拓本で遊ぼう!

淑徳大学の人文学部は去年から始まった新しい学部です。歴史学科では、東京キャンパスのある前野町の皆さんに、歴史学科の存在を広く知っていただきたいと願っています。そのための試みとして、近くの小学校に声をかけ、夏休みに拓本教室を開きました。名付けて「拓本で遊ぼう!」です。

拓本は考古資料を調査する方法の一つです。今回は縄文土器の拓本をとってみることにしました。この拓本教室は、考古学研究会と教職サークル「師道塾」とのコラボで、学生が主体となって事前準備から行いました。縄文時代の生活を調べたり、土器に模様をつける縄を作ってみることから始まり、拓本の練習をして手順をパネルにまとめたり、説明用のパンフレットを作ったりと大忙し。でもその甲斐あってパネル、パンフとも力作ができあがりました。前日にはリハーサルも行い、準備万端整いました。あとは当日を迎えるだけ(ドキドキ)。

当日は前野小学校の生徒さんが来てくださいました。まずは縄文時代の生活を分かりやすく説明します。それから縄を粘土に押しつけて、縄文土器の模様の付け方を体験しました。そしていよいよ実際に縄文土器の拓本をとります。学生から拓本の説明を受けて、小学生のみなさんも真剣に取り組みました。とても上手にできましたよ。「縄で模様をつけていると知って、よく考えたなと思った」「紙が破けないかとドキドキしたけれど、うまくできて良かった」など、感想をよせてくれました。ありがとうございました。

拓本教室は初めての試みでしたが、無事に終えることができました。学生のみなさん、お疲れ様でした。来年も頑張りましょう。

2021年10月

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