センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

「先生のクラスで良かった」と思われるような学級づくりをめざして

川越市立高階西小学校 勤務
谷口 莉緒さん
教育学部 こども教育学科 初等教育コース 2022年卒
埼玉県立朝霞高等学校 出身
谷口 莉緒さん01

授業や実習を通し、
教員としての実践力を身につけた

教員をめざすようになったきっかけは、小学6年生のころ。厳しくも、親身になって一人ひとりに寄り添ってくれる担任の先生の姿を見て、自分もこんな小学校の先生になりたいと考えるようになりました。
 
淑徳大学へは、オープンキャンパスでの雰囲気や教員採用試験対策が充実している点が決め手となり入学。入学後は、自分の夢を叶えるために学修に打ち込みました。なかでも印象に残っているのは「事例研究」の授業です。学校現場で起こりうる問題を想定し、解決策や適切な対応について仲間と議論しました。授業の最後には先生方からアドバイスをいただき、教育現場における実践力を身につけることができました。
 
また、1年次から学校現場を経験できる「学校インターンシップ」でも、多くの学びを得ることができました。大学では学べない教員の実際の業務内容や子どもたちとの接し方を早くから知ることができ、現在教員として働く私にとって有意義な経験となりました。
谷口 莉緒さん02

子どもたちとの絆を深め、
授業に挑む姿勢を学んだ教育実習

教育実習では、熱心に授業を聞いてくれる子どもたちの姿が印象的でした。なかには警戒心が強い児童もいたのですが、気持ちをしっかり聞いてあげるなど、真摯に接することで徐々に心を開いてくれるようになりました。その生徒が最終日に泣きながら「先生ありがとう」と言ってくれたことは、今でも心に残っています。

実習の最後に行った研究授業は、大学で学んだ指導案の書き方を活かして挑みました。参観に来てくださった実習担当の先生から板書の分かりやすさを褒められたのですが、同時に「子どもたちの発言を拾ってあげて」とアドバイスをいただきました。その時の私は授業を進めることで精一杯で、生徒の発言を活かした説明ができていなかったのだと実感。教育実習で学んだ「児童の発言を尊重する」という視点は、今でも強く意識しています。

1年目から担任として勤務
忙しくもやりがいを感じる日々

現在は、小学4年生の担任として勤務しています。1年目で分からないこととも多いのですが、1日1日を乗り越えるために精一杯取り組んでいます。

具体的には、授業はもちろんのこと、朝の会や休み時間、掃除の時間など、常に児童の様子を観察し、1日を通して学習・生活指導を行っています。また、放課後に事務作業をしたり、休みの日に教材研究したりと、業務に限りはありません。それでも児童から「来年も先生のクラスがいい」と言ってもらえたときは本当に嬉しく、教員としてのやりがいを実感しています。これからも児童と信頼を築き、「先生のクラスで良かった」と思ってくれるような学級をつくりたいです。