 |
印西市 | 2 |
浦安市 | 1 |
四街道市 | 1 |
山武市 | 1 |
旭市 | 1 |
館山市 | 1 |
千葉県 合計 | 17 |
東京都 | 1 |
東京都江戸川区 | 2 |
東京都中央区 | 1 |
東京都北区 | 1 |
東京都足立区 | 1 |
東京都 合計 | 6 |
総計 | 23 |
合格者のメッセージ
採用試験合格者の方々に、合格までの体験談やこれから採用試験を目指す後輩の皆さんへのメッセージをいただきました。全て開く

特別支援学校一種
『日々の積み重ねを大切に!』
安仁屋 帆花(あにや ほのか)さん
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
教員を目指した理由はなんですか?
私が教員をめざしたのは、障がいのある弟の存在が大きかったです。「真似をして」といっても理解できないことや強いこだわりがあり、注意を持続させることが難しかった弟が、文化祭で教師や友達の動きを模倣しながら一生懸命踊っている姿に感銘を受けたことがきっかけでした。私自身、子ども達を支えていけるような教師になりたいと強く思うようになりました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
本格的に試験勉強をし始めたのは、大学3年生の春休みからでした。大学の先生方が対策講座を開講してくださり、それに参加していました。オンライン授業になってからは、先生方が配信してくださった模擬試験の問題を解き、間違えた問題や自分で解いていて微妙であった問題をノートにまとめ、苦手克服ノートを作成し、勉強に励んでいました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
発達臨床研究センターでの実習です。毎週金曜日にセンターへ行き、療育や教材選び、教材作成などを行っていました。大学生の頃から担当の児童を受け持ち、児童の成長を自分の目で見ることができたのは、非常に貴重な経験だと思っております。大変なこともありますが、それ以上に子ども達の変化を見ることや子ども達との信頼関係を少しずつ築いていけることに嬉しさを感じ、充実した日々を過ごすことができたと思っています。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
頑張りすぎて辛くなってしまうこと、勉強が思うようにできずに悩んでしまうこともあると思います。そういったときには、息抜きをすることも忘れずに、自分の時間をつくりながらリラックスすることも大切だと思います。不安なこともあるとは思いますが、周囲にはきっと教員をめざしている仲間がいると思うので、支え合いながら最後まで頑張ってください。みなさんを応援しています。
小学校一種
『無理をしない』
荒井 麻衣子(あらい まいこ)さん
採用免許:小学校一種
採用地:新潟県
その他取得免許状:特別支援学校一種
採用免許:小学校一種
採用地:新潟県
その他取得免許状:特別支援学校一種
教員を目指した理由はなんですか?
最初は、子どもと関わることが好きで、勉強を教えることも楽しいと感じていたことから、教員という仕事をめざしました。大学に来て、様々なことを学ぶうちにその気持ちも強くなってきました。淑徳大学では、特別支援学校の免許も取得できることを知り、初めは教員採用試験においてもプラスになると考えて勉強していましたが、特別支援教育の魅力に気づき、将来は病弱教育に関わりたいと思っています。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
新潟県では、試験の内容がこの数年で大きく変わったので、過去問を解いても不安な気持ちは消えませんでしたが、まずは過去問題集を一冊、一問も間違えないくらいに繰り返しました。何冊も問題を解くよりは、時間や理解度を考えて効率がいいと思います。問題を解けるようになることで、心にもだんだんとゆとりができてきました。大学の先生から、もらった資料をきちんとこなすだけでもいいと思います。広く浅くやるよりは、狭く深くの方が知識も定着すると勉強して感じました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
教員になるための知識もそうですが、経験が全くなかったので、参加できる学校ボランティアなどには積極的に参加しました。私は、通学用バスの介助員やたまごプロジェクト、発達臨床研究センターでの療育などに参加していました。それらに、参加することができて、講義では学べないことが学べるだけでなく、知識として持っている情報だけでは足りないと感じることができました。だからこそ、その知識をつけようという思いで、意欲的に試験勉強にも取り組むことができたと思っています。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
今、みなさんが大学の講義で学んでいることや、ボランティアなどの経験は、将来に必ず活かされます。私は、そのことを今やっと感じることができています。だから、自分がやりたいこと、やっていることに自信を持って取り組んでください。試験に合格しようと張り切っている方や、何をしたらいいか不安を抱えている方など、一人ひとりの試験に対する気持ちは違うと思いますが、無理せず、自分の体調を一番に考えて、勉強に取り組んでください。応援しています!
