センパイ!
学生の想い、卒業生の想いを聞きました!

表現は想いを伝える手段の一つ
人の心に響く「表現力」を磨く

倉澤 夏樹さん
人文学部 表現学科 3年生(2022年取材時)
足立学園高等学校 出身
倉澤 夏樹さん01

自分の色を自由に出せる大学で「相手に届く表現」を追究したい

もともと人前に立つことが得意だったわけではないのですが、高校時代に生徒会長を務めたことから、「自分から発信するスキル」が鍛えられてきたように感じていました。また、何かを発信する際は単に言葉を並べるのではなく、表現として相手に届く方法でなければいけないことも痛感していました。
 
表現力は社会に出てからも業種・職種を問わず活用できるスキルです。そして、社会に役立つ働きをするためには、多くの人を納得させられる説得力が必要となるはずです。自分の意思や意見を、自分の言葉で表現できる人材になりたい。そう考えて、私は表現学科を志望しました。オープンキャンパスに参加したところ、学生一人ひとりの個性が豊かなことと、明るく強調性のある校風が印象的だったのを覚えています。「淑徳大学は、自分の色を出していける大学だ」と確信し、入学を決意しました。
倉澤 夏樹さん02

コロナ過には仲間と共に演劇のオリジナル作品をつくり上げた

「自分から発信するスキル」を強く意識した経験の一つに、仲間と共に演劇作品を自主制作したことがあります。きっかけは、クラスメイトの一人が1年次の必修科目「創作表現技法(演技)」で発表した脚本をリメイクしたこと。彼女からの呼びかけで有志が集まり、作品づくりが始まりました。
 
コロナ禍だったこともあり対面で打ち合わせするのが難しい状況でしたが、相談しなければならないことはたくさんあります。配役や演出、舞台監督などの役割分担もオンラインを中心に連絡を取りながら決めていきました。
 
作品づくりを通して感じたのは、メンバーの誰一人が欠けてもこの作品は生まれなかったことです。全員が同じゴールを見据え、各自の役割をしっかりと果たしたからこそ、表現が成立したのだと強く思いました。また、完成後の充実感もひとしおで、今後も新しいことに果敢に挑戦していこうという意欲が芽生えました。

業界第一人者からの直接指導とグループワークで多様な表現を模索

表現学科の授業の良さは、さまざまな表現についてそのジャンルの第一人者から直接指導を受けられることです。たとえば、作詞家の先生からは歌に込めた想いやその言葉を選んだ理由、歌詞を考えるシチュエーションなど、多彩な角度でお話を聞くことができました。作品づくりの裏側にある人生観や作品に対する想いなどを知ることができるので、授業のたびに大きな刺激を受けています。
 
また、グループワークが多いのも、表現学科の特長の一つです。クラスメイト同士でお互いの作品を評価する機会もあり、「このシーンは不要なのではないか」「こういうアイデアはどうだろう」などの意見を自由に出し合います。このプロセスは作品の良さと欠点を客観視することにつながるので、将来、表現のプロになったときにも必ず役立つはずです。
 
今後もさらに多彩な表現方法を学んでいきます。卒業後、「自分の表現」を活用してどのような職業に就くのかは現在模索中ですが、多方向にアンテナを張ってさまざまなチャレンジを重ねていきたいと考えています。