7/13オープンキャンパス(放送表現コース)

第二回オープンキャンパスの放送表現コース体験授業では、スタジオに24名の高校生と8人の父母を迎えて行いました。授業のテーマは、「1枚の写真から、想像力豊かにカメラの前で1分間話す」です。その写真は「笑顔あふれる2人の女子大生がテキストを片手に校舎を出ていく」といったものです。どんな物語を話してくれるのか、楽しみです。

 

時間の関係で代表者8人に前に出てきてもらい話をしてもらい、そのビデオを見て、「どこが良かったか、どこを直せば良いのか、結局何を言いたかったのか。」などを私が講評しました。

 

実は1分間という時間は長いのです。因みに「基本的なニュース1本の時間は1分」です。1分あれば「起承転結」が話せるのです。一番短く話を終えた人は25秒でした。一番長い人は1分。(あまり話が長いので1分経過したところで途中ですが、私がストップを入れました)。8人の平均タイムは40秒でした。「1分」という時間の感覚は、自分では分からないのですが、これも経験を続けていけば「体内時計」で大体1分という感覚が分かるようになってきます。

 

さて話のポイントはここです。まず、何を言いたいか明確にして話を終えなければなりません。ただ時間を埋める話では、人は聞いてくれないのです。そして話の前ふり、つまりイントロで「人の心を掴む」インパクトある言葉を用意できるかどうか。いきいきとはっきりと明るい声でゆっくり話せば、人は耳を傾け向けてくれます。何人かの生徒はそれが出来ていました。

 

また写真をもとに、「女子大生の表情、持っていたテキスト」といった話を膨らませ、詳細に描写したことがより説得力につながり、結論のある大変素晴らし話をしてくれた学生もいました。

 

色・数字・キーワードはとても重要です。また一方的に決めつけるのではなく、バランス良く物事をとらえ外連味なく素直に話すことが基本です。その為には、普段から世の中の流れ、社会の動きに敏感になっておく必要があります。さて次回は7月27日「憧れの声優になってみよう!」です。乞うご期待!

実際に授業で使った写真です。ワンシーンから作り出すストーリー。皆さんも挑戦してみてください。みんなの前で発表。ビデオカメラの前で発表。緊張しますが、いい経験です。 私が全体の講評をして楽しい(?)1時間の体験授業は終了です。

 

 

 

 

(放送表現コース担当教授、松永二三男)

2021年10月

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