保育士
『子どもの笑顔のために』
今村 翔太(いまむら しょうた)さん
採用免許:保育士
採用地:千葉県千葉市
その他取得免許状:幼稚園教諭一種免許
採用免許:保育士
採用地:千葉県千葉市
その他取得免許状:幼稚園教諭一種免許
教員を目指した理由はなんですか?
私が保育士を目指した理由は、子どもの笑顔を見ることが好きだったからです。 子どもの頃、私の周りには妹や弟、近所の子どもたちがいて一緒に遊ぶことが多くありました。その中で、自分よりも小さな子どもたちの笑顔を見ると嬉しくなり、将来は、子どもたちを笑顔にできる仕事をしたいなと考えました。大学に入り保育についての学びや実習を経験して保育士の大変さや責任の重さを感じました。しかし、それ以上に子どもたちとの関わりや成長を感じられる保育士という仕事にやりがいと魅力を感じました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
私は早い時期から勉強を進めてきました。2年生のときに模試を受けて多くの知識が必要なことを知りました。先生に勧められた参考書を何度も解いていき、授業や実習での学びを結びつけて知識を深めていきました。苦手分野は暗記カードを作り、繰り返し学ぶことで覚えました。また、実技対策として保育・教職課程センターの先生や保育課程の先生方に模擬面接や模擬保育を何度も見てもらいました。初めは緊張してうまくいきませんでしたが、アドバイスや自分の伝えたいことをノートにまとめていくと少しずつ自然に対応できるようになりました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
部活動と私立保育所でのアルバイトです。部活動は吹奏楽部に所属して4年間活動をしました。部活動で仲間と協力して活動してきた日々は団体活動として大きな経験になりました。私立保育所でのアルバイトでは、朝と夕方の延長保育を行いました。子どもたちの発達や遊び、現場の保育士の関わり方を見ることができ、アルバイトをしながら保育の経験を沢山積むことができました。どちらの経験においても多くのことを学ぶことができ、面接試験でもこの2つの観点からアピールすることが多かったです。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
学生生活の間に多くの経験をすることがいいと思います。勉強だけではなく、ボランティアやサークル活動、アルバイト等、様々なことを経験するとものの見方や考え方が変わってきます。また、子どもとの関わりや手遊び、ペープサート等、保育の引き出しを増やすことも大切だと思います。知っている程度のものではなく、実際に子どもの前でできるものを考えると意外と無かったりします。模擬保育や子どもとの関わりで経験を積み保育の引き出しを増やせると、保育の幅を広げていけると思います。
保育士
『諦めない気持ち』
尾濱 緋菜(おはま ひな)さん
採用免許:保育士
採用地:千葉県浦安市
その他取得免許:幼稚園教諭一種免許
採用免許:保育士
採用地:千葉県浦安市
その他取得免許:幼稚園教諭一種免許
教員を目指した理由はなんですか?
