夏休み中にもかかわらず、最も多く大学に来ていたのが、演劇サークルの学生達。週に2日は、3階のフリースペースから、熱心に稽古する声が聞こえてきていました。
オリジナルの脚本で配役オーディションを行い、役割分担もできたようで、台本読みにも力が入ります。
また、夏休みの最後には「創作表現技法(演技)」の授業を担当いただいている望月先生の稽古場を訪ねました。プロの方々の稽古を目の当たりにし、さらに自分たちの稽古に厳しさが増したようです。
時には、演じきれない自分自身に悔し涙を流したり、意見が合わず雰囲気が悪くなったり・・・など楽しいことばかりではないようですが、それも「演劇」に対する「熱い」気持ちがあるから。それを乗り越えていけるパワーがこのサークルからは感じ取れます。これらの経験が、学生達一人ひとりを成長させているのだと思います。
「公演を成功させたい!」という思いは、ひとつ。全員が同じ目標に向けて努力している姿自体が見ている私にとっては、舞台のようです。
11月の公演で、多くの方に賞賛され拍手をいただいている笑顔の学生達の姿が、練習風景の向こうに見えます。その日が楽しみです。
表現学科教授:白寄まゆみ