歴史学科 丸の内フィールドワーク第2弾

こんにちは。歴史調査実習の担当教員森田です。


丸の内オフィス街のあちこちに昔の建物が残されています。

 

雨の中、私たちは、日本工業倶楽部会館、明治生命館、

そして第一生命館を訪問しました。

 


日本工業倶楽部会館は、戦前から日本経済を牽引してきた

実業家の集う組織、経団連や経済同友会の産みの親とも言うべき

日本工業倶楽部が置かれている建物です。

 

室内の豪華なインテリアにも目を奪われましたが、

何よりもそこが歴史の舞台となったことを

学生諸君はその目で確かめることができました。

 

工業倶楽部の調査部には、近代日本の経営史に関わる

貴重な史料が残されています。

 

















明治生命館は、日本の敗戦後、米極東空軍司令部が置かれた場所で、

戦後の日本の占領政策の方針を検討する対日理事会が実施されました。

 

第一生命館はマッカーサー元帥の執務室が置かれた場所です。

 


これらの場所に立って学生諸君は改めて戦後日本のたどった

歩み、近現代史の重要性を実感したことと思います。

 

丸の内は、いろいろな意味で日本のたどってきた歴史を今に

伝えています。なぜ、この地が東京大空襲であまり大きな被害を

受けていないのか、といった重要な問題も浮かび上がってきました。

今後、誰かに卒論で取り組んでもらいたいテーマです。

 

ご多忙のところ、私たちの対応をしていただいた方々に

心よりお礼の言葉を申し上げます。スーツの着こなし方など

就活の心構えまで教えてくださって、本当に

ありがとうございました。




2021年10月

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