私が小学3年生の時に従妹が生まれ、従妹と一緒に遊んでいるうちに小さい子どもと遊ぶことが楽しいと感じ、子どもとの上手な関わり方に興味を持ったことがきっかけです。また、私は小さい頃からピアノを弾くことが好きだったので、好きなことを活かした職業に就きたいと思ったからです。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
私は学内で行われている就職対策講座に参加していました。講座では友人と問題を出し合いながら勉強し、面接練習は先生方の指導のもと行っていました。コロナ禍になってからは、一人で勉強をしなければならなかったので、自分の中で使用する参考書を1冊決めてノート作りを行い、参考書の問題を繰り返し解いて勉強しました。また、参考書の中でわからない言葉は、大学の授業で使用した教材を参考に、調べて理解できるようにしていました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
私はアルバイトとボランティア活動に力を入れていました。飲食店でのアルバイトを通して接客を行ったことで、様々な世代の方と関わる機会があり、初対面の人と話すことへの苦手意識が無くなったと思います。放課後等デイサービスのアルバイトでは、障がいのある子どもと関わり、子ども一人一人に合わせた援助をすることの大切さを学びました。ボランティア活動では、子どもと活動する様々なボランティアに参加し、子どもと関わる楽しさや難しさを実感しました。アルバイトやボランティア活動を通して多くの人と関わることができ、将来に活かすことのできる貴重な経験ができたと思います。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
勉強をしていくなかで諦めたくなる時や不安な気持ちになることもあると思います。そのような時には、私は「保育士になりたい」という自分の初心を思い出すようにしていました。また、周囲にいる友人と励まし合い、多くの先生方に支えていただいたおかげで乗り越えることができたと思っています。皆さんも不安なことは一人で抱え込むのではなく周囲の人を頼り、仲間と支え合いながら夢に向かって頑張ってください。応援しています。
特別支援学校一種
『教員になる夢に向かって!』
嶋田 遥華(しまだ はるか)さん
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
教員を目指した理由はなんですか?
小学生の頃、学習塾で障がいがある友達と出会ったことが教員をめざすきっかけとなりました。当時、私の通っていた小学校には特別支援学級がなく、その友達の一生懸命諦めずに勉強に取り組む姿に胸を打たれました。この出会いから、特別支援教育について興味を持ち、ボランティアや「ちば教職たまごプロジェクト」を経験して、一人一人に適した支援で子どもの可能性を引き出す特別支援教育の素晴らしさを実感し、携わりたいと思うようになりました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
本格的に試験勉強を始めたのは、3年生の後期からでした。対策講座で頂いた資料は、分野ごとにファイリングし、大事な部分やキーワードとなる部分を穴埋めで答えられるように自分で作成し、暗記をしていきました。 また、参考書や学内模試の問題は、何度も何度も解き直し、苦手な部分を自己分析して確実に答えられるようにしていきました。その日の目標を定めて勉強をしていくことで、モチベーションを上げていきました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
私は、ボランティア活動とアルバイトに力を入れてきました。ボランティア活動では、特別支援教育に関するものをはじめ、障がい者スポーツ大会の運営や小学生との1週間キャンプなど、さまざまなボランティアに参加しました。アルバイトでは、飲食店と発達障がい児を対象とした学習塾のスタッフ、夏休みには小学校の学童でのアルバイトにも挑戦しました。どの経験も自身の視野を広げることにつながっていき、将来に活かすことができると思っています。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
教員をめざすなかで、勉強に力を入れていくことはもちろん大切なことです。しかし、勉強だけではなく、いろいろなことに積極的にチャレンジすることで、自身の強みを見つけることができ、自分がなりたい教員像もだんだんと見えてくると思います。「経験から学ぶ」ということも忘れずに、時間を有効に活用してみてください。己を磨き、自分にしかない取り柄を自信に変えて、教員という夢を叶えてください。応援しています。
養護教諭一種
『1⼈では突破できなかった狭き⾨』
高橋 美響(たかはし みき)さん
採用免許:養護教諭一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許:認定心理士
採用免許:養護教諭一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許:認定心理士
教員を目指した理由はなんですか?
