センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

特別支援学級の担当教員となり一人ひとりの可能性を広げる教育を

宮崎さん
総合福祉学部 教育福祉学科 学校教育コース 2年生(2022年取材時)
十文字高等学校 出身
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障がいのある子どもたちと想いを共にさまざまな経験したい

小学校のときに、放課後学童クラブで特別支援学級の子どもたちと過ごしたことから、教育福祉分野を学びたいと思うようになりました。障がいのある・なしに関わらず、子どもたちに楽しいと思ってもらうにはどのような工夫が必要なのかを、子どもたちと一緒に過ごしながらたくさんの気持ちを共に味わっていきたいと考えたのです。
 
淑徳大学を選んだ理由には、特別支援学校教諭の採用数が全国の「大学ランキング」1位になったことが挙げられます。また、ボランティア活動も活発で、2年次には教員をめざす学生のほとんどが学校ボランティアに関わっているほどです。私自身も週1回の頻度で特別支援学校に通い、授業の補佐役として子どもたちをサポート。外国語の授業ではゲームや歌も取り入れて、一人ひとりの興味の度合いに合わせて進めていくことを体験しました。
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ボランティアサークルの活動で地域の子どもたちとふれあう機会も

ボランティア活動については、サークルでも積極的に行っています。「ともいき」というサークルでは、地域のお祭りや大学の学園祭で射的や綿あめといった出店運営ほか、募金活動を実施。また、「手話サークル たんぽぽ」にも所属し、現在、手話も勉強中です。学園祭で手話ソングを披露したこともあり、その際には受付係として公演を支えました。

ボランティア活動を通して実感したのは、これまで出会ったことのないような立場・価値観を持つ人と関わり、自分自身の視野が確実に広がったこと。より柔軟な考え方ができるようになったり、これまでにない達成感を味わったりなど、自分の成長に大きくつながる経験をたくさんすることができました。

経験豊富な先生から学んだ子どもたちとの向き合い方

現在、注力している授業は「図工」です。自分は不器用なので、凝った技法などはできないからと、どのように子どもたちへ指導したらいいのか想像が付かずに不安に思っていましたが、先生方の丁寧な指導によりさまざまな表現方法に挑戦。そこで感じたのは、難しい技法にこだわらなくても、自分の個性を表現できる方法はたくさんあるということ。同時に、こういった発見や楽しさを、子どもたちに今後ももっと教えていきたいと考えるようになりました。

授業中に先生からの一言でハッとしたことがありました。その言葉とは、「障がいがある人とない人の違いは何でしょう」というシンプルな問いかけでした。私は最初、自立に関する質問だと思い、どう答えるべきなのかを考えました。しかし、学びを重ねるなかでたどり着いた答えは、「本当にただ、障がいがあるかないかの違いだけだ」ということ。子どもたち一人ひとりと真摯に向き合うことの大切さも再確認できました。

私も先生方のようになりたいという想いは募る一方です。これからも夢に向かっていっそうの努力をしていきたいと闘志を燃やしています。