センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

お客様の「作る」に寄り添い感動を届ける印刷のプロをめざす

ヨシダ印刷株式会社 東京生産部 東京生産企画課勤務
浪江 勇気さん
人文学部 表現学科 2020年卒
豊島学院高等学校 出身
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幅広い表現に触れ表現力がアップ
創作意欲の尽きない大学生活

私は幼い頃から本が好きで、読むだけでなく自分で小説を書いていました。大学でも自分の創作スキルや表現力を磨きたい、同じ志を持った仲間の表現に触れ自分の表現の幅を広げたい。その想いから表現学科への入学を決意しました。

入学後は、他の学校にはないカリキュラムで表現力を高める日々。なかでも、1年次の必修授業「創作表現技法Ⅰ(演劇)」で、演劇の脚本制作に取り組んだことは印象に残っています。SF風のダークな物語を執筆し、その脚本が投票の結果採用され、発表会で上演されたことはいまでも自分の誇りです。ほかにも脚本家やライターなど第一線で活躍するプロから学ぶ授業が多く、自分の表現力を段階的に高めることができたと思います。それまで、どこか影のある話を書くことが多かったのですが、コミカルなものや明るい物語にも挑戦するようになるなど、授業を通してジャンルの幅も広がりました。

卒業制作では、群像劇の小説を執筆。設定作りに悩むこともありましたが、教授からアドバイスをいただきながら書き上げました。個性豊かな表現を持つ仲間と知識豊富な教授陣に囲まれ、創作意欲の尽きない刺激的な4年間を過ごすことができました。
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有志で立ち上げた文芸サークル
同人誌制作を通して見つけた進路

2年次には、授業外でも創作に打ち込める場所がほしいと感じ、友人たちと有志で「淑徳文芸サークル」を立ち上げました。サークルでは、お互いの作品を持ち寄って批評したり、同人誌を作って大学祭で発表したりと精力的に活動。同期や後輩たちと高め合いながら作品作りに励んだ時間は、今もかけがえのない思い出のひとつです。

そんな私は現在、印刷会社で働いています。進路を決めたのは、本や紙媒体が好きという理由はもちろんですが、サークルで同人誌を作成し、仕上がった作品を手にした時の感動をお客様にも届けたいと思ったから。そのなかでもヨシダ印刷は、お客様の「作りたい」という思いに親身に寄り添いながら、ものづくりをしている点に惹かれました。

現在は、営業を通じてお客様の要望を伺い、印刷方法の提案から印刷、加工、納品までの工程管理を行っています。入社後に担当した印刷機のオペレーション業務で培った経験と知識を生かし、用紙や加工など、最善の提案をするために日々奔走しています。お客様と直接かかわることはあまり多くはありませんが、自分の提案が役立った時の嬉しさはひとしお。今後もさらに印刷知識を深め、さまざまな要望に応えることができる営業になりたいです。