小学生の時に養護教諭の先生に助けていただき、その先生のように心と体の両面を支えることができる教員になりたいと思ったのがきっかけです。学部3年生からは「ちば教職たまごプロジェクト」に参加し、学校現場でたくさんの経験をさせていただきました。その中で、養護教諭は心や体を支えるだけではなく、育てることができる素敵な仕事だと実感することができました。また、ボランティア活動の経験も養護教諭になりたいという気持ちを後押ししました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
学部1年生から対策講座に参加し、採用試験の2次対策は学部3年生から始めました。学部4年生からはセルフレポートということで、ゼミの先生に勉強した内容と写真を毎日報告し、記録をしていました。また、仲間とテレビ電話をしながら勉強することで集中力を高めたり、励まし合ったりすることによって、モチベーションを持続させることができました。試験直前に取り組んだ仲間との一問一答は、知識の定着につながったと思います。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
私が試験以外に力を入れたことは、手話サークルの活動とボランティア活動です。学部3年生の時には全国手話検定試験の準1級を取得し、オープンキャンパスなどでは手話通訳も務めました。ボランティア活動としては、不登校支援ボランティアをはじめ手話やパラスポーツ、子どもキャンプなどのボランティアも行いました。一つ一つの経験が私を成長させてくれたと思います。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
倍率が高いと、心のどこかで受からないのではないかと思ってしまうことがあると思います。私自身もそうでした。しかし、「あなたは絶対に合格する」と言って熱心に指導してくださる先生方がみなさんのまわりにはいます。そして何よりも、互いに高め合うことができる心強い仲間がたくさんいます。そのような先生方や仲間、自分を大切にしながら夢に向かって頑張ってください。
特別支援学校一種
『目標をもって前へ』
洞江 聖守(どうこう せいや)さん
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
教員を目指した理由はなんですか?
私が教員をめざすきっかけとなったのは、小学校でお世話になった恩師の存在です。その先生は子どもの気持ちに寄り添い、努力を認めてくれる素晴らしい先生でした。在学中はもちろん卒業してからもその先生には気にかけて頂いて、色々な報告や相談をしていました。小学生の時には自分が教員になるとは考えてもいませんでしたが、進路を決める時に振り返ってみると、改めて教員という職業がとても魅力的だと感じました。私も、子どもの心の支えとなり、希望を与えられるような教師になりたいと思っています。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
まず1次試験の対策で、千葉県なら主要5科目と教職教養では覚えることが多いので、直前で焦らなくてもいいように早いうちから少しずつ知識を増やしていきました。淑徳大学では2年次から正課外でも対策講座をしてくださるので、それにも出席していました。個人的に気をつけていたことは、メリハリをつけて勉強をすることです。今年はコロナ渦で教育実習が延期となり勉強する時間はたくさんありましたが、時間を決めて集中して取り組むことで質を高めました。最低限の量は必要ですが、「質は量を生む」という言葉を信じて頑張りました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
大学の授業にはしっかりと出席し課題やテストにも真面目に取り組みました。必要ないと感じられるような授業の内容でも、意外なところで知識が生かされる場面がありました。また実家が広島にあるので「青春18きっぷ」で1日かけて広島に帰ったり、派遣のアルバイトをしたりして普段関わることのないような人と話したりすることで、人生経験を増やしました。教員になってから、子どもに伝えられるような話や経験を積んでおくことを心がけました。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
なぜ教員になりたいと思ったのか、初心を忘れずに持ち続けてください。そうすれば「ちば教職たまごプロジェクト」や教育実習などで自信をなくしそうなときにも、前向きに取り組むことができます。また大学ではやりたいと思ったこと、大学生のときにしかできないことをたくさんしてください。広い視野と考え方を持つことができるように、今のうちに様々な社会経験をしておくと、教員採用試験でも、教員になってからも役に立つことがあると思います。教員は頭が良いだけでは務まらない仕事なので、様々な経験から自分の人間性を高められるように頑張ってください。応援しています。
小学校一種
『 自分との戦い 』
原田 怜奈(はらだ れな)さん
採用免許:小学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:幼稚園一種
採用免許:小学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:幼稚園一種
教員を目指した理由はなんですか?
