歴史学科の2年次生24名は、10月9日(金)に板橋区郷土資料館で古文書読解のフィールドワークをしてきました。
その内容については、以前このブログでお知らせしたとおりです。
今回のブログは、このフィールドワーク後の学びについて。
フィールドワークは歴史的な遺跡や博物館など、現地で学ぶことを中心とする学習プログラムですが、ただ現地に行って「ハイ、終わり!」ではありません。
自分たちが何を学んできたのか、あるいは現在自分が身につけている知識や技術のなかで、足りないところはどこなのかを確認する作業が必要なのです。
この確認作業を「歴史調査実習」という科目では、グループごとのプレゼンテーションというかたちで行っています。
各グループとも、講義当日までにパワーポイントで報告内容を作成。
プレゼンテーションを聞いている学生も、自分たち以外のグループがどのようなことを学び取ってきたのか、熱心に耳を傾けています。
報告終了後には、「ルーブリック」と呼ばれる評価用紙を用いて、各グループの報告を学生自身が採点していきます。
講義終了時には、担当教員から「全体的にまだまだ足りない部分が多い」との厳しいコメント。
インプットした事柄をアウトプットすることは、そう容易なことではありません。ただ、だからこそこうしたことを大学で学んでおく必要がある。
今回の講義をとおして、このことを学んで欲しいと考えています。