歴史学科 石川県輪島市で古文書調査を実施



皆さんこんにちは、人文学部歴史学科3年で田中ゼミのゼミ長をしている小野秀哲です。
私たちのゼミは9月3日~6日に、石川県輪島市にある曹洞宗大本山能登總持寺祖院に行き、古文書の調査をしてきました
この調査は、明治大学名誉教授で、現在淑徳大学客員教授をつとめている圭室文雄先生のご指導で、2001年に開始されました。
私たちは、もちろんこの調査に参加するのは初めてです。

 

一言で古文書といっても筆書きのものだけではなく、昭和期の活字化された文書から赤や青などが入ったカラフルな文書までさまざまなものがありました。
中には白紙で未使用のものまで紛れ込んでいてびっくりしました。もったいない…(笑)

 

 

 

 

古文書調査では、初めに、古文書を入れる中性紙封筒に史料名や年代などをそれぞれ記入し、項目ごとにナンバリングしました。
史料が途中で途切れていたり虫食いが激しかったりしたものが多く、大学で見てきたものとは比べ物にならないレベルでとても苦労しました。

 

 

 

 

 


次に、記入した古文書の情報を番号順に紙に起こし、史料目録を作成しました。
この作業をしていたとき、ほぼ一日中座布団に座っていたので足腰が少々痛くなりました(笑)

 

 

 


最後に中性紙封筒を項目ごとにケースに入れ、保管する蔵へと運びました。
私たちで調べた古文書の数が全部で1000個を越えたと聞きとても驚きました。

 

 

 

 

 


今回の古文書調査は数多くのことを学ぶことができ、大学生活に残る貴重な経験となりました。
大学生の私たちを厚くもてなしてくれた總持寺祖院の関係者の皆様、一緒に調査した圭室先生をはじめとする先生方には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 


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