高校生の時に、小さい子どもたちと関わっていたことがきっかけで子どもと関わる仕事に就きたいと思っていました。さらに、バスケットボールチームで教えるボランティアをしていたことや塾講師のアルバイトを通して教えることの楽しさややりがいを感じ、小学校の教員になりたいという思いが強くなったのも理由の一つです。そして、子どもたちが楽しいと思える学校、「分かった」「できた」という嬉しそうな笑顔をたくさん引き出せる学級にしたい、そんな教員になりたいと思ったからです。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
まずは、受験する自治体の問題の傾向や千葉県独自の施策、各法律や各分野について重要な部分をノートにまとめることで知識を増やしました。そして、問題を解きながら分からなかったところにはチェックをつけるとともに、付箋に書き出し間違えた部分だけのノートも作り、後で復習できるようにしました。私は問題を解くことの繰り返しで定着させる方が自分に合っていたので、いろいろな問題集や過去問を解きながら分かったところ、分からなかったところを分析し、確認するようにしていました。小論文はなかなか納得のいく文が書けず、かなり苦しみましたが、先生方の指導や自分でも繰り返し書くことで少しずつ構成がつかめるようになりました。教養の勉強で得た知識は小論文にもかなり活かすことができました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
実際に子どもたちと関わる時間を多く過ごしてきました。バスケットボールチームのアシスタントコーチとして、ボランティアに4年間参加していたのですが、そこでの経験が今の自分にも生きていると感じています。子どもたち自身も多くの葛藤や思いを抱えていて、私はそれを受け止め共感し、同じ目線で考えることを大切にしてきました。一緒に悩み、笑い、泣いた中で、全力で向きあってきたことが私の自信にもなり、共に成長することができたと感じています。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
積み重ねることの大切さを試験勉強を通して私自身も感じました。毎日勉強の繰り返しで苦しくなったり、不安になったりもしたのですが、やはり自分が努力したことは自信になります。私は勉強の記録を手帳に残し、継続して取り組んだことを自分自身で感じられるようにすることでモチベーションを上げていました。また、どんな先生になりたいか、どんな授業をしたいかなどを考えるとワクワクすると思います。その気持ちが1番のエネルギーになります。乗り越えた先の自分の姿を想像して頑張ってください。応援しています。
特別支援学校一種
『 継続は力なり 』
藤井 直子(ふじい なおこ)さん
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市そ
その他取得免許状:中学校保健体育一種 高等学校保健体育一種
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市そ
その他取得免許状:中学校保健体育一種 高等学校保健体育一種
教員を目指した理由はなんですか?
私は生まれつき耳が聞こえません。その為、聾学校に通っていた経験があります。そこで出会った先生が言語や社会性の基礎を教えてくださいました。そのおかげで、公立小学校へ通うことを選択することができました。そこでは手話を使う機会はなく、コミュニケーションの面で苦労するという困難にぶつかりました。そうした環境の中でも乗り越えることができたのは、私自身の何事にもチャレンジするという考え方を尊重し、伸ばしてくださった先生方のおかげだと感じています。新しい環境に飛び出す勇気や失敗を恐れない気持ちを教えてくださった先生のように、生徒の成長と発達を理解し、自分自身の力を信じて挑戦できるようなサポートをしたいと考え、教員を目指すようになりました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
先生方が用意してくれたプリントや参考書を熟読したり、解いたりすることを心がけていました。問題を解いていく中で正答率の低かった問題から、自分の苦手分野が見えてくるようになります。その部分を自分なりの言葉に変えてノートにまとめていました。1次試験の範囲が広いので、勉強をするにつれて不安になっていくと思いますが、不安になったら先生や友達に相談してみてください。最初の模擬テストでは5割程度しか取れなかったのですが、地道に勉強を続けることである程度の点数が取れるようになっていました。点数を取るために暗記することも大事ですが、問題の系統や解き方に慣れることも1つの方法だと思います。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
ノートテイク実行委員会、部活動、サークル活動、ボランティア等のたくさんの活動に積極的に参加してきました。その中でも頑張ったことは手話です。手話を始めた理由は大学入学後、同じ聴覚障がいのある友達や先輩たちが手話でいきいきと会話している様子を見て、手話を身につけることで人の話がより深く理解でき、言いたいこともスムーズに伝えられると感じたからです。実際に手話を身につけて良かったと思う場面が多くあります。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
教員をめざす皆さんに伝えたいことは自分に合った勉強法を見つけた上で学内模試や外部模試を積極的に受けて欲しいなということです。模試は勉強の成果を試す場でもありますが、時間配分を身につけられるよう全部受けることを心がけてきました。ペーパーテストは限られた時間で行われます。その為、「前半の問題に時間を使い過ぎて途中でタイムアップ」「解けるはずの簡単な問題を残してしまった」という時間配分ミスをしてしまう事がありました。時間配分を失敗すると一気に得点率が下がります。そうならないためにも模試試験を受ける機会があれば積極的に受けてみて下さい。教員を目指す皆さんの事を応援しています。
特別支援学校一種
『 自分らしいやり方で 』
保々 拓海(ほぼ たくみ )さん
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
教員を目指した理由はなんですか?
