2015年5月27日、NHKの国際放送「NHKワールド」で、杉原麻美准教授が担当する「文芸作品研究Ⅳ(執筆の技法)」の授業の模様が放映されました。
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/newsroomtokyo/aired/20150527.html
※PCやスマートフォンで視聴可能
同番組が、米ニューヨークで活躍する日本人漫画家ミサコ・ロックスさんを特集するなか、ミサコさんの淑徳大学での特別講義が取り上げられ、授業風景や学生との交流場面が紹介されました。
収録は5月20日の2限目、2年生が選択科目で学ぶ『執筆の技法』のなかで、ミサコさんを特別ゲスト講師に迎えました。授業テーマは「webに対応した原稿作成」、ミサコさんの特別講義を受けて、学生がwebのインタビュー原稿、紙媒体の原稿と2種類の媒体の原稿を書き分けるというもの。まず杉原准教授が、「取材前の事前リサーチ」「掲載メディア・企画の確認」「取材の切り口と想定質問」について講義。その後に登壇したミサコ・ロックスさんが、30分にわたり熱い口調で学生に語りかけました。
(授業をするミサコ・ロックスさん)
小学校6年生のとき、ハリウッド映画に憧れて絶対にアメリカに留学すると心に決めたというミサコさん。留学を経ていったんは帰国。米国で働く夢が捨てきれずに人形師を目指して再渡米するも、挫折して一時期はホームレス生活も経験。その後、努力の末に漫画家デビューするまでの実体験から「好きからすべてが始まる」「待っていても何も始まらない」と語りかけると、学生はくいいるような眼差しで聞き入りました。
(下書きせずにあっという間に完成した漫画にも感動)
授業後にNHK取材班から感想を求められた女子学生が「自分の好きなことを追い求め続ける姿に感動して、涙が出そうになった」と眼を潤ませる場面も。最後は、ミサコさんが学生一人ひとりをハグして励ましてくれ、大変な熱気のなか撮影が終了しました。
(授業終了後に学生が感想をコメント)
こうした授業風景が、英語によるNHK国際放送を通して全世界に配信されました。
(文責:表現学科教授、野村浩子)