センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

強化クラブ・剣道部の主将として部活も学業も文武両道でやり遂げた

齋藤 輝さん
コミュニティ政策学部 コミュニティ政策学科 4年生(2022年取材時)
足立学園高等学校 出身
齋藤 輝さん01

剣道を続けるために考えた
自分らしい部活動への向き合い方

3歳の頃から剣道に打ち込んできた私は、大学でも剣道部の活動を続けることを希望していました。志望校選びの際に考えたのは、「全国的な強豪校に入学して、大会出場をかけて部内でしのぎを削り合いたいか」。それとも、「団結力やチームワーク重視のクラブに所属して、チームを引っ張る存在になりたいか」。考えた末に後者を選択し、淑徳大学に入学しました。
 
淑徳大学の剣道部は部活優先ではなく、学業優先を謳っています。剣道と勉強の両立をめざすために、練習日は週4日間。強豪校に比べると活動時間は短いのですが、時間を有効に使いながら練習に励んでいます。
 
4年次には主将を任され、部活動の運営にも取り組みました。主将は、大会への出場手続きや他大学との練習試合の調整のほか、金銭面の管理も行います。また、チームをまとめる役割があるので、メンバーの意見を良く聞くことも大切だと実感しています。そのため、普段からミーティングの時間を取り、そのうえで具体的な指示を出すことを心がけました。
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「サービスラーニング」や「ゼミ」で
地域の自治体や企業と課題解決に挑む

剣道に注力する一方で、コミュニティ政策学科の学生としてさまざまな地域の課題解決に向けた学びにも取り組んでいます。学科には「サービスラーニングプログラム」など特徴的なカリキュラムもあり、地域や企業、自治体と連携して実践的な活動を数多く展開しています。
 
ゼミでは千葉市と連携して、地域の子どもたちに政治への興味を持ってもらうために小学校で模擬選挙のイベントを開催しました。また、千葉市長をはじめ自治体や町内会の方を大学にお招きし、地域の課題や改善点を討論する機会も多くあります。
 
そのなかで特に印象に残っているのは、地元の町内会の方との意見交換です。これは、少子高齢化が加速しているなか、「どうしたら町に若者が増えるのか」「若い世代の意見を聞きたい」との声が挙がったことから実現したもの。地域の現実的な課題を深く知るとともに、若者の意見に価値があることも分かり、とても有意義な時間となりました。

やりたいことを突き詰めれば
それは全て未来につながる

剣道の世界ではよく、「守破離(しゅはり)」という言葉を使います。修行の成長段階を示すこの言葉は、学業においても大切だと痛感しています。
 
「守」は高校生までに先生方から学んできた内容で、今でも自分のベースとなっている部分です。また、「破」は、大学生になって自ら探究心を持って取り組んだもの。自ら練習や勉学に励み、自分ならではのやり方を模索する姿勢を表したものだと思っています。最後の「離」は、スキルを得て巣立っていくことです。つまり、道場や大学から離れて世に広く広めていくことだと捉えています。
 
剣道と学業から得たもの全てを活用して、卒業後は社会に役立てたいと考えています。みなさんも、やりたいことをあきらめずに悔いのない大学生活を送ってほしいと思います。