子供の頃から「何か人の役に立つ仕事がしたい」と考えていました。その中で特別支援学校教員をめざしたきっかけは、大学2年生の夏に始めた放課後等デイサービスのアルバイトで、子供たちが様々な困難を抱えていることを知ったからです。子供が活動できるように自ら支援の仕方を考え、1人の子供が「できた」と言いながら笑顔で作品を見せてくれたことが非常に嬉しかったです。支援をすることにやりがいを感じ、間近で子供の可能性や成長を感じることのできる教員になりたいと思いました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
コロナ禍での勉強だったため、自宅学習がメインでした。初めは先生から頂いた過去問を自力で3回解きました。問題で間違えたところはマークをし、何回間違えたかわかるようにしました。春の対策講座が始まったら、午前中は先生方が開いてくださった講座を受け、午後はその復習と次の日の予習に当てていました。専門科目が定着し始めたら、教職教養の参考書を購入し、勉強を始めました。時々友人とテレビ電話で問題を出し合ったり、解説をし合ったりしました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
学業とアルバイトの両立です。授業では出席や課題の提出など当たり前のことはもちろん行いますが、大事なところはメモをする習慣をつけるようにしました。アルバイトでは放課後等デイサービスで、子供との関わり方について学びました。子供一人一人のニーズに合わせた支援や、言葉かけを自分なりに考えて実践しました。学生生活の貴重な時間は楽しむことも大事ですが、自分の将来を見据えながら何かに一生懸命に取り組むことも大事だと思います。教員をめざす後輩たちへのメッセージをお願いします!
全員に同じ時間が与えられる中で、計画的に行うことをオススメします。頑張りすぎず、周りの人と比べず、自分のペースを保って取り組んでみてください。気分が乗らない時は、無理に頑張らなくて良いと思います。自分だけのリフレッシュ方法を見つけ、身体を休めることも大事です。だからこそ、焦らず計画的に、そして辛い時は同じ目標に向かって頑張っている仲間や、支えてくださる先生を頼ってください。あなただけの強みを生かし、あなたが描く理想の教員になれることを願っています。
養護教諭一種
『 猪突猛進』
山崎 日奈子(やまざき ひなこ )さん
採用免許:養護教諭一種
採用地:岩手県
採用免許:養護教諭一種
採用地:岩手県
教員を目指した理由はなんですか?
悩んできたことや苦しかった経験を子どもたちのために活かしていきたいと思ったからです。高校生のときに人一倍悩みが多かったのですが、そのときに養護教諭の先生や多くの先生たちに支えられました。「自分もこんな素敵な先生になりたい」と思ったことはもちろんですが、私自身の悩みや苦しんできた経験は同じように悩める子どもたちの支えとなれるのではと思い、心身の健康を見守る養護教諭をめざしました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
私は時間をかけて覚えていくタイプなので3年生の4月からは勉強を始めて、12月頃には基礎を一通り固めていました。その後からは、応用問題やローカル問題などひたすら過去問を解いて色々な問題に触れました。特に養護教諭の問題はただ知識を叩き込んでも問題の出し方や文章によって意味合いが変わったり、幅広く出される問題が多かったりするので、どんな問題でも、どんな出し方をされても対応できるように対策はしっかり行いました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
母校の高校で一年間、保健室のボランティアをさせていただいたことです。机の上での勉強だけではわからない部分を養護教諭の先生に直接質問をしたり、子どもたちの現状を把握したりして、とても勉強となる機会でした。それと同時に一人で保健室を経営することの大変さや、子どもたちの訴える不調を的確に判断することの難しさも実感しました。現場に出る前に、養護教諭の立場を経験させていただくことは貴重だったと、今では思います。教員を目指す後輩へのメッセージをお願いします
私は「今年受からなかったら教員は諦める」というくらいの気持ちで努力をしたので、後悔のない一年半でした。「絶対に受かるぞ」と思ってやることも大切ですが、「やり切ったから後悔はない!」と試験後に思えるくらい努力をすることが合格に結びつくと思います。後からもっとやればよかったと思うくらいなら、燃え尽きてしまうくらい努力をする方が、絶対に最後は気持ちがいいです。(笑) 努力しすぎて後悔することはないですよ!!
特別支援学校一種
『 両親の背中を追って』
渡部 日向子(わたなべ ひなこ )さん
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
採用免許:特別支援学校一種
採用地:千葉県・千葉市
その他取得免許状:小学校一種
教員を目指した理由はなんですか?
父が高校、母が特別支援学校の教員であったため、幼い頃から教員という職を身近に感じていました。毎日生き生きと仕事をしている両親を見て、私も自然と教員をめざすようになりました。特別支援学校の教員を本格的にめざしたのは大学1年生の時です。大学の先生方の話を聞いて特別支援教育に魅力を感じ、ボランティアや「ちば教職たまごプロジェクト」を通して、特別支援学校の教員になりたいという思いが強くなりました。採用試験に向けどのように勉強しましたか?
先生方が開講してくださる対策講座は毎回参加し、そこで出された問題を繰り返し解いて確実に覚えるようにしていました。今年はコロナウイルスの関係で学校にいくことができなかったため、友人と電話をしながら一緒に問題を解いたり確認をしあったりしていました。自立活動の区分などの暗記項目は、自室の壁に貼って常に見ることができるようにしていました。また、2次試験前はオンラインで開講された対策講座に参加し、様々な先生に面接練習や模擬授業練習などを見ていただきました。そこでいただいたアドバイスはノートにまとめて面接前に読み返しました。学生生活で採用試験以外に力を入れたことはなんですか?
大学1年生から車いすバスケットボールの学生実行委員会に所属し、大会の企画・運営に携わりました。当日の大会運営だけではなく、企業への後援や協賛の依頼、体験会の企画・運営、チームとの連絡調整等をすべて学生が担うため大変なことも多くありましたが、同じ実行委員のメンバーや選手のみなさん、協力してくださる先生方や千葉市の方々のおかげで楽しく活動することができました。教員を目指す後輩へのメッセージをお願いします
試験が近づくにつれて勉強するのが辛くなったり、どうしようもなく不安になったりすることもあると思います。そんな時は一人で抱え込まずに周りの友人や先生をたくさん頼ってください。勉強はもちろん大切ですが、息抜きの時間も必要です。皆さんが試験当日に全力を尽くせるよう祈っています。
保育士
『 自分らしいやり方で 』
綿引 生(わたひき しょう )さん
採用免許:保育士
採用地:東京都(福祉Ⅱ類)
その他取得免許状:幼稚園教諭一種免許
採用免許:保育士
採用地:東京都(福祉Ⅱ類)
その他取得免許状:幼稚園教諭一種免許