皆さんこんにちは、人文学部歴史学科1年の山口清香です。
私たちは3月10日に森田喜久男先生引率による日光街道フィールドワークを行いました。
天気にも恵まれ、絶好のフィールドワーク日和です。
午前10時に地下鉄三越前駅に集合しスタート、旧日光街道本通りを進みまずは十思公園へ向かいます。
ここには、都の指定有形文化財である石町時の鐘や伝馬町牢屋敷跡遺跡があり、
また、吉田松陰終焉の地でもあります。
ここで素敵な出会いがありました。
通りすがりの方が、近くの建物に牢屋敷の模型があることを教えてくれたのです。
これは森田先生も知らなかったらしく、せっかくなので模型も見に行きました。
模型とともに説明書きもあり、牢屋敷内の構成や慣習など分かりやすい展示でした。
教えて下さった方に感謝すると同時に、地図やガイドブックには載っていない場所を
見つけるのもフィールドワークならではだと感じました。
次に、問屋街を抜け浅草橋へ。
学生がバイクの落とし物を拾うといったハプニング(?)もありましたが、
浅草見附跡や郡代屋敷跡に立ち寄りました。
そして、浅草文庫があった榊神社や旧浅草蔵前の天文台跡、
日本武尊伝承に関係すると思われる鳥越神社などに寄りながら歩を進めます。
スカイツリーやアサヒビールのモニュメントが見え、
12時30分頃に浅草観音示現の地である駒形堂に到着しました。
ここで1時間のお昼休憩をとり、午後1時30分から再び出発です。
今戸橋跡や山谷堀公園を通りながら、午後まず向かったのは待乳山聖天。
東部随一の眺望の名所といわれ、江戸時代は行楽地として人気だったようです。
近くにある今戸神社へも訪れました。今戸焼発祥の地として知られ、良縁を呼ぶ招き猫も人気です。
そして、新選組の沖田総司終焉の地という説もあります。
その後、小塚原回向院で吉田松陰や鼠小僧の墓、瑞光石のある素戔雄神社を巡り、千住大橋へ。
いよいよフィールドワークも大詰め。問屋の配置図やいたるところに置かれた屋号の書かれた板を
見ながら、ゴールの千住宿本陣跡碑へ向かいます。
…が、ここでハプニング。
ゴールがまったく見つからない(汗)。
北千住サンロード商店街の歓迎アーチの下にあるのですが、意外と碑が小さくしばらく右往左往。
見つけたときは、思わずほっとしました。
無事にゴールし、午後4時頃に現地で解散しました。
今回は日本橋から北千住まで約10.5㎞の道のりを歩き疲労感でいっぱいでしたが、
知らない場所を教えてもらったり、目的地が見つからなかったり(笑)と
自分の足で巡ったからこその経験をすることが出来ました。
企画してくださった森田先生、ありがとうございました!