オープンキャンパス 体験授業(放送表現コース)

7月27日(日)に行われた第三回オープンキャンパス放送表現コースについてお伝えします。今回のタイトルは「憧れの声優になってみよう!」

 

北は岩手・宮城などの東北、関東からは栃木・群馬、首都圏の埼玉・千葉・神奈川それに東京。さらに東海から静岡・愛知、さらに九州・宮崎など、全国から総勢54名の学生に父母29名合計83名が5-4講義室に集合しました。

 

今回の体験授業は、文学座の俳優・声優の清水明彦さんが分かり易く実演を交えながら「表現者の心構え・声優の仕事への取組み」を披露しました。

さあ、いよいよ洋画のアテレコ・声優に挑戦です。

家族団欒のシーンがスクリーンに出てきました。登場している三人娘が一人、また一人と消えていきます。母親は霊能者で彼女の会話がメーンでストーリーが展開します。会場から娘役の三人、両親役の二人をジャンケンで選出、画面を見ながら挑戦してもらいました。家族の状況についてみんなで共通の理解をします。それから「声の距離感」について清水さんから説明を受けました。「誰に、何を、何故、どんな思いで話すのか。声の量は?家族の位置関係と感情の起伏はどう?」中々、奥が深い!

1回のリハーサルで直ぐに本番です。緊張しながらも「代表選手たち」は想像力を発揮し、思い切って役に挑戦しました。

 

この日は同じく文学座の演出家で本学表現学科特命教授の望月純吉先生が参加し、状況理解の大切さを説き演技を付けてくれました。

     

60分の体験授業を終えて清水さんが言っていました。「学生の目が輝きだしていくのが分かり、ある種の手応えを感じた。私自身、学生たちから何か大切なものを頂いたような気がする。こちらこそいい機会をもらって感謝します。」

 

他人の前で自分をさらけだすなんて、恥ずかしくて出来ないと考えがちですが、新しい自分を作り出すには「その恥ずかしさ」を乗り越えなくてなりません。みんなで、この難題を乗り越えていきましょう。さて次回の体験授業は8月24日「憧れのナレーターになってみよう!」です。多くの参加者を待っています。

 

放送表現コース教授/松永二三男

2021